見努世友とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 見努世友の意味・解説 

見努世友

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/13 14:48 UTC 版)

見努世友(みぬよのとも)は、江戸時代に作られた古筆手鑑の名品。一冊。古筆了伴の編か。国宝東京都出光美術館[1]

概要

名称は『徒然草』十三段の「ひとり燈火のもとに文をひろげて、見ぬ世の人を友とするぞ、こよなう慰むわざなる」に由来する。

縦36cm、横47.5cmの帖装本。古筆貼付面は表48面、裏46面。所収古筆切数は表面に117枚、裏面に112枚の計229枚。うち40枚余りが鎌倉時代前期までの古筆切。一般的な極札の代わりに伝称筆者のみを記した付箋が貼られる。

了伴編の古筆手鑑『藻塩草』と配列や所収切、附帯するものなどに共通点が見られることから、『見努世友』も了伴の手になるものと推定される。

配列

表面 - 勅筆 親王 公卿 歌道家 女性 武家

裏面 - 経切 歌・書等の名人 世尊寺家 門跡 僧

参考文献

  • 出光美術館編 『古筆手鑑 : 国宝「見努世友」と「藻塩草」』 2012年

脚注




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「見努世友」の関連用語

1
16% |||||

見努世友のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



見努世友のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの見努世友 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS