セントラルパーク地下街とは? わかりやすく解説

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セントラルパーク地下街

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/29 13:28 UTC 版)

セントラルパーク地下街
Central Park
店舗概要
所在地 愛知県名古屋市中区錦三丁目[1]
開業日 1978年昭和53年)11月2日[2]
施設所有者 株式会社セントラルパーク[1]
施設管理者 株式会社セントラルパーク[1]
延床面積 54,838 m2
* 公共通路:14,751 m2
* 地下駐車場:25,059 m2
商業施設面積 10,250 m²
店舗数 93店
駐車台数 570台
最寄駅 地下鉄東山線名城線 栄駅[1]名鉄瀬戸線 栄町駅[1]
地下鉄名城線・桜通線 久屋大通駅[3]
外部リンク Central Park - セントラルパーク
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株式会社セントラルパーク[2]
Cetral Park Co.,Ltd.
本社が入居するNBN泉ビル(2015年平成27年)4月)
種類 株式会社[2]
本社所在地 日本
愛知県名古屋市東区泉一丁目23番36号[2]
設立 1973年(昭和48年)4月2日[2]
業種 不動産[2]
事業内容 地下街の管理・運営(不動産の賃貸・駐車場の経営)[2]
代表者 代表取締役社長 野村 和生
資本金 10億円
売上高 15億6300万円(2021年03月31日時点)[4]
営業利益 ▲2億0400万円(2021年03月31日時点)[4]
経常利益 ▲1億8300万円(2021年03月31日時点)[4]
純利益 ▲1億9300万円(2021年03月31日時点)[4]
純資産 36億2700万円(2021年03月31日時点)[4]
総資産 88億0900万円(2021年03月31日時点)[4]
決算期 4月[2]
主要株主 名古屋テレビ放送[2]
主要子会社 株式会社セントラルパークアネックス[2]
外部リンク http://centralpark.co.jp/
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セントラルパーク地下街1A入り口

セントラルパーク地下街とは、愛知県名古屋市中区にある地下街である[1]。管理は名古屋テレビ放送(メ〜テレ)の関連会社株式会社セントラルパークCetral Park Co.,Ltd.)が行っている[2]

概要

立地

錦通桜通の間の久屋大通の地下の[5]名古屋テレビ塔とその周辺の下に南北に細長い長方形状になっている[1]

地下鉄東山線地下鉄名城線との接続駅である地下鉄栄駅[6]と森の地下街経由で接続していたが[1]1989年平成元年)9月1日に地下鉄桜通線が開通した際に地下鉄名城線との接続駅として地下鉄久屋大通駅が開設された[7]ため、この両駅の間を繋ぐ形となっている[3]

また、森の地下街の一部である「栄北地下街」と繋がっているため、森の地下街経由で栄地区南側の地下街であるサカエチカとも接続しており、栄地区の地下街全体と一体化されている[1]

なお2021年令和3年)10月17日までは、専門店ビル「セントラルパークアネックス」(1986年昭和61年)開業)[5]とも接続[2]していた。同ビルと地下街が開業するまで、栄地区では錦通りの北側に大型商業施設がなかったため、南北に人の流れを生む形となり、新たな賑わいを呼び起したとされている[5]

建造物の特徴

延床面積は約54,838m2[8]、このうち地下街部分だけでも約29,779m2である地下街である[8]

ステンドグラスで装飾された[9]地上からの明かり取りの天窓が随所にあった[1]が、2020年の公園工事に伴い現在は撤去されている。「イベント広場」や「市民ギャラリー」等の催事空間も設置されており[9]、華やかな雰囲気を演出する構造となっている[9]。また、地上エリアに2020年令和2年)9月18日に開業した「Hisaya-odori Park」とも直結している。

名古屋市内で駐車場を併設しているのは他にユニモールエスカのみであり、栄地区では当地下街のみが地下駐車場を併設している[1]

店舗の配置と構成

中には東通り、中央通り、西通りと名づけられた南北に走る3本の通路が配置されており、開業時には119店が出店していた[2]

そのうち40%以上が婦人服関連の店で占められていて紳士服関連はわずか3店と女性向けのファッション中心のテナント構成となっていた[10]

通路などを除いた店舗面積は約10,250m2である[8]

開業までの経緯

元来、名古屋城の外堀の中に乗り入れて堀のなかに駅も設置されていた名鉄瀬戸線であったが、地下鉄やバスなどへの乗り換えを容易にすることを目的に路線を付け替え、に乗り入れさせることになった[5]。 その際には、建設への理解を求めて名古屋市や栄地区の既存の地下街との調整が行われている[11]

この名鉄瀬戸線の栄乗り入れに合わせて周辺の再開発を行うことを目的に、1973年(昭和48年)4月2日に「株式会社セントラルパーク」が設立された[2]

そのため、名鉄瀬戸線の栄乗り入れと合わせて建設されただけでなく、名古屋テレビ塔周辺を含めた地上の公園とも一体的に整備が行われている[10]

この地上部分の公園も「株式会社セントラルパーク」が事業費を負担して整備している[12]

この建設工事には、重さ3000トンのテレビ塔の下とその周辺をくり抜く形で掘削する難工事が含まれていた[13]

このうち、地下街部分の工事は、1976年(昭和51年)1月30日に起工式を行って着工し、1978年(昭和53年)11月2日に竣工している[2]

当時は建設省運輸省(共に現在の国土交通省)、消防庁警察庁の4省庁による地下街に関する基本方針により、地下街新設は原則として認められていなかったが、駐車場不足や歩行者通行量が多くて地上交通の混雑を緩和するために必要な場合に、公共地下歩道や公共地下駐車場の整備に付随する形での地下街のみが建設可能となっていた[1][10]。そのため、当地下街も延床面積は約55,732m2のうち、公共通路が約14.548m2で、地下駐車場が約25,770m2となっており、店舗部分の面積は約10,250m2と20%以下に留まっている[1]

脚注・出典

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m 杉村暢二 『日本の地下街 その商業機能』 大明堂、1983年10月。ISBN 978-4470540068
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 名古屋テレビ放送社史編集委員会編 『名古屋テレビ放送 30年』 名古屋テレビ放送、1992年4月。
  3. ^ a b 『楽楽 名古屋・瀬戸・三河』 JTBパブリッシング、2014年2月14日。ISBN 978-4533095450
  4. ^ a b c d e f 株式会社セントラルパーク 第49期決算公告
  5. ^ a b c d 阿部和俊 『都市の景観地理 日本編1』 古今書院、2007年3月20日。ISBN 978-4772252058
  6. ^ 土木学会日本土木史編集委員会 『日本土木史: 昭和16年-昭和40年』 土木学会、1973年4月。
  7. ^ 『地下鉄の本』 PHP研究所、1991年9月1日。ISBN 978-4569532547
  8. ^ a b c https://www.centralpark.co.jp/facility/
  9. ^ a b c 監修:磯村英一 編集:坂田期雄 『明日の都市 2 新しい都市づくり』 中央法規出版、1980年5月10日。
  10. ^ a b c 戸所隆 『都市空間の立体化』 古今書院、1986年2月。ISBN 978-4772212083
  11. ^ 中村隆義 『鉄路風雪の百年 なるほど・ザ・名鉄』 中部経済新聞社、1995年。978-4885200175
  12. ^ 橋岡武 『都市美を求めて 27都市の個性』 鹿島出版会、1982年12月。ISBN 978-4-306-07148-3
  13. ^ 津川康雄 『地域とランドマーク 象徴性・記号性・場所性』 古今書院、2003年4月。ISBN 978-4772250788

外部リンク


セントラルパーク地下街

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 15:07 UTC 版)

八十亀ちゃんかんさつにっき」の記事における「セントラルパーク地下街」の解説

2019年9月名古屋市栄セントラルパーク内にて原作漫画およびアニメ原画セントラルパーク描き下ろし4コマ特別展示原作者安藤によるサイン会行われ広報大使であるOS☆U香田メイ八十亀最中の姿に扮しセントラルパークを周った。また、セントラルパーク内にあるコメダ珈琲店にて原作コミック展示しるこサンド配布が行われた。

※この「セントラルパーク地下街」の解説は、「八十亀ちゃんかんさつにっき」の解説の一部です。
「セントラルパーク地下街」を含む「八十亀ちゃんかんさつにっき」の記事については、「八十亀ちゃんかんさつにっき」の概要を参照ください。

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