性能と特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/20 16:06 UTC 版)
「トライデント (ミサイル)」の記事における「性能と特徴」の解説
トライデントC4は射程延長が最重要ではあったが、ラファイエット級などのポセイドンC3を使用している戦略ミサイル原潜への搭載が考慮されていたため、弾体の大型化による射程延伸を図ることはできなかった。 そのため燃料搭載量を増加して射程延伸を図ることになり、対策として弾頭数をポセイドンC3の14発からC4では8発に削減した。代わりに弾頭をポセイドンC3で搭載していた核出力50 ktのW68から核出力100 ktのW76に変更することにより威力を確保している。 またポセイドンC3では1段目と2段目が燃え尽きる寸前、所定の速度に達した時点でガスを前方に噴出し、速度の増加を防いでいた。これはロケットモーターの微妙な推力の違いによる、速度のばらつきを抑えるための処置であったが、トライデントC4では完全に燃え尽きるまで使用することとした。ロケット自体もポセイドンC3から1段増やし3段(制御用を含めると4段)とした。 こうした改良により燃料搭載量を増やし、1500km程度の射程延伸をすることができた。 その他にトライデントC4では、発射後ミサイル頭部からエアロスパイクと呼ばれる突起が出ることにより、ブースト段階での空気抵抗を減らし射程の延伸に一役買っている。
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性能と特徴
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「トライデント (ミサイル)」の記事における「性能と特徴」の解説
トライデントD5は基本的形状はほぼトライデントC4と同様だが、重量は倍近くになっている。弾頭数もトライデントC4では最大8発だったのに対し、トライデントD5はポセイドンC3と同じ14発になっている。弾頭の威力も増加しており、トライデントC4では核出力100 ktのW76だったのに対し、トライデントD5では核出力475 ktのW88を搭載可能となっている。ただし、実際に搭載する弾頭数は第一次戦略兵器削減条約(START I)により8発、モスクワ条約により4または5発に制限されている。 トライデントD5は大型化により射程がトライデントC4の約1.5倍の約6,000海里(約11,000km)となり、アメリカが保有するICBMで一番射程の長いミニットマンIIIより1割短い程度となっており、太平洋・大西洋・インド洋のほぼどこからでも旧ソ連圏を射程に収めることができる。 CEPは90m前後と言われている。この数字はICBMで最高クラスの命中精度を誇るピースキーパーとほぼ同等の値であり、この高精度により報復攻撃として都市を攻撃するだけでなく、先制攻撃として敵ICBMサイロを攻撃することも可能である。さらにGPSを併用して命中精度を高める計画もあり、実際の実験も行われたが、現在のところ実用化はされていない。
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性能と特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/21 17:23 UTC 版)
「MiG-29 (航空機)」の記事における「性能と特徴」の解説
同時期にスホーイ設計局で開発されたSu-27と形状が似ているのは、ともにTsAGI(中央流体力学研究所)の研究結果を取り入れたためである。外見的に大きく異なるのはその大きさで、前線空軍での局地的使用を想定したMiG-29は簡素・小型であり、防空軍での長距離使用を想定したSu-27は複雑・大型である。武装や燃料搭載量は当然大型のSu-27の方が優れており、特に燃料搭載量の少なさはMiG-29の欠点となっている。
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性能と特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/04 22:06 UTC 版)
「だいち」シリーズは高分解能と広域観測幅と連続撮像可能時間の両立が特徴であり、このうちレーダ衛星はLバンド合成開口レーダのPALSARシリーズを搭載することで、Xバンドなどの帯域を使用する他のレーダ衛星と比べて効果的に植生を透過して地盤や地殻変動を観測することができる。先進レーダ衛星は新技術のデジタルビームフォーミングSARが採用された新型合成開口レーダのPALSAR-3を搭載することで「だいち2号」からさらに高性能化する。「だいち2号」は分解能1m×3mのスポットライトモードでの観測範囲は25km四方であったが、先進レーダ衛星では35km四方の観測が可能となる。また「だいち2号」では分解能3mの高分解能モードの観測幅が50kmであったが、先進レーダ衛星では同分解能で200kmの観測幅が可能となる。さらに「だいち2号」では分解能100mの広域観測モードの観測幅が350kmであったが、先進レーダ衛星では分解能25mで700kmの観測幅が可能となる。前例のない高分解能と広域観測幅の両立が実現することで、高分解モードによる日本全域観測が「だいち2号」では年4回しかできなかったが、先進レーダ衛星では年20回(2週に1回)できるようになる。 また先進レーダ衛星には「だいち2号」に引き続いて船舶自動識別信号受信機(AIS)が搭載されており、合成開口レーダと協調観測することで海洋監視の任務も担う。新型AISの「SPAISE3」には混信域対策が施され、船舶過密海域での船舶の検出率が「だいち2号」に比べて向上する。
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性能と特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/09 03:01 UTC 版)
アポロ時代 車種:Clark-Cortez製造モーターホームを改造 開始:1967年、アポロ7号 終了:1975年 現在;ケネディ宇宙センターの展示場であるビジターコンプレックス内の Apollo/Saturn V Center に展示 STS-7、STS-8ミッション時代 車種:Itasca Suncruiser M-22RB 備考:スペースシャトルで増えた宇宙飛行士を輸送するため使用された。それ以前は、NASA Crew Transport Vehicles(右図)が使用された。 STS-9、最後のスペースシャトルミッションSTS-135まで 車種:エアストリーム・エクセラ モーターホーム 1983年モデル 現在:ビジターコンプレックスに展示 アストロバンII 車種:エアストリーム・アトラス(メルセデス・ベンツ・スプリンターシャーシ仕様)を改造したアストロバンII ツーリングコーチ 乗員:8名(ドライバーを含む) 各シートに110ボルトの電源コンセントとUSBポート 大型テレビ 運用開始:2019年 ボーイング社CST-100 スターライナー有人宇宙船に登場予定の乗員
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性能と特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/01 00:52 UTC 版)
アグニVは3段式の固体燃料ミサイルであり、第3段のモーターケーシングは複合材料製である。今後、ミサイルの3段の内の2段までが複合材料製となる予定である。アグニVはMIRV(個別誘導複数弾頭)を運搬可能となる予定であり、また迎撃ミサイルシステム ( Anti-ballistic missile systems)への対抗手段も搭載する予定である。 このミサイルはキャニスター(円筒形コンテナー)を使用し、この中から発射されることになる。この新ミサイルの 60% はアグニIIIとほぼ同様の構造であるが、リング・レーザー・ジャイロスコープや加速度センサーのような先進技術が新規に組み込まれる予定である。 ALS (Advanced System Laboratory) のディレクターの Avinash Chander は「アグニVは道路運搬のために特別な工夫がなされている。キャニスターの開発がうまくいったので、今後インドの全ての地上設置戦略ミサイルはキャニスター収納型になるであろう。」と説明している。 キャニスターはマルエージング鋼製で、ミサイルを数年間に渡り保管するために、内部を気密状態に保つようになっている。発射時において、重量50トンのミサイルを射出する際には、300トンから400トンの推力が発生するが、キャニスターはこれによる膨大な応力を吸収できる必要がある。 「ペイロードを減らせば、アグニVの射程をさらに長くすることは可能である。」と、Saraswat は2010年2月にロイター通信に語っている。 アグニVをさらに増強する技術的ブレークスルーは、ASLが MIRV(多弾頭個別照準可能再突入体)の開発と試験に成功することである。アグニVの上段に搭載される MIRV は3から10個の個別の核弾頭から成る。各核弾頭は、各々数百から数千キロ離れた別々の目標に照準可能である。反対に、一つの目標に2個以上の弾頭を割り当てることも可能である。
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性能と特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/04 18:00 UTC 版)
「Tu-22M (航空機)」の記事における「性能と特徴」の解説
Tu-22からの改良点として、エンジン配置を垂直尾翼の両脇から機体後部に2基並列にまとめて配置され、機体両側面には、エンジン前面までほぼストレートな大形のスプリッター・プレート付き空気取入れ用ハウジングが取付けられており、その主翼前縁付近の位置には、片側に四角い吸入口が縦に3個並んでそれが4列ある方式の計12個の小さな補助空気取入れ口を装備している。主翼はTu-22と同じく低翼配置であり、大きな角度の後退翼を持つ固定中央翼と固定中央翼の先端に細長いテーパー翼を持つ外翼部があり、外翼部は後退角が20・30・65度の3つの角度で可変する可変翼となっている。主翼外翼部には前縁にスラットを全翼幅に、後縁に横に同じ幅で3分割されたスロッテッドフラップとその外側に補助翼を装備しており、フラップがある前の上面には、フラップと同じく横に同じ幅で3分割されたスポイラー/リフト・ダンパーが装備されている。尾翼は1枚の垂直尾翼と全遊動式の水平尾翼があり、垂直尾翼は前縁下部から胴体背部にかけてドーサル・フィンが延びる形で取付けられている。機首先端上部には、空中給油プローブを装備できるような構造となっており、Tu-22M0とTu-22M1には空中給油プローブを装備して、さらに航続距離延長ができるが、SALT2(第二次戦略兵器制限交渉)での米ソ交渉の際、本機を戦略爆撃機として扱うかどうかについてに揉めており、ソ連が「Tu-22Mは中距離爆撃機であり、空中給油ができるように能力を高める意図のないことと、年間生産機数が30機以下で今後も生産ペースを上げる意図のないこと」をアメリカに通告して、了承されたことで、戦略爆撃機の対象から外れており、そのため、それ以降に製造のすべてのTu-22Mは、空中給油プローブ取付け部はフェアリングで覆われているが、必要となれば簡単に取り付けることができる。これと引き換えにアメリカはB-1Bから核兵器搭載能力を外した。 機体中央胴体部に爆弾倉があり、核爆弾のほか、FAB-3000 3t爆弾で3発、FAB-1500 1.5t爆弾で8発搭載できるほか、胴体下面と主翼固定中央翼下面にも搭載可能で、FAB-300 500kg爆弾で爆弾倉に18発と機外に24発、計42発、FAB-250 250kg爆弾で爆弾倉に35発と機外に34発の計69発搭載可能である。また、対地・対艦ミサイル搭載も可能であり、機体胴体中心線の爆弾倉下にドゥーガ Kh-22P(NATOコードネーム「AS-4“キッチン”」)を1発搭載できるほか、主翼固定中央翼下面にMBDZ-U9-68兵装ラックを装備することで、主翼両側に2発搭載し計3発搭載可能となっている。また、機外と機内を合わせた最大搭載量は24,000 kgであるが、通常搭載量は、爆弾類は12,000 kgとし、ミサイルはKh-22を1発としている。 機首には、Tu-22と同様「ダウンビート」レーダーをAS-4誘導用に装備、機首下部が膨らみを持つ。また、爆撃標準用OPB-15T光学/TV標準器を操縦席部の胴体下面に装備している。 自己防衛用電子機器は、レーダー警戒装置センサーが機体各部に取付けられており、コックピット後の上部に赤外線ミサイル接近警報装置のセンサーがある。ほかに、左右エンジン空気取入れ口ダクトと主翼付け根部の間、水平尾翼取付け部などにチャフ・フレア・ディスペンサーがある エンジンはクズネツォフNK-22 ターボファンエンジンを2基搭載、アフターバーナー使用時は最大推力196kNとなっている。そのため、飛行速度が2倍近くにまで向上し、これに伴って、離着陸時の安定性確保のため、前述の可変翼が採用されている。 乗員は4名、コックピットに2名ずつ、並列に前後に座る形で、前列が操縦士と副操縦士、後列に航法士と兵装システム士官(WSO)が搭乗する。各座席にはKT-1射出座席を装備、高度200ft(656m)の場合、70-162kt(129.6-300.0Km/h)の速度範囲において安全に脱出できる。搭乗については、コクピット横にあるガルウィングドアから出入りする方式で、専用タラップが用意されている。 自衛用火器として、胴体尾部の垂直尾翼付け根とエンジン排気口の間にGSh-23 23mm機関砲1基とその上部に射撃管制用「ボックス・テイル」レーダーを備え、兵装システム士官(WSO)が遠隔操作で作動させる。機体尾部には、着陸時の減速用パラシュート2基を収納している。 Tu-22Mの開発経験を生かし、さらにTu-160が開発された。しかし、この爆撃機はソ連末期の経済停滞により多数は生産されず、ソビエト連邦崩壊後のロシア連邦ではTu-22MがTu-95とともに爆撃機部隊の中核を占めている。
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