観測用装備
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/24 05:31 UTC 版)
5つの観測機器に加えて、望遠鏡の照準に使用され姿勢制御や正確な位置天文観測にも使用されるファイン・ガイダンス・センサー(英語版)を備えている。これらの装備は、スペースシャトルでの整備によって交換が行われ、初期の装備はすべて交換されている。 2009年の最後のサービスミッション以降、稼働しているものは、ACS、COS、STIS、WFC3で、残りのNICMOSは休止状態だがWFC3が故障した場合に稼働させる可能性がある。 現在の装備 掃天観測用高性能カメラ(ACS、2002–現在) 宇宙起源分光器(英語版)(COS、2009–現在) 宇宙望遠鏡撮像分光器(英語版)(STIS、1997–現在、非稼働期間:2004–2009) 広視野カメラ3(WFC3、2009–現在) 近赤外線カメラ・多天体分光器(英語版)(NICMOS、1997年–現在、2008年から休止状態) ファイン・ガイダンス・センサー(英語版)(FGS、1990–現在) 旧装備 Faint Object Camera(FOC; 1990–2002) Faint Object Spectrograph(FOS; 1990–1997) Goddard High Resolution Spectrograph(GHRS / HRS、1990–1997) High Speed Photometer(HSP、1990–1993) 球面収差修正装置(COSTAR、1993–2009) 広域惑星カメラ(WFPC; 1990–1993) 広域惑星カメラ2(WFPC2; 1993–2009) COSTAR、FOS、WFPC2は、アメリカ合衆国国立航空宇宙博物館に展示されている。HSPは、ウィスコンシン大学マディソン校にある。WFPCは解体され、一部のコンポーネントはWFC3で再利用された。FOCは、ドイツ連邦フリードリヒスハーフェン近郊のドルニエ博物館(英語版)に展示されている。
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