蒙求とは? わかりやすく解説

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もうぎゅう〔モウギウ〕【蒙求】

読み方:もうぎゅう

《「易経」の一句童蒙我に求む」による》中国唐代類書3巻瀚(りかん)撰。「孫康車胤(しゃいん)聚(しゅうけい)」のように、上代から南北朝までの有名人の逸話類似の事跡一対とし、4字句569句の韻文で、8句ごとに韻を変える幼童用の教科書日本には平安時代伝わり盛んに学ばれた。


蒙求

読み方:モウギュウ(mougyuu)

分野 漢籍

年代 中国・唐

作者 瀚〔編〕


蒙求

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/15 02:37 UTC 版)

蒙求(もうぎゅう)は、伝統的な中国の初学者向け教科書である。古人の逸話を集めて韻文で並べた故事集。日本でも平安時代以来長きにわたり読まれた。現在でも広く知られる「蛍雪の功」(典拠は晋書南史)や「漱石枕流」(典拠は世説新語)などの故事は蒙求によって学ばれることが多い。


  1. ^ 四庫全書総目提要』では後晋翰林学士の李瀚とするが時代が合わない。余嘉錫『四庫提要弁証』では、作者を『新唐書』文芸伝に見える李華の族子の李翰とするが、根拠が薄弱であり、また古い文献が名を「李瀚」とするのに合わない
  2. ^ 山水蒙易占入門 神山五黄 大明堂書店 1949
  3. ^ 十七史蒙求(ウィキソース)
  4. ^ a b 文庫余話‐その1『蒙求』東書文庫、2017年6月
  5. ^ 古籍版別』包頭市図書館、2015年7月9日http://www.btlib.gov.cn/index.php?m=content&c=index&a=show&catid=223&id=965 
  6. ^ 藤原行成はなぜ妻を「孟光」と称するのか : 日本における孟光像の一考察 章剣 広島大学文学部中国中世文学研究会 中国中世文学研究. (59) 2011-09-20
  7. ^ 蒙求残巻(e国宝)
  8. ^ 元版は『鑑賞中国の古典15 蒙求』角川書店 1989年。文庫は抜粋版の入門書





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