玉海とは? わかりやすく解説

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ぎょくかい【玉海】

読み方:ぎょくかい

[一]中国類書200巻。宋の王応麟の撰。古今文献にみえる事柄天文・律暦・地理など21部門240余項目に分類し収めたもの。

[二]玉葉(ぎょくよう)」の異称


玉海

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/18 14:01 UTC 版)

玉海』(ぎょくかい)は、南宋王応麟によって編纂された類書の一種。全200巻。

概要

『玉海』は科挙試験の参考書として編まれたものだが、大量の書籍を引用しており、中でも現在では見ることのできない宋代の実録の類を使用しているため、資料価値が高い[1]

『玉海』は宋代には出版されず、後至元6年(1340年)にはじめて刊刻された。この本には、『玉海』のほかに『詞学指南』4巻、およびその他の王応麟の書13種61巻を含んでいる。その後、至正12年(1352年)に重刻された。にも何度か修補重刊されている。日本では、東京大学東洋文化研究所国立国会図書館に初刊本がある。

構成

分類 分類 分類 分類
1-5 天文 6-13 律暦 14-25 地理 26-27 帝学
28-34 聖文 35-63 芸文 64-67 詔令 68-77 礼儀
78-84 車服 85-91 器用 92-102 郊祀 103-110 音楽
111-113 学校 114-118 選挙 119-135 官制 136-151 兵制
152-154 朝貢 155-175 宮室 176-186 食貨 187-194 兵捷
195-200 祥瑞

脚注

  1. ^ 四庫全書総目提要』巻百三十五・玉海二百巻、附辞学指南四巻「然所引自経史子集、百家伝記、無不賅具。而宋一代之掌故、率本諸実録・国史・日暦、尤多後来史志所未詳。」

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