旧ソ連圏
別名:旧ソ連圏諸国
1991年のソビエト連邦崩壊によって誕生した国々の総称。
旧ソ連圏の国々には、ロシア連邦やウクライナをはじめ、アルメニア、アゼルバイジャン共和国、ベラルーシ共和国、エストニア共和国、グルジア、キルギス共和国、カザフスタン共和国、リトアニア共和国、ラトビア共和国、モルドバ共和国、タジキスタン共和国、トルクメニスタン、ウズベキスタン共和国などが挙げられる。
旧ソ連圏諸国の多くは、石油やガスをロシア連邦から供給するなど、ロシア連邦への経済依存度が高い。また、アルメニアやアゼルバイジャン、グルジア、モルドバ、ウクライナ、ベラルーシなどは、東方パートナーシップに加盟するなどしてEUへの経済依存度も高い。
旧ソ連圏
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 22:44 UTC 版)
ウクライナ東部や南部(クリミア半島も含む)ではロシア語が広く使われている。ヨーロッパ連合加盟国となったラトビア、エストニア、リトアニアなどの旧ソ連諸国でも、公用語にこそなっていないもののロシア系住民を中心に広く使われているがEUの公用語には加わっていない。2018年には、ロシアに対する反感や地位低下を背景に、ウクライナ、ラトビア、モルドバ、そしてカザフスタンでロシア語離れの動きがあるとも報じられている。その中ではカザフ語の表記がキリル文字からラテン文字へ変更されたことが挙げられており、同様の変更はアゼルバイジャン語でも見られる。ただし、ソ連時代からロシア人の居住比率が10%程度だったリトアニアを除くと上記の各国でロシア系住民の比率は相対的に高く、特に中央アジアにおいては相対的に賃金水準の高いロシアの都市部へ出稼ぎ労働者が流出を続ける状況もあって、ロシア語が対ロシア、および地域諸国内の商業・行政面における共通言語(リングワ・フランカ)として現在でも使用され続けている。
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