関脇以下
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/03 23:35 UTC 版)
白鳳真二(はくほう しんじ) 技と力を備えた正統派力士。入幕した時に太刀風から「これで大相撲も10年は安泰」と言わしめた。9月場所前に、女性を助けるためにヤクザとケンカして病院送りにしてしまい、協会から謹慎処分を受けていたが、9月場所の四日目から復帰する。喧嘩に関して播磨灘は「ワシが理事長なら永久追放」と私見を述べていた。アニメでは播磨灘相手に善戦するも、徳俵を利用して投げを打とうとしたところ播磨灘に逆襲され敗北、「何が白鳳時代の幕開けだ」と一喝される。初場所では親方から、心の枷を外し本来の姿に戻るように言われかつて新弟子時代に見せた凶暴な本性を思い出し、以前とは打って変わってヒールに転向し殺意を前面に出すも呼び戻しで土俵に頭を直接打ち付けられ敗北し、播磨灘に誓約をさせられる。7月場所で、十番勝負に挑む前に土俵上で天山に強引に半殺しにされ、意識不明に陥る。 天山元栄(てんざん もとえい) 福井県出身。大学相撲でタイトルを総なめにし、幕下付け出しでデビュー。初土俵時には既に24歳であり、入門に反対していた両親が死去するのを待つ形で大相撲の土俵に上がることを待望しており、正式に入門する前から山藤親方に稽古づけられていた。初土俵から4場所連続全勝優勝で、強烈な突きを武器にわずか8か月で入幕を果たした。九州場所前に、山相撲で播磨灘と対決するはずだったが、師匠の山藤親方に制止され実現に至らなかった。九州場所の十四日目で無敗のまま播磨灘と対戦し、一本背負いで肩を脱臼し敗れ、「幕下以下」と罵倒される。その後、雷光部屋へ押しかけ入門し、打倒播磨灘のために播磨灘と本気の相撲を続け、播磨灘の呼び戻しをまともに受けたため背骨を痛め初場所は休場した。初場所の途中で完治をし千秋楽前夜に太刀風から稽古を頼まれ、播磨灘返しの練習台となって首を痛める。極端な無口で、何を考えているのか分からない男。打倒播磨灘以外への興味関心が皆無で、周囲の恩義に感謝することもなく、ホームレス同然の風体になろうとも意に介さない。 十番勝負編では播磨灘相撲道場に入門して稽古を行いつつ大相撲の本場所もこなし、7月場所編では立合いの当たりで失神させた白鳳を無理やり起こして呼び戻しで故意に首から落として負傷させる非情さも見せた。十番勝負を前にして山藤から竹刀で叩きのめされつつ引き留めを受けるも結局は破門同然の形で播磨灘との大一番に挑む。「立合いは三役」と播磨灘に評されていたが敗北の悔しさに泣き出したところ播磨灘から「まさかガキやったとは」と切り捨てられ、大雨の中で一人号泣した。 凄ノ尾(すさのお) 播磨灘と初土俵と入幕が同じという同期の桜であり、播磨灘と同じく初土俵から2年で新入幕を迎えた実績の持ち主でもある。播磨灘の長所短所を知っている。首を太くするために頭を生木に打ち続け、骨のように硬くなった額のコブがトレードマーク。九州場所編では場所中より脳卒中が疑われていた播磨灘について「先場所播磨灘に敗れはしたが奴に楔を打ち込んだ」と記者に語るなど自信を持っていたが、播磨灘に敗れた後「凄ノ尾改め犬ノ尾とせい!!」と四股名返上を迫られた上に足で砂をかけられる屈辱を味わう。初場所編では播磨灘との取組で倒れる間際に際に、担当行司曰く「掠っただけで血が出て明らかに殺すつもりだった」張り手を見舞われたたが、失神したところで「逃げたな」と酷評され「命が惜しいのなら土俵に上がるな」「マゲを切って田舎へ帰れ」と罵倒された。 玄海太郎(げんかい たろう) 北道山の弟弟子。福岡県出身。昔は、九州では名の知れた暴れん坊だったが、北道山の鬼のシゴキで、ぶちかましを武器に「壊し屋」の異名を取る実力派力士となった(不良時代の姿も叩きのめされるところも回想シーンで描かれた)。そのため、関取になった今でも北道山を「大将」と慕う。それは、北道山が綱を返上してからも決して変わることはなかった。北道山が横綱だった時は、露払いを務めた。苦悩する北道の付き人につくことを申し出、怒鳴りつけられたこともある。9月場所では「波のり玄海」とアナウンスされるほどの好調を引っ提げて播磨灘に挑むが秒殺。敗北後は北道山に「流し目をくれやがって」と叩きのめされた。以後、「播磨灘に勝つまでは口をきかない」との願をかけてそれを守り続け11月場所の7日目に播磨灘に臨むが、またも秒殺され、負けた瞬間に声を出してしまい、播磨灘から「願掛けするなら一生しゃべらないとしろ」と嘲笑われた。初場所では北道山との稽古によって負傷していたため休場しており、片目に眼帯をかけていた。 八幡悠介(やはた ゆうすけ) 紫電海の後輩。柔軟な体ゆえに「ナマコ」という異名をとる元学生横綱。北道山とは同門である。常に茫洋とした表情で掴み所がなく、何があっても表情や感情を表に出さず、いったい考えているのか分からないその性格は、先輩の紫電改や秩父親方からも呆れられるほど。学生結婚した妻がいる。自身の所属する部屋の親方の秩父親方からは、角界に50年近くいるがこんな奴は見たことが無いと言われており、八幡のことを「とてつもない大物」か「とてつもない大馬鹿」と発言している。 初場所の三日目に甲斐の山が休場したため、急遽播磨灘と初顔で対戦。取り組みが決まった夜や取り組み前の朝も普段と変わらない様子であり、播磨灘と土俵で相対してもその表情は変わらず、善戦し結果は敗れはしたものの、相撲を見ていた愛宕山からは「たいした奴」「凄いの」と評価され播磨灘からも「マシな力士や」と、自らは他の力士を平然と罵倒する中で唯一褒めた力士。「播磨灘十番勝負編」では、1週間ほど前からファックスで天気予報図を何度も取り寄せて入念に天気を確認し、土俵が濡れ、十分に踏ん張りが効かなくなるよう七日目の大雨の日を選び播磨灘に挑んだ。だが、「自分の強みをさらに増すための策」がかえって播磨灘の強みを引き出す結果となってしまい、敗北する。本人は妻に「10トンダンプ車が戦車になった」と語った。 十番勝負前夜では「播磨灘を倒したら除名されても謝り倒して帰参し、横綱になる。」と秩父親方に語っていたが、勝負が終わると、求人広告誌を片手に帰宅してそのまま廃業した模様。 モデルは旭富士。 竜鵬(りゅうほう) 立田海部屋の新入幕力士。愛宕山親方をして「久々に抜き身の男に会った」と言わしめたほど頑固で向こうっ気が強い。100キロ程度の体躯でありながら200キロの力士を吊り上げるほどの背筋力を誇る。昔、土砂崩れで倒壊した自宅の下敷きになった父親を救えなかった悔恨から、吊り一本にこだわっている。愛宕山は北道山に預け鍛えさせる。十番勝負の九日目に播磨灘に挑戦する。 竜雲哲史(りゅううん てつし) 愛宕山部屋の部屋頭で小結。口先だけはうまく、自分より立場が上の相手には慇懃に振る舞いあるいは調子を合わせ、下の人間には、たとえ先輩であっても「ただの関取」と露骨に見下し横暴にふるまう二面性キャラ。播磨灘との対戦前に大食い対決し、引き分ける。その後11月場所初日にて、ちゃんこ長を務める付け人を賭けた取り組みでは、播磨灘に通常であれば仰向けに倒れる二枚蹴りで腹から落とす、という普通はあり得ない決まり手予告を受ける。土俵際に追い詰められ途中までは耐えるも、心の弱さを露呈し、同じ負けるにしても播磨灘の予告を外して負けようと自ら膝をつこうとしたため播磨灘の怒りを買い、捨て身ののど輪も通じず、本当に二枚蹴りで腹から土俵に叩きつけられた上「それでも力士か」と侮辱され、理事長にも「脂の乗った舌を切るか、部屋を出ていけ」と、事実上の廃業通告を突きつけられる。アニメではその前に弁解し「殺すか殺されるかと言ったのはどこのどいつだ!」と罵られる。が、その後も現役を継続し、竜鵬登場時に稽古場に姿が見られる。十番勝負編での一門連合稽古では「力を付けた」と親方衆に評された。 修羅ノ海(しゅらのうみ) 上位に強く、下位に取りこぼす上位キラー。内掛け一本を極めようとする職人タイプ。11月場所四日目に播磨灘に挑み播磨灘にも内掛けで挑んだが「お前の内掛けは技ではなく芸や」「二度と客に見せるな」と酷評され敗れた。 モデルは安芸ノ島。 竜剣(りゅうけん) 北道山の弟弟子の一人。初場所初日に播磨灘に挑み、結婚直後の播磨灘に罵詈雑言を飛ばして挑発するも、裏目に出て右腕を折られ、土俵に突き倒され敗北。気絶したところを播磨灘に強引に西の花道に投げられ担架で運ばれ、狼狽しているところを北道山に一喝される。 立山(たてやま) 関脇。横綱となった播磨灘の最初の相手。「凶器を仕込んでいるのではないか」と疑われるほど分厚く包帯を巻いた手による張り手が得意技。大関だった兄弟子が播磨灘に星の貸し借りを断られ、大関から陥落したために逆恨みをしている。初場所では白鳳戦で負傷し休場する。 モデルは板井圭介。 津軽山(つがるやま) 全勝宣言をした播磨灘の三番目の相手。汗で滑らせ隙を作ろうとするも、全く通じず粉砕され、播磨灘からはカエル呼ばわりされた。初場所では紫電海戦で腕を負傷し休場する。 三ツ岩(みついわ) 播磨灘に対する捨石の刺客として選ばれた力士の一人。極端に無口な性格。大酒飲みで、馴染みの店ではツケで飲食しているが、未だに勘定を払ったことはない。四つ相撲に適性を持ち、元は横綱・大関になれる逸材と言われながらも適性に反して突き押しの指導を課したことで自分の特徴をスポイルさせた師匠の育成の影響から伸び悩んでいた。怪我で腰を痛める前は播磨灘や大江川とも五分以上の成績を残している。 初場所の四日目に播磨灘に挑み播磨灘との対戦前に羽後親方に啖呵を切り、鉄の球を四六時中握って密かに鍛え続けた自分自身のスタイルである手四つの型で挑むも両腕を砕かれる。播磨灘に負けて「親を親と思わん者は破門だ!」と足蹴にされた。播磨灘戦後、自身の意固地さを見抜けなく育て方を誤ったことを認めた羽後親方から今後の精進次第と言われるも親方の前で自らマゲを切り廃業。その後馴染みの店で酒を飲み、「勘定は必ず払う」と宣言した。その際プロレス転向の話を出されるが「知らん」と答えている。 甲斐の山(かいのやま) 相撲巧者と言われる力士。播磨灘が息を吐いた頃合を見計らって取り組むも、あっさりと倒された。初場所では序盤で負傷して休場する。 松島(まつしま) 前頭。白鳳と同門。二枚目で爽やかで謙虚な優等生。作中では珍しく播磨灘を尊敬している力士。九州場所では張り手を連発され、整った顔を原型を留めないほどに腫れ上がらされて敗退。その後も爽やかかつ礼儀正しく振舞ってはいたものの、一人密かに悔し涙を流していた。 武乃富士(たけのふじ) 前頭筆頭。大横綱・武蔵富士の息子。弱冠20歳ながら横綱と戦える位置まで辿り着いた。九州場所にて播磨灘と対戦したが、張り手1発で不様に敗れた。 大朝日(おおあさひ) 愛宕山部屋所属の関取。眉間に大きなほくろがあるために「大仏」と呼ばれていた。出稽古にて播磨灘と対戦した際にぶちかましでほくろを潰され完膚なきまでに叩きのめされる。 維新竜(いしんりゅう) 玉嵐の弟弟子。幕内最軽量で、トンボをきる(バック転)ほどの身軽さが売り。大関の時の播磨灘に勝利している。播磨灘の足を取って持ち上げたが、その足を大きく振られてトンボを切らされた上、落ち際に突っ張りを食らって吹っ飛ばされた。敗戦後玉嵐に叱責される。 モデルは維新力。
※この「関脇以下」の解説は、「ああ播磨灘」の解説の一部です。
「関脇以下」を含む「ああ播磨灘」の記事については、「ああ播磨灘」の概要を参照ください。
関脇以下
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 02:29 UTC 版)
元関脇・安美錦には30勝19敗と勝ち越している。 元関脇・豪風には14勝13敗と拮抗している。琴奨菊の大関昇進後は5勝3敗。 元関脇・嘉風には25勝7敗と勝ち越している。 元関脇・栃煌山には22勝20敗と拮抗している。 元関脇・豊ノ島には27勝13敗(不戦勝1、不戦敗1を含む)と相性は良い。優勝した2016年1月場所では唯一の黒星をつけられた。同期デビューだったこともあり、序ノ口、序二段で梶原(当時)に優勝をさらわれ、十両昇進も豊ノ島に1場所越されている。 元小結・時天空を苦手としており、7勝16敗と大きく負け越している(但し、大関昇進後は3連勝している)。 妙義龍には13勝13敗(不戦勝1を含む)と不戦勝を除けば負け越している。 明徳義塾高校の後輩・志摩ノ海には初顔から5連敗するなど1勝6敗と苦手にしていた。
※この「関脇以下」の解説は、「琴奨菊和弘」の解説の一部です。
「関脇以下」を含む「琴奨菊和弘」の記事については、「琴奨菊和弘」の概要を参照ください。
- 関脇以下のページへのリンク