観測範囲
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「2010年7月11日の日食」の記事における「観測範囲」の解説
2010年7月11日の日食は、歴史上最も広範囲で見えたものの1つである。フランス領ポリネシア、クック諸島、イースター島、アルゼンチンのパタゴニア平原を含む太平洋南部の広い範囲で観測が可能であった。 アメリカ航空宇宙局の天体物理学者Fred Espenakは、次のように語っている。 今回の日食の最も風変わりな点の1つは、独特で興味深い考古学的地点であるイースター島を通過していることである。イースター島には巨大なモアイ像があり、モアイ像には多くの謎があるが、いずれにせよ、イースター島で見られた皆既日食としては、ここ約1400年で初めてのものである。 この日食は、エル・カラファテを含むアルゼンチンとチリの南端での日没とともに終わった。2分47秒続いた皆既日食中の太陽の高度はわずか1°であったが、アルヘンティーノ湖からは、ゴツゴツしたアンデス山脈の輪郭のすぐ上に日食を見ることができた。 サンティアゴでは、日没時に58%の部分日食であったが、悪天候のために見ることはできなかった。その他のバルパライソ等の都市では、天気が良く日食を見ることができた。
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