手鑑とは? わかりやすく解説

て‐かがみ【手鑑】

読み方:てかがみ

代表的な古筆切(こひつぎれ)やその写し集めて帖(じょう)に仕立てたもの。もと古筆鑑定用として作られた。古筆手鑑

手本模範


手鑑

読み方:テカガミ(tekagami)

古筆鑑定標準として古筆家使用した古人代表的な筆跡集めた帳面


手鑑(月台)七十八葉


手鑑(後鳥羽天皇宸記以下二百一葉)


手鑑〈二十四葉/〉


手鑑(百三十九葉)

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手鑑

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/16 15:16 UTC 版)

手鑑(てかがみ)とは、厚手の紙で作られた折帖に、古筆の断簡を貼り込んだ作品集。古筆を手軽に鑑賞できるところからこの名で呼ぶが、その形状から、鏡を開くことへの見立ても含んでいるかもしれない。「手鏡」とも。

桃山時代以降、茶の湯の流行にしたがって、古筆が鑑賞の対象として愛好されるようになると、経巻や歌書・消息などの巻子本や冊子装からその一部を切り取って「古筆切」として収集することが流行した。手鑑は、こうした切を台帳に編集したものである。

古筆愛好家たちは、数多くの古筆・名筆を鑑賞するために、古筆切を帳面に貼り込んで手鑑を作成した。武家公家においては、手鑑は大切な嫁入り道具ともなったという。

また、古筆家、古筆見、あるいは単に古筆と呼ばれた古筆鑑定の専門家(古筆了佐など)は、鑑定の標準とすべき代表的な古筆切を法帖に押した手鑑を携行し、鑑定の基準とした。

翰墨城」「藻塩草」「見努世友」「大手鏡」などは国宝

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