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阿部和俊

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/25 02:11 UTC 版)

阿部 和俊(あべ かずとし、1949年 - )は、日本の地理学者人文地理学都市地理学)。愛知教育大学名誉教授

略歴

福岡県北九州市生まれ[1]1972年名古屋大学文学部史学科卒業[2]名古屋大学大学院文学研究科修士課程修了。1976年まで、大学院に在籍[2]

1976年に愛知教育大学助手に採用され、1981年に助教授、1995年教授へ昇任した[2]。この間、1984年8月から1985年6月にかけてパリ大学・第4大学(パリ・ソルボンヌ)に留学し、ポール・クラヴァル (Paul Claval) の指導を受けている[3]1990年、『経済的中枢管理機能からみた日本の都市体系』により、文学博士名古屋大学)の学位を取得[4]。2010年度、2011年度には、愛知教育大学附属高等学校校長を務めた[5][6][7]2013年に定年退職し、名誉教授[8]

おもな著書

単著

  • 日本の都市体系研究、地人書房(京都)、1991 - 日本都市学会賞受賞(1994年)[9]
  • 先進国の都市体系研究、地人書房、1996
  • 発展途上国の都市体系研究、地人書房、2001
  • 20世紀の日本の都市地理学、古今書院、2003
  • 近代日本の都市体系研究 : 経済的中枢管理機能の地域的展開、古今書院、2010

編著

  • 都市の景観地理 シリーズ、古今書院 - 阿部は全体の企画と以下各編の編集にあたっており、日本地理学会賞(優秀賞)受賞の理由のひとつとなった[10]
    • 都市の景観地理 日本編 1、2007
    • 都市の景観地理 日本編 2、2007
    • 都市の景観地理 韓国編、2007
    • 都市の景観地理 中国編、2008 - 王徳と共編
    • 都市の景観地理 大陸ヨーロッパ編、2009
    • 都市の景観地理 イギリス・北アメリカ・オーストラリア編、2010

脚注

  1. ^ 20世紀の日本の都市地理学 ISBN 4772260137
  2. ^ a b c J-GLOBAL 阿部和俊”. 科学技術振興機構 (2005年11月22日). 2012年7月2日閲覧。
  3. ^ 阿部和俊 (2011), pp.49-50.
  4. ^ 経済的中枢管理機能からみた日本の都市体系”. 国立国会図書館. 2012年7月2日閲覧。
  5. ^ 平成 22 年度第 30 回高校教育シンポジウムの開催について (PDF)”. 愛知教育大学附属高等学校. 2012年7月2日閲覧。
  6. ^ ご挨拶”. 愛知教育大学附属高等学校. 2012年7月2日閲覧。
  7. ^ 2011 年度 学長裁量経費(プロジェクト経費)実施報告書 (PDF)”. 愛知教育大学. 2012年7月2日閲覧。
  8. ^ 原田一三 (2013年6月15日). “名誉教授称号授与式 (6/3)” (PDF). AUE News (愛知教育大学) (63): p. 3. http://www.aichi-edu.ac.jp/intro/files/AUENews63_130701.pdf 2013年7月5日閲覧。 
  9. ^ 日本都市学会賞(奥井記念賞)受賞図書一覧”. 日本都市学会. 2012年7月2日閲覧。
  10. ^ 日本地理学会賞受賞候補者選考委員会 2010年度活動報告”. 日本地理学会. 2012年7月2日閲覧。

参考文献

  • 阿部和俊 著「日本の都市地理学の個人的な回顧」、阿部和俊 編 編 『日本の都市地理学50年』古今書院、2011年9月23日、37-58頁。ISBN 978-4-7722-6109-8 



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