二酸化炭素 二酸化炭素の回収・資源化・分離

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 化学 > 化学反応 > 気体 > 二酸化炭素の解説 > 二酸化炭素の回収・資源化・分離 

二酸化炭素

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/25 03:39 UTC 版)

二酸化炭素の回収・資源化・分離

上記のような地球温暖化を抑制するため、二酸化炭素の新たな排出を減らす努力だけでなく、工場火力発電所などの排気に含まれる二酸化炭素の回収(前述のCCS)や大気からの二酸化炭素回収(DAC=Direct Air Capture)により、大気から切り離す技術が開発されている。こうして得られた二酸化炭素は地中に貯留したり、プラスチックや医薬品などの原料として利用したりする。アミン水酸化カリウムに吸収させる手法のほか、九州大学では大気中の窒素を通しにくく、二酸化炭素を通しやすい膜を開発した[14]

東京工業大学などは、電気化学触媒としてレニウム錯体を使うことで、二酸化炭素の濃度が低くても効率よく回収できる手法の開発を2018年に発表している[15]。東京工業大学ではこれに先立ち、岩澤伸治らが、二酸化炭素を炭化水素と反応させる有機合成反応を開発した。触媒としてロジウムを用い、炭素と水素の結合を弱めて反応させる。大気圧で反応が進むが、特定の化合物やアルミニウムが必要になるなどの実用化に向けた課題もある。[16]

関連項目

関連画像

脚注

[脚注の使い方]



注釈

  1. ^ 肥料、清涼飲料製造用の自家使用分は除く。
  2. ^ 当該工場で他の製品の原材料用、加工用、燃料用として消費されたものをいう。従って他の工場での生産に消費した量は含まない。

出典

  1. ^ a b Merck Index 12th ed., 1857.
  2. ^ カーボンフリーな水素社会の構築を目指す「水素基本戦略」経済産業省資源エネルギー庁(2018年2月13日)2019年1月27日閲覧。
  3. ^ 2014 年度(平成26年度)の温室効果ガス排出量(確報値)<概要>環境省 (PDF)
  4. ^ 二酸化炭素(CO2)の人体における影響 沖縄CO2削減推進協議会 (PDF)
  5. ^ 昭和電工ガスプロダクツによる解説または日本液炭による解説
  6. ^ 経済産業省生産動態統計年報 化学工業統計編
  7. ^ W杯観戦のビールが飲めない?炭酸ガス不足、英で業界を直撃”. CNN (2018年6月28日). 2018年6月30日閲覧。
  8. ^ 二酸化炭素原料化基幹化学品製造プロセス技術開発国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(2018年7月6日閲覧)
  9. ^ ドライアイスブラスト 日本液炭 (PDF)
  10. ^ 安楽死法 動物実験手技
  11. ^ WMO温室効果ガス年報の和訳 12号”. 気象庁. 2019年4月3日閲覧。
  12. ^ 大気中のCO2量が歴史的水準を突破、専門家らが行動を呼びかけ”. AFP (2013年5月11日). 2013年5月11日閲覧。
  13. ^ 堤 之智 (2017). “新たなWMO/GAW 実施計画:2016-2023について”. 天気 64: 607-614. 
  14. ^ 「CO2 大気から直接回収/脱炭素の救世主に 経済活動に制約なく」日本経済新聞』朝刊2021年2月1日(科学技術面)同日閲覧
  15. ^ 「希薄な二酸化炭素を捕捉して資源化できる新触媒の発見 低濃度二酸化炭素の直接利用に道」東工大ニュース(2018年12月4日)2019年1月27日閲覧。
  16. ^ 朝日新聞』朝刊2011年1月25日22面


「二酸化炭素」の続きの解説一覧




二酸化炭素と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「二酸化炭素」の関連用語

二酸化炭素のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



二酸化炭素のページの著作権
Weblio 辞書情報提供元は参加元一覧にて確認できます。

  
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの二酸化炭素 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2021 GRAS Group, Inc.RSS