セントラルパーク動物園の動物たち
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/02 02:32 UTC 版)
「ザ・ペンギンズ from マダガスカル」の記事における「セントラルパーク動物園の動物たち」の解説
キング・ジュリアン(ワオキツネザル) / King Julien 声 - 佐藤せつじ(TV版)、塩屋浩三(ザ・ムービー) / ダニー・ジェイコブズ 自己中心的でいつもトラブルを巻き起こす自称キツネザルの王様。一人称は「わし」。モート、モーリスと共にジュリアンズを構成している。ペンギン栄誉賞の受賞者。故郷はマダガスカル。舌ったらずな喋り方や間違った言葉遣いが特徴。ダンスが大好きで、極めて上手い。なぜかポルカを毛嫌いしている。空の神に対する信仰が深く、自分のことを「空の神様のお気に(お気に入りの意)」と信じている。自慢の足を触られることを嫌っており、アイススケート勝負の際、ネズミたちが足を触れたことに激昂して暴れまくり、自身より二回りほど大きなドブネズミをノックアウトしたこともある。時にモートやモーリスを邪険に扱うが、二匹のことは友達だと思っており、いなくなると必ず探し出す。魚と魚のにおいと胡桃が大嫌い。自分の王国は動物園だけでなく動物園周辺エリアも支配下と言い張っている。 よくペンギンズを馬鹿にしたり、ちょっかいを出しており、隊長とは因縁があるが、目的や意見が一致したときは良きペアとなる。また、隊長のことは心底嫌っている訳では無く、隊長の取材に応じてフルーツを差し出したり、カウボーイ姿の隊長の写真を写真立てに入れて持っている。隊長は普段ジュリアンのことを敵だと認識していると知らされ、悲しみのあまり泣きながら前述の写真立てを投げ捨てていた。隊長からの呼び名は、初期は「原始ザル」だったが、ぬいぐるみ工場でのミッションからリングテール(ごくまれにジュリアン)となった。変装が得意と称しているがそのレベルはかなり低い。しかし物まねは上手く隊長も認めるほど。初めてリコの名を呼んだときは名前を何度も間違えていた。 他の動物を見下すことが多いが、ドクター・シオフキーやドリスなどハンドウイルカについては「芸を仕込まれた魚には敵わない」と負けを認めた。 古い友人にサンタクロースがいる。迷惑をかけることが多いが、稀に必要不可欠な存在になることもある。「モートの親友」の回では、キングも仕事分担が必要だと言いくるめられ、モーリスの足の裏を尻尾でくすぐる奉仕をさせられた。 マスクド・オケッツー スーパーヒーローになりきったときに名乗った名前。だが、実際に真似ていたのは悪役だった(貢物を差し出していたため)。マスクは尻にしていた。ドギツィー・ハードパンチに攻撃され退却した。 モーリス(アイアイ) / Maurice 声 - 宝亀克寿 / ケビン・マイケル・リチャードソン キング・ジュリアンのお世話係であり監視役。不満な顔をしながらも毎日キング・ジュリアンと行動を共にしている。一人称は「私」。しかし状況によりジュリアンに加勢する時としない時がある。彼の不満が行き過ぎて、モートでシェイクしたスムージーや、自分の耳を掃除したサクランボをジュリアンに出したことがある。音楽が好きなキング・ジュリアンのためにヒューマンビートボックスや歌のコーラス、あるいはドラムをするなど音楽が得意。音楽以外にもマッサージやスムージー作り、また、ヨーヨーの腕で高い技術を持つ。いわゆる「常識人」であり、コワルスキーいわく哺乳類にしては頭が良く親指も使えるため、ペンギンズの任務においても活躍することが多い。ずんぐりとした体格だが、本人曰く「太っちょではなく、骨太」とのこと。一度、メイソンとフィルがアリスのオフィスにあるFAXから送られた一枚の紙から余命一日しかないと動物達から大きな勘違いをされたことがある。彼の願望は、キングとして君臨し、ジュリアンを家来にすること。 モート(コビトキツネザル) / Mort 声 - 岡林史泰(TV版)、山口勝平(ザ・ムービー) / アンディ・リクター キング・ジュリアンにつきまとう熱狂的なファン。一人称は「モート」。名誉ペンギン。可愛い見た目から人間からは人気があり、動物たちからもかわいいと認識されているようで、赤ちゃんフォッサとじゃれ合う姿を見たマリーンに「ダブルかわゆい」と言わしめている。尻尾の名前はロドニー。キング・ジュリアンの足が大好きだが、ペンギンズの訓練や偶然見つけたゲーム機に夢中になったことで足に興味を示さなくなったことがある。彼の体は「おとぼけオーラ」に包まれており、痛みを感じることはない。隊長からは「めんたま」や「モート」と呼ばれている。思考が単純なために、ジュリアンの目茶苦茶な命令でも言われた通りに実行する。一時ドブネズミの大王になったこともある。尻尾には空腹時用のイチゴジャムを塗っている。 マリーン(カワウソ) / Marlene 声 - 藤村歩 / ニコール・サリヴァン カリフォルニアの水族館出身。一人称は「私」。動物園きっての常識の持ち主であり現実主義者のため、しばしば隊長やキング・ジュリアンの言動に呆れている。「マジで」「オーケー」が口癖。スパニッシュ・ギターを愛用している。彼女はある時期まで無自覚だったが、イビキが物凄い。動物園の外に出ると眠っていた野性が目覚めて獰猛になり、誰も歯が立たないほど強くなる。動物園に入ると元に戻り、その間の記憶はなくなる。野生化した際、ジュリアンに恋をしたことがある。シーズン3以降、コワルスキーの発明品のおかげで動物園の外に出ても野生化しなくなった。 野生化しなくなった後は、隊長と一緒に任務に同行し、2人で局員Xを撃退した。 漂白剤で真っ白になったときは隊長やキング・ジュリアンたちから一目惚れされ、アリーンという名の北極ミンクと勘違いされた。 彼女の運命の相手は、スパニッシュギターが得意で、ワイルドなイケメンカワウソ。 彼女の願望は、スパニッシュギターを買い占め、アーチ型の広い天井を持つ部屋で男に演奏してもらうこと。 『マダガスカル』シリーズには登場しないキャラクターの一人であり、以降のキャラクターも全員オリジナルキャラクターである(メイソン・フィル・テッドを除く)。 ロジャー(ワニ) / Roger 声 - 荻野晴朗 / リチャード・カインド 動物園近くの下水道に住んでいたワニ。一人称は「ボク」。もともとはペットだったが、小さい時にトイレに捨てられた。気が弱く心優しい性格で、それが仇となり、一時はドブネズミに家を乗っ取られた。手先が器用で、マフィンを焼いたり、工作、スクラップブック作り、編み物をするのが趣味。歌が上手で、新人に「天使の歌声」と言わしめた。彼の歌「下水の子守唄」は作品のBGMとしても使われている。歌手になるのが夢で、ブロードウェイで実際に歌ったこともある。フロリダ出身。シーズン2より長く住んだ下水道からセントラルパーク動物園へ引っ越し、同時に動物園の仲間入りを果たした。 メイソン(チンパンジー) / Mason 声 - 荻野晴朗 / コンラッド・ヴァーノン インテリな英国紳士かぶれのチンパンジー。一人称は「私」。相方フィルとモンキーズを構成している。フィルの手話の通訳者でもあり、人間の文化や社会に精通している。紅茶や詩をたしなむのが趣味。一応フィルに糞を投げることは許可しているものの、とても潔癖症好きであることが災いして潔癖症になりかけたことがある。カナダ生まれと偽っているらしい。 フィル(チンパンジー) / Phil しゃべることができず手話で会話をするチンパンジー。動物の中で唯一文字を読むことができる。相方のメイソンとは正反対の性格で、だらしなく片づけが嫌い。チェスでよくイカサマをする。ホーボーケン動物園からやってきたルルに一目惚れをして恋をしたことがある。 バート(ゾウ) / Burt 声 - 荻野晴朗 / ジョン・ディマジオ 力持ちでピーナッツが大好きなゾウ。一人称は「オイラ」。絵画趣味を持つ。ネズミが大の苦手。密かに「若気の至り」でタトゥーを入れているらしい。願いが叶う不思議な泉の力によってパリに行ったことがある。日本語版では時折語尾に「〜ゾウ」と付ける。 ロイ(サイ) / Roy 声 - 宝亀克寿 / ダニー・ジェイコブズ 大きなツノが自慢のサイ。一人称は「オレ」。ジュリアンに尻にラクガキされたときは激怒して追いかけ続けた。ルナコーンファンである。 ゴリとラー(ゴリラ) / Bada and Bing 声 - ゴリ:岩崎正寛 、ラー:岡林史泰 / ゴリ:ジョン・ディマジオ、ラー:ケビン・マイケル・リチャードソン ゴリラの兄弟。一人称はゴリは「オレ」ラーは「オレ」または「オイラ」。乱暴者でワガママ。動物園全体の作戦会議では隊長と激しい討論を繰り返している。ラーはウサギのぬいぐるみやルナコーン好き。過去には、ロイの居住区にバナナの皮を捨てるという迷惑行為をやっていた。バナナのほかにペパロニが乗ったピザも大好物。日本語版では口癖はそれぞれ「ゴリ」「ラー」。 ピンキー(フラミンゴ) / Pinky 声 - 岡林史泰 / ケビン・マイケル・リチャードソン ピンク色のオスのフラミンゴ。お尻の羽を抜かれることが嫌い。ペンギンズのゴーフィッシュ作戦に参加した際に、魚と魚クッキーをすり替えてペンギンズに一杯喰わせるという策略家な一面を見せた。居住区には他に3匹の仲間のフラミンゴがいる。 ジョーイ(カンガルー) / Joey 声 - 荻野晴朗 / ジェームズ・パトリック・スチュワート 凶暴で乱暴者のカンガルー。一人称は「オレっち」または「ジョーイ様」と呼び、日本語版では語尾に「〜っち」「〜ど」と土佐弁の語尾をつける(原語版では、オーストラリア訛りの英語で話す)。ペンギンズも恐れる荒くれ者で、自分の居住区に入った者には容赦しない。しかし、ペンギンズの開く会議にはほとんど出席し、パーティーのことを知らせるなど友好的な一面もある。強者と主張しているが局員X、超人モート、たまごちゃんには全く歯がたたなかった。ビーチボールがお気に入り。 レナード(コアラ) / Leonard 声 - 荻野晴朗 / ダナ・スナイダー シーズン2から登場。ペンギンズを異常なほど恐れている怖がりなコアラ。夜行性。隊長曰く「ヒッピー」とのこと。乗り物酔いしやすい。一時期、ペンギンズの爆弾によって居住区を壊され、工事が終わるまでジョーイの居住区に移動させられていた。 バリー(イチゴヤドクガエル) / Barry 声 - 石上祐一 / ケヴィン・マクドナルド ホーボーケン動物園からセントラルパーク動物園の爬虫類館にやってきたヤドクカエル。一人称は「オレ」皮膚には毒を持ち、人差し指で少し触れただけでも体中に毒がまわり、新人を除きペンギンズは皮膚に発疹が出来、ダウンした。毒を武器に動物園の動物たちを脅して牛耳ったが、全身鉄の鎧を着た新人に逆転され敗北し、新人をはじめとする動物たちと和睦するに至った。シーズン2以降も登場しているが、ほとんど台詞は無い。 ダーラ(マントヒヒ) / Darla 声 - タルタエリ / グレイ・デリスル 三匹いるマントヒヒのうちの一匹でメス。ダンスが得意。「ノリの魔法」を操ることができ、相手のノリやブギを奪うことができる。18時間ぶっとおしで踊り続けることができる。シーズン1でジュリアンがかなりの対抗意識を抱いていた。シーズン2ではメイソン、フィルの横に混じって登場。マリーンの招集でゲームナイトに参加したこともあった。 シーズン3では背景キャラとして登場。新しい動物の歓迎パーティーに三匹のマントヒヒの内の一匹と踊っていた。また、「秘密のトンネル」の話でも他の動物達と混じって仲間のマントヒヒ一匹と公園に出て夜中騒いでいたが、動物園に戻る途中秘密のトンネル内でバートが抜けなくなってしまいジュリアン達の一番後ろで立ち止まり、待ちぼうけをくらってしまう。 テッド(ホッキョクグマ) / Ted たまに姿を見せるホッキョクグマ。『マダガスカル』のスピンオフ短編『ペンギン大作戦』で姿を見せている。 本作では喋る機会がなく(喋ろうとすると必ずさえぎられる。)、マリーンが「最後にテッドが喋ったのを聞いたのはいつか」というほど。 隊長が強化訓練「ペルト」を実行した際は、極地にいる猛獣の代わりとして利用された。 ランディ(ヒツジ) / Randy 声 - 荻野晴朗 / ウィル・フライドル ふれあい動物園にすむ羊。一人称は「オレ」。子供に嫌がらせをされた仕返しに噛みついたことで檻に入れられていた。同情したペンギンズによって農場へと連れていかれたが、羊毛用に飼われている羊を見たことにより気が変わって動物園に帰った。隊長とリコから護身術を伝授され、子供を撃退するに至った。ペンギンズ同様ジュリアンを嫌っており、ふれあい動物園に来たジュリアンを追い払うためにペンギンズ達に知恵を貸した。 ウサギ ふれあい動物園に来た、キングジュリアンに家来にされていたウサギ達。かわいい姿にかかわらず強い。 三匹いるうち、一匹はフラッフィー。 シーズン3ではふれあい動物園とよく似た3匹のウサギが背景キャラとして登場した。 メンドリ / Blue Hen 声 - 藤村歩 ふれあい動物園にすむメンドリ。デラウェア州の農場生まれ。勝負の結果をすべて当てることから「超能力チキン」と称され、ゴリとラーから重宝されたが、実は綿密な研究と論理学によって結果を導き出している天才ニワトリだった。コワルスキー曰くペンギンズより20倍賢い。喋れないふりをしていたが実は話せる。初登場時はアメリカ大統領の座を目指していた。ペンギンズの心理も完全に分析しており、攻撃をすべて避けた。「か」を「コワ」と発音し、「コケ」や「コー」など鳴き声と重なる部分は強調する。TV中継でボクシングの結果を出そうとするがコワルスキーのダンスに気を取られたことが原因で失敗する。 その後、ペンギンズに仕返しし、デラウェア州から上院議員を目指すために再び登場したが、隊長に敗北した。 シェリー(ダチョウ) 声 - 込山順子 メスのダチョウ。シーズン1では台詞が無かったが、シーズン2にて台詞付きで登場。ガスが設置した水飲み場に首を突っ込んでしまった所をリコに助けてもらい一目惚れする。あの手この手でリコを自分に振り向かせようとし、最終的にリコの持つパーキーちゃんをこっそり捨てるも、自身の行動が間違いであることを悟り、ペンギンズと協力してパーキーちゃんを回収した。その後はおもちゃ屋で見つけたムキムキの男のプラスチック人形を「ケンくん」と名付けて夢中になっている。 ヘビ サビオとは別種類のヘビ。ガスの初登場回のヘビ攻めでも登場している。 ベビーフォッサ マダガスカルからやってきたフォッサ。かわいい外見から動物たちに好かれていたが、キツネザルの天敵としてキングジュリアンだけには恐れられていた。ただフォッサ自身はジュリアンをパパと思い込んでいる。ペンギンズが1度も倒せていないサビオの3度の敗戦の原因の1つがフォッサによる噛みつき攻撃である。
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