四庫全書総目提要とは? わかりやすく解説

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しこぜんしょそうもくていよう〔シコゼンシヨソウモクテイエウ〕【四庫全書総目提要】

読み方:しこぜんしょそうもくていよう

四庫全書所収著録と書名のみを記録した存目本の解題集成した書。乾隆帝の勅により紀昀(きいん)らが撰。全200巻。1782年完成四庫提要


四庫全書総目提要

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/19 01:58 UTC 版)

四庫全書総目提要』(しこぜんしょ そうもく ていよう、満洲語ᡥᡝᠰᡝᡞ
ᠲᠣᡍᠳᠣᠪᡠᡥᠠ
ᡩᡠᡞᠨ
ᠨᠠᠮᡠᠨ ᡳ
ᠶᠣᠣᠨᡞ
ᠪᡞᠣᠠᡥᡝᡞ
ᠣᠶᠣᠩᡤᠣ ᠪᡝ
ᡨᡠᡤᡞᠶᡝᠮᡝ
ᡤᠠᠵᡞᡥᠠᠩᡤᡝ
、転写:hesei toktobuha duin namun i yooni bithei oyonggo be tugiyeme gajihangge)は、中国最大の解題目録である。朝の乾隆帝の奉勅撰、全200巻1782年乾隆47年)成立。「四庫提要」「四庫全書総目」ともいう。

概要

四庫全書』の編纂の過程で作成された、経・史・子・集の四部分類に区分した各文献の提要(解題)をまとめたもの。四部を45類(経部10類・史部16類・子部14類・集部5類)、67子目に編制している。『四庫全書』に収録された文献、および未収録の文献(「存目」書)もあわせて、合計10,254種172,860巻の、春秋戦国時代より清朝初期に至る文献が収録されている。

四庫全書の各収録書の巻頭にも、本書に収録される提要が附されているが、本書の文章との間には異同がある場合も見られる。

また、本書の四部分類法は、歴代の分類法を集大成したものであり、その後の蔵書目録の模範的な分類基準となった。この点で、本書の成立は、中国の書誌学上の画期的な出来事とされている。

テキスト

『四庫全書総目提要』は『四庫全書』自身と同様、もとは手書きであった。のちに乾隆60年(1795年)に浙江で刊行された(浙本)。ほかに武英殿で出版されたもの(殿本)や浙本をもとに広東で刊行された本(粤本)がある。

参考文献

関連項目

  • 紀昀 - 四庫全書、四庫全書総目提要を編纂した。

外部リンク



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