きつね‐ざる【×狐猿】
キツネザル下目
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/05 13:46 UTC 版)
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キツネザル型下目 | |||||||||||||||||||||
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ワオキツネザル Lemur catta
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分類 | |||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||
Lemuriformes Gregory, 1915[1] | |||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||
キツネザル型下目[2] |
キツネザル下目[3](標準和名キツネザル型下目、キツネザルかもく、Lemuriformes)は、霊長目に分類される下目。
分布
分類
下位分類にインドリ上科Indrioideaを認めたり、ロリス型下目に分類される科をロリス上科Lorisoideaとして本下目に含める説もあった[1]。アイアイ科のみでアイアイ上科を構成するが、他の上科に含める説もある[1]。内部形態から、コビトキツネザル科をロリス型下目に分類する説もあった[1]。
以下の分類・和名は、日本モンキーセンター霊長類和名リスト(2018)に従う[3]。
- アイアイ上科 Daubentonioidea
- キツネザル上科 Lemuroidea
名称
学名は、キツネザル属 Lemur に上位タクソン名を作る語尾 -iformes をつけたもの。lemur は、ローマ神話での死者の霊レムール (Lemur)(複数形レムレース (Lemures) で言及されることも多い) から。
英語ではキツネザル下目全体を lemur(リーマー)という。また、ヒヨケザルをflying lemurという。
生息域
マダガスカル島と、コモロ諸島など周辺のいくつかの孤島にのみ生息する。これらのキツネザル類はかつて(6000万から5000万年前)はアフリカ大陸に生息していたものが、流木に掴まるなどの形でマダガスカル島周辺に漂着し、独自の進化をとげて現在に至ったという研究報告がなされている[4]。
特徴
インドリを除き、長い尾を持ち、個体間のコミュニケーションや、樹上でバランスをとるのに使う。
人間との関係
デューク大学の学芸員は、人間の肉を抉り取るほどの威力を持つ鋭い歯と攻撃的な性格を指して「キツネザルは最悪のペットです」と意見している。しかも排泄のしつけが不可能であり、その排泄物には多くの病原体が潜む。同大学キツネザルセンターへは、キツネザルを手に余して「引き取ってほしい」と頼む電話が無数にかかるという[5]。
出典
- ^ a b c d e 岩本光雄 「サルの分類名(その8:原猿)」『霊長類研究』第5巻 2号、日本霊長類学会、1989年、129 - 141頁。
- ^ 川田伸一郎他 「世界哺乳類標準和名目録」『哺乳類科学』58巻 別冊、日本哺乳類学会、2018年、1 - 53頁。
- ^ a b 日本モンキーセンター霊長類和名編纂ワーキンググループ 「日本モンキーセンター 霊長類和名リスト 2018年11月版」(公開日2018年12月16日・2021年8月5日閲覧)
- ^ Ali, J. R.; Huber, M. (2010), “Mammalian biodiversity on Madagascar controlled by ocean currents”, Nature 463 (7281): 653–656, doi:10.1038/nature08706
- ^ SNSに惑わされるな、飼うとヤバい動物10種(4/4ページ) ナショナルジオグラフィック日本版 2019.02.03 (2020年8月8日閲覧)[出典無効]
関連項目
キツネザル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/16 07:59 UTC 版)
「かわうその自転車屋さん」の記事における「キツネザル」の解説
ワオキツネザルの男性。「輪尾きつね」名義で活動する漫画家である。かなりの頻度でカフェスペースに姿を見せており始めはヨウコに無職と思われていた。編集部からは離れた場所に住んでおり自転車便を利用して原稿を送っている。ストラーデ・ビアンケの常連で、自転車便を利用し、自身の作品に自転車を登場させているのにもかかわらず、自転車には全く興味がない。第4話で、原稿が間に合わないからと、ストラーデ・ビアンケに来てかわうそ、ヨウコ、それにたまたま居たバクに助けを依頼したが、バタバタして結局自転車便の到着に間に合わず、「ひとりで描いた方が早かったかも」「うちで仕事させてください」と言い残した。後に愛沢アイ太というアシスタントがついたが、彼は自転車狂で毎日片道40キロメートルを自転車通勤した疲労のため仕事でミスを連発する有様だった。そのようなこともあり自転車便を毎回のように待たせている。
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「キツネザル」の例文・使い方・用例・文例
- キツネザルのような顔と指は4本だけの南アフリカ産のマングースのようなジャコウネコ
- キツネザル・メガネザル・サル・類人猿・人間を含む動物目
- キツネザル科
- キツネザル亜目と同一のまたは、純粋なキツネザルから成るいくつかの分類における
- 典型的なキツネザル
- 霊長目キツネザル科の標準属
- 黒い帯の尾を持つ小型キツネザル
- キツネザル類に極近縁の長い骨質の指とネズミのような門歯を持つ夜行性のキツネザル
- インド南部・スリランカ産の細い体のキツネザル
- アジア南東部のずんぐりしたキツネザル
- キツネザルの一種
- 高密度の羊毛の毛皮と大きな目と耳のある機敏な長い尾のある夜行性のアフリカのキツネザル
- キツネザル類の科
- 黒と白と淡黄褐色の厚い絹のような柔毛を持つマダガスカル島産の尾の短い大型キツネザル
- 東南アジア・フィリピン産のキツネザルに似た、長距離を跳躍滑空するために使う首から尾にかけての両側に折りたたんだ皮膚を有する樹上性・夜行性の哺乳動物
キツネザルと同じ種類の言葉
- キツネザルのページへのリンク