久屋大通駅とは? わかりやすく解説

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久屋大通駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/13 14:00 UTC 版)

久屋大通駅
4番出入口(2021年11月)
ひさやおおどおり
Hisaya-odori
所在地 名古屋市中区錦三丁目48
所属事業者 名古屋市交通局
名古屋市営地下鉄
駅構造 地下駅
ホーム 2面2線(名城線)
1面2線(桜通線)
乗車人員
-統計年度-
25,303[1]人/日(降車客含まず)
-2023年-
乗降人員
-統計年度-
50,604[2]人/日
-2023年-
開業年月日 1989年平成元年)9月10日[3]
乗入路線 2 路線
所属路線 名城線
駅番号 M06
キロ程 5.2 km(大曽根起点)
M05 (0.4 km)
(0.9 km) 名古屋城 M07
所属路線 桜通線
駅番号 S05
キロ程 3.3 km(太閤通起点)
S04 丸の内 (0.9 km)
(0.7 km) 高岳 S06
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久屋大通駅(ひさやおおどおりえき)は、愛知県名古屋市中区錦三丁目にある名古屋市営地下鉄である。

名城線桜通線が乗り入れる。名城線にはM06、桜通線にはS05駅番号が付与されている。

歴史

整備計画、建設工事段階では東桜という仮称で呼ばれていた[4]。1966年まで付近の町名は「東桜町」であり、名古屋市電大津町線の停留所は東桜町と称した。また、南東側の住居表示は「東桜」である。開業に先立つ1988年12月に、南北を通る「久屋大通」が駅名に採用された。

年表

  • 1989年平成元年)9月10日:桜通線開通に合わせ、交差する名城線にも駅を新設[3]。久屋大通駅同時開業。
  • 1999年(平成11年):名古屋市営地下鉄の駅で初めて駅構内にコンビニエンスストアが開店。
  • 2011年(平成23年)2月11日manaca運用開始。
  • 2011年(平成23年)3月13日:桜通線で可動式ホーム柵使用開始[5]
  • 2012年(平成24年)12月21日:名城線ホームのバリアフリー化工事に伴い、名城線ホーム - 北コンコース、北コンコース - 地上を結ぶエレベーター併用開始[6]
  • 2020年令和2年)9月6日:名城線で可動式ホーム柵使用開始[7]

駅構造

地下駅。名城線は相対式ホーム2面2線、桜通線は島式ホーム1面2線となっていて、名城線・桜通線とも可動式ホーム柵が設置されている。アクセントカラーは名城線が、桜通線が赤紫である。

名城線の隣の栄駅との間は400m弱しか離れておらず名古屋市営地下鉄では最短区間。桜通線はホームの幅が通常より2倍[要出典]あり、かなり広々としている。

また、名城線ホームの軌道内の壁には、名古屋の地下鉄で唯一、絵が描かれている。

のりば

ホーム 路線 方向 行先
1 名城線
名港線
左回り 金山新瑞橋名古屋港方面
2 名城線 右回り 名古屋城大曽根本山方面
3 桜通線 - 今池新瑞橋徳重方面
4 名古屋太閤通方面

駅構造の特徴

名城線ホームと桜通線ホームとはエスカレーター(上下両方向)1本で直結する構造となっている。

駅開業時にはセントラルパーク地下街が既に建設されていたため、コンコースなどはその一部を改修して新設された。そのため名城線に近い方の出入口(1A - 4B)はセントラルパーク地下街と共用になっている。開業時に新設された4か所の出入口はいずれも桜通大津交差点角にある。

名城線プラットホーム南端に設けられた非常口はセントラルパーク地下街の階段に繋がっており、セントラルパーク地下街側から見ると下り階段の踊り場壁面に立入禁止の看板が掲示されている。ホームと地下街との通路は通常は閉鎖されているが、地下街から上り階段を使用して地上に出ることは通常時でも可能。

桜通線ホームの上を名城線に並行して名鉄瀬戸線が通っているが、栄町駅に近く、駅は設けられていない[注釈 1]

改札外のエレベーターは北改札側[注釈 2]と、南改札口を出た先のセントラルパーク地下街、アーバンネット名古屋ビルにある。南改札側の各エレベーターは早朝深夜は利用できない。桜通線ホームに最も近い改札口である西改札口にエレベーターはない[8]

トイレは駅構内では北改札口の内と西改札口の外に設置されており、いずれも多機能トイレを備える[8]。西改札口のトイレは2022年3月に改修された[9]

桜通線ホームに、2017年7月18日より「ローソン名古屋地下鉄久屋大通駅店」が設置されている[10][11]。なお、名城線栄方面ホームには「サークルKミニ名古屋名城久屋店」があったが、契約満了のため2017年3月2日に閉店した[12]。名城線栄方面ホームには後に「セブン-イレブン名古屋地下鉄久屋大通駅店」が開店している。

当駅は、桜通線駅務区今池管区駅が管轄している。

利用状況

年度別乗車人員(名古屋市統計年鑑より)[1]
年度 桜通線乗車人員(人/日) 名城線乗車人員(人/日) 乗車人員合計(人/日)
1989年(平成元年) 4,079 3,965 8,044
1990年(平成2年) 7,967 8,043 16,010
1991年(平成3年) 9,342 9,332 18,674
1992年(平成4年) 9,897 9,527 19,424
1993年(平成5年) 10,006 10,110 20,116
1994年(平成6年) 13,182 8,090 21,272
1995年(平成7年) 13,133 8,486 21,619
1996年(平成8年) 13,429 8,406 21,835
1997年(平成9年) 13,446 8,316 21,762
1998年(平成10年) 13,505 8,170 21,675
1999年(平成11年) 13,499 8,380 21,879
2000年(平成12年) 13,505 7,938 21,443
2001年(平成13年) 14,576 9,063 23,639
2002年(平成14年) 15,273 9,163 24,436
2003年(平成15年) 13,631 9,069 22,700
2004年(平成16年) 12,464 8,562 21,026
2005年(平成17年) 12,262 8,952 21,214
2006年(平成18年) 12,578 9,203 21,781
2007年(平成19年) 12,233 8,856 21,089
2008年(平成20年) 12,836 8,873 21,709
2009年(平成21年) 12,310 8,588 20,898
2010年(平成22年) 11,879 8,602 20,481
2011年(平成23年) 12,459 8,836 21,295
2012年(平成24年) 12,820 9,126 21,946
2013年(平成25年) 13,069 9,387 22,456
2014年(平成26年) 13,187 9,506 22,693
2015年(平成27年) 13,751 9,992 23,744
2016年(平成28年) 14,030 10,180 24,210
2017年(平成29年) 14,290 10,261 24,552
2018年(平成30年) 15,057 10,843 25,900
2019年(令和元年) 15,136 11,183 26,319
2020年(令和2年) 11,008 8,515 19,523
2021年(令和3年) 11,761 9,044 20,805
2022年(令和4年) 13,264 9,865 23,129
2023年(令和5年) 14,581 10,722 25,303

桜通線の駅の中では、名古屋駅の次に利用客が多く、名城線の駅では、栄駅、金山駅、矢場町駅に次ぎ4番目に多い。名古屋市営地下鉄全駅では87駅中9位。乗り換え人員は含まない。

駅周辺

中高層事務所ビルが林立する高度商業地区[13]。栄エリアの北部に位置する。栄駅・矢場町駅周辺と比較すると、ショッピング施設は少なめで、ビジネス街の色が強い。

久屋大通駅(北改札口・南改札口)と地下鉄栄駅や名鉄栄町駅はセントラルパーク地下街などを通じて地下で繋がっている。

バス路線

最寄停留所は、桜通大津通の交差点付近にある桜通大津と、大津通と魚ノ棚通の交差点付近にある大津通である。以下の路線がそれぞれ乗り入れ、名古屋市交通局名鉄バスにより運行されている。

大津通

桜通大津

  • 基幹2:名古屋駅行(市バス)
  • 栄11:栄行、如意車庫前行、平田住宅行、如意住宅行(市バス)
  • 栄25:栄行、名西橋行、名塚中学行(市バス)
  • 栄27:栄行(左回り・右回り)、浄心町行(市バス)
  • 西巡回:栄行(左回り・右回り)(市バス)

隣の駅

名古屋市営地下鉄
名城線
栄駅 (M05) - 久屋大通駅 (M06) - 名古屋城駅 (M07)
桜通線
丸の内駅 (S04) - 久屋大通駅 (S05) - 高岳駅 (S06)

脚注

注釈

  1. ^ 南改札口を出て地下街を経由すれば乗り換え可能。ただし乗り換えの案内はされておらず、当駅で接続する地下鉄と名鉄瀬戸線との連絡定期券の発売もない。
  2. ^ 2012年12月21日供用開始[6]。駅のもののほか、ヒサヤオオドオリパークのものも利用できる。

出典

  1. ^ a b 市営地下鉄 各駅乗車人員の推移 (XLS)』(レポート)、名古屋市。
  2. ^ 交通広告メディアガイド2025年版 (PDF)』(レポート)、名古屋市交通局、2025年3月、12頁。
  3. ^ a b 「私鉄年表」『私鉄車両編成表 90年版』ジェー・アール・アール、1990年10月1日、164頁。 ISBN 4-88283-211-9 
  4. ^ 「「久屋大通」など8駅に新名称 名古屋・地下鉄桜通線」『中日新聞』(夕刊)、中日新聞社、1988年12月21日、10面。
  5. ^ 地下鉄桜通線全駅に可動式ホーム柵を設置しました!」(プレスリリース)、名古屋市交通局、2011年7月28日。2013年2月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。
  6. ^ a b 久屋大通駅 地上行きエレベーターの供用開始について」(プレスリリース)、名古屋市交通局、2012年12月14日。2013年2月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年5月15日閲覧
  7. ^ 総合リハビリセンター駅2番線及び瑞穂運動場東駅2番線の可動式ホーム柵稼働のお知らせ」(プレスリリース)、名古屋市交通局、2021年1月25日。2021年1月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年1月26日閲覧
  8. ^ a b 駅構内図 | 久屋大通」名古屋市交通局。2025年5月22日閲覧
  9. ^ 名古屋市営地下鉄 桜通線 久屋大通駅」『COM-ET』TOTO、2022年6月。2022年11月17日閲覧
  10. ^ 高畑駅はじめ8駅にローソンがオープン」(プレスリリース)、名古屋市交通局、2017年7月12日。2017年8月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年7月23日閲覧
  11. ^ 名古屋市営地下鉄内に新たな駅ナカコンビニが誕生 7月18日(火)に「ローソン」8店舗オープン」(プレスリリース)、ローソン、2017年7月10日。2017年7月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年7月23日閲覧
  12. ^ 閉店のお知らせ」(プレスリリース)、株式会社ビーエスエス、2017年3月29日。2017年5月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年7月23日閲覧
  13. ^ 国土交通省土地・建設産業局主要都市の高度利用地地価動向報告〜平成27年第1四半期〜 土地総合情報ライブラリー 国土交通省 (PDF)』(レポート)、2015年6月、3頁。2017年10月9日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2022年7月23日閲覧

関連項目

外部リンク




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