望遠鏡仕様
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/09 07:27 UTC 版)
「東京大学アタカマ天文台」の記事における「望遠鏡仕様」の解説
主鏡にはオハラ社のボロシリケイト製ハニカム軽量鏡が用いられる。自重を支えるのに十分な厚みを持ちながら、ハニカム構造によって重量を抑えている。主鏡のパラメータはラス・カンパナス天文台の2台の6.5 m反射望遠鏡の1つマゼラン2 クレイ望遠鏡のものを基本的に踏襲しているため、製作時の検査機器の流用で製作費用が節減された。主鏡の蒸着は現地で行われ、可視・近赤外線を広く観測するため、また将来的に近紫外線まで観測範囲を広げる可能性も視野に入れて、銀や金ではなくアルミニウムを蒸着する。 光学系:リッチークレチアン型反射式天体望遠鏡 有効口径:6.5m 主鏡材質 :低膨張ガラス(オハラ社BSCガラス) 焦点系 :3箇所(ナスミス焦点2箇所、カセグレン焦点) 合成焦点:F12.2 架台 :経緯台式 制御 :自動制御 観測装置:近赤外線2色同時多天体分光器SWIMS, 中間赤外線分光撮像装置MIMIZUKU
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