パイシーズIVとV
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/05/18 00:21 UTC 版)
「パイシーズ (深海探査艇)」の記事における「パイシーズIVとV」の解説
パイシーズIV(英語版)とパイシーズV(英語版)はハワイを拠点とし、アメリカ海洋大気庁で研究に用いられている。支援母船のカイミカイ=オ=カナロア(R/V Kaʻimikai-o-Kanaloa)は、パイシーズVとパイシーズIVを搭載し、Aフレームホイストを用いて潜水艇を後部デッキから海中へと送り出す。 1971年、パイシーズIVはソビエト連邦が使用するため建造された。しかし、アメリカから旧ソ連圏へと、軍事転用可能な技術が流出するのを防ぐため、アメリカ商務省は国際武器取引規則(英語版)(ITAR)を設定した。本潜水艇はこの規則に抵触したため、カナダ政府は輸出許可の発行を拒否した。ソ連政府のかわりとして、カナダ水産海洋省は本潜水艇を購入した。現在、パイシーズIVとVの両機は国家海中研究計画(英語版)(NURP)によりハワイ海底研究所で運用されている。1機目が水中で運用されるとき、2機目のパイシーズは非常時に備えて船上で待機している。
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