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保阪潤治

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/07/14 15:06 UTC 版)

保阪潤治（保坂潤治^{[注釈 1]}、ほさかじゅんじ）は、明治時代から昭和時代にかけての地主、実業家、政治家。族籍は新潟県平民^[7]、本籍は同県中頸城郡津有村^[8]、職業は農業^[5]^[7]。

脚注

注釈

^ 明治初頭に家名を「保坂」から「保阪」に改めたとされるが、その後も両者は併用されている^[6]。
^ 第13代に数える見解もある^[10]。
^ 潤治は、1935年（昭和10年）用の『早稲田大学校友会会員名簿』に「2学年以上在籍した者」の条件を満たした「推薦校友」として名を連ねている^[15]。
^ 『昭和四十三年二月指定文化財総合目録美術工芸篇』には、すでに死去した潤治がなお重要文化財（2017年度末現在所在不明となっている『白氏文集巻第四十残巻（金沢文庫本）』と『紙本墨書尊意僧正伝残巻』の2点^[34]）の所有者として掲載されているが、同書によれば世田谷区下馬町に居住していたことが確認される^[3]。
^ 訪問販売で持ち込み商品の書画の購入を潤治に断られたとある道具屋が、保阪家の書画は偽物ばかりと腹いせに吹聴したことを知って憤慨したのが動機であるとする説もある^[1]。
^ 1996年（平成8年）に史料編纂所が史料採集のために保阪家を訪れた際は、古文書類がわずかに残っていたが、そのほとんどは近世のもので中世文書は10通に満たなかったという^[33]。
^ それら写真のガラス乾板は249点と全体の80%以上が現存している^[46]。
^ 京都市の古美術商^[89]。
^ ^a ^b 重文「幼学指南鈔 5帖」（1955年2月2日指定）へ追加指定され、「幼学指南鈔 6帖」の一部となる^[103]^[104]^[105]。
^ 明治時代から大正時代にかけての美術教育家、鑑定家^[150]。
^ 保阪家の酒の銘柄は「白梅」といい、「保阪白梅、蜜より甘い目方の高いのは天下一」と歌われたと伝わる^[189]。
^ 高田城外堀での蓮根採取は1962年（昭和37年）まで続き、同城跡が高田公園として整備された現在は蓮の名所になっている^[198]。
^ 榊原家ゆかりの品として、1930年（昭和5年）当時の保阪潤治は「唐冠の兜」（豊臣秀吉から榊原康政へ贈与）や「唐の頭廻兜」（榊原康政所用）などを所蔵していた^[199]。
^ 信越鉄道敷設運動は1882年（明治15年）9月より上越地方や長野県の有志により進められたが、政府が官設鉄道の敷設を計画していたため鉄道敷設の許可は下りず、同運動は1885年（明治18年）10月に終焉した^[202]。
^ しかし、ツマが保阪家から里帰りする際は、実家が県内随一の大地主の家ゆえに10名余の供の者、旅費と市島家の使用人らへの祝儀など体面や経費を整えるのが煩雑であったとの話も伝わる^[10]。また、明治末期に市島家が福島潟を購入した際には保阪家が10万円を貸与している^[10]。
^ ただし、怡顔亭は1948年（昭和23年）に保阪家を離れて中江用水の事務所に渡り、さらに1982年（昭和57年）からは某企業の所有下にある^[31]。