白糸台高校
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「咲-Saki-の登場人物」の記事における「白糸台高校」の解説
読み方は「しらいとだい」。西東京地区の代表校。3年連続インターハイ代表、全国大会2連覇中で、今年は史上初の3連覇がかかっている。二軍ですら県代表クラスの実力を持つと言われているが、下記の5人で構成される一軍はチーム虎姫と呼ばれ、他校とは別格の強さからインターハイ史上最強のチームとの呼び声もある。ただしレギュラーメンバーの選出は、学内の複数のチームで対校試合を行い勝ったチームがレギュラーとなる方式を採用しており、チーム虎姫全員が必ずしも学内トップ5というわけではない。学内の各チームにはコンセプトがあり、チーム虎姫は攻撃に特化した選手を集めたチームである。全国ランキング1位、インターハイ第1シード。インターハイ団体2回戦を1位で通過し、準決勝で阿知賀女子学院・千里山女子高校・新道寺女子高校と対戦し、一時は4位まで落ち込むが最終オーラスで淡が上がり2位で決勝進出を決める。 宮永 照(みやなが てる) 声 - 中原麻衣(テレビアニメ) / 堀江由衣(ドラマCD) / 演 - 浜辺美波(幼少期:和田紗也加) 3年生。2月18日生まれ。身長160cm。団体戦では前年度は大将、今年度は先鋒を務める。前年度のインターハイ及び今年度の春季大会の2冠優勝者。 宮永咲の姉。牌に愛された子の一人。妹と同様に読書が趣味の模様。また側頭部の髪が咲と同じ形でハネている。妹の咲と頭の良さはそれほど変わらないものの学力は照の方が勝っている。 咲とは仲のいい姉妹であったが、現在は長野の実家を離れ母親(詳細は不明)と共に東京で暮らしている。 「高校生1万人の頂点」「インターハイといえば彼女のこと」とアナウンスされるほど高い評価を受け、専門誌にも特集記事が組まれている。また、昨年度インターハイ個人戦準優勝の荒川憩をして「人間ではない」と言わしめるなど、全国の強豪たちの中でも別格の存在として君臨している。 普段は無表情で無愛想だが、雑誌の取材や記者陣からのインタビューの際はにこやかな笑顔を浮かべ、弘世菫から「普段と違いすぎる営業スマイル」と評されるが、特に嘘を言っているわけではない。 最初の東一局では和了らず様子見に徹することが多い。小鍛治健夜はこれを「相手の本質を見抜く照魔鏡のようなもの」と解説している。 異常なほど高い和了率を誇り、さらに連続で上がるたびに打点が上昇する。 連続和了を止められると再び安い手に戻ってしまうが、その連続和了を止めること自体が非常に困難であり、全国トップクラスの実力を持つ園城寺怜でさえ独力で止めることはできない。また咲や天江衣とは違って強さにブレがなく、能力に癖がないので隙もない。打点を上げ続けなければならないという能力の制約上、前回より安い手で和了ることができず、段々と手役が狭く限られていくのだが、照自身がこれを苦にしていないため弱点とは呼べない。劇中では卓を左手で掴み右腕に気流を巻き付けるダイナミックなツモを披露した。 決勝では、さらに新たな能力を披露。ロンをせずひたすら連続でツモアガリを続けることで、9回目に九連宝燈を自模った。この際に、「ギギ、ギ……」と扉が開くような音が発生している。また、咲曰く「9回目の和了を止めることは不可能」とのこと。 松実玄に倍満を振り込むまで公式戦で2年間跳満以上の放銃をしたことがなく、守備力も非常に高い。 インターハイAブロック準決勝先鋒戦では、園城寺怜、松実玄、花田煌と対局。チャンピオンの壁はあまりにも大きくほとんどの局を照が和了ることになる。他校は照の和了りを一回でも多く阻止することがこの試合のカギとなるほど一方的な試合展開だったが、オーラスでは怜と煌の献身的なアシストと玄の決意、そしてこの試合にかける3人の思いが照の予想を上回り玄に倍満を放銃、一矢報いられる形となった。しかしそれでも圧倒的な点差が揺らぐことはなく、先鋒戦ひいてはAブロック準決勝の20人の中で最多獲得点数(96200点)を記録している。 決勝では二度の天和や倍満放銃など不可避の大失点があったものの、上述の能力で役満を和了した上、準決勝以上の連続和了で三倍満まで到達したが、最後は玄のドラ送りに阻まれ、準決勝ほど点数を稼ぐことはできなかった。それでも、決勝先鋒卓の錚々たる面子を圧倒して大トップを取っている。 雀卓での淡々とした闘牌とは裏腹に、後輩にお菓子を買ってきたり、控え室に戻ってからも試合後に倒れてしまった怜を気にする優しい部分もある。公の場以外では何かしら食べている描写が多い。 麻雀以外では嗅覚も優れているようで、『阿知賀編』4巻のカバー裏漫画では大星淡や渋谷尭深の使っているシャンプーの銘柄を匂いだけで見事に当てていた。 妹についてはほとんど言及しておらず、第128局「涼風」にて淡から咲が照の妹なのかと問われたときも一度は否定しかけた(最終的には肯定している)。 1年生時、菫と知り合いになったことをきっかけに麻雀部と関わりをもつようになる。照魔鏡の能力を生かして各部員に見合った打ち回しをアドバイスし、能力を向上させた。その後、菫の誘いによって麻雀部に加入することになる。当時から麻雀の実力は現在と変わらないものを持っていたが、現在よりも朗らかな性格であったほか、髪がやや長くなっている。アニメ版 周囲には「自分には妹はいない」と言っている。 インターハイ地区予選団体戦決勝で自分の試合が終わった際に「調整にもならない」と語った。 弘世 菫(ひろせ すみれ) 声 - 斎賀みつき / 演 - 日比美思 3年生。4月25日生まれ。身長176cm。麻雀部部長。次鋒を務める。資産家の令嬢であり長身で藍色のストレートロングヘアーの容姿をしており、クールな雰囲気。カバー裏漫画などコミカルな場面ではツッコミ役に回る。麻雀の実力だけでなく容姿の良さや親切な性格も相まって同性のファンが多く、菫が通るたびに自主的に行列を成すほど。 中学時代から麻雀の試合で活躍しており、高校の進路も千里山女子のような全国区の強豪への進学を希望していた。しかし親の反対でそこそこ良い東京の私立でなおかつ麻雀の実績では当時は西東京地区の強豪の一つだった白糸台に特待生として入学した過去を持つ。 相手の浮いた牌を狙い撃ちする能力を有し、白糸台のシャープシューターと呼ばれている。その時、自身の特技でもある洋弓で射抜くイメージになる。本人によると「普通に打ってもそれほど弱いわけじゃない」と、能力抜きの実力も低くない様子。 インターハイAブロック準決勝次鋒戦では大量リードにも驕らず、決勝に進む残り1校の実力を確かめるため敢えて大将まで試合を保たせる戦略を採る。そのため2位の千里山・二条泉を狙い撃ち陥落させる。 その後松実宥に狙いを定めるが、能力を発動する際の目線と指の動きにチームメイトも気づかない僅かな癖があり、阿知賀の監督である赤土晴絵に癖を読まれその癖を晴絵から聞いて対策を練っていた宥には回避されたあげくに直撃を奪われる。その後は素の実力で打つも、収支はマイナスだった。 1年生時の春、読書しながら立ち歩いていた照を注意し体育館まで親切に案内したことから彼女と知り合いになる。その後、麻雀部の貝瀬監督との会話の流れで行われることになったチーム対抗戦で照の選んだチームの一員として当時の部のレギュラーチームと対戦し勝利した。 対戦後部室から退出した照に自身の照魔鏡の能力について告白され驚愕しながらも、麻雀へのトラウマを抱えていた照を好物のお菓子やパンケーキが毎日食べられると説得し麻雀部に勧誘した。アニメ版 宮永照に妹がいるのを知っている。 大星 淡(おおほし あわい) 声 - 斎藤千和 / 演 - 志田友美(夢みるアドレセンス) 1年生。12月15日生まれ。身長156cm。南日ケ窪中学校出身。大将を務める。金髪でロングヘアー。試合中に宇宙のようなオーラを出す。照に対しては「テルー」と呼び捨てにし、フランクに話す。 無邪気で生意気な自信家で、自称「実力で言えば高校100年生」。宮永照の後継者とも目されていて、千里山女子高校の船久保浩子からは今年で最もヤバい1年生として警戒されている。 神代小蒔が力を発揮した時には、宮永咲や天江衣と同様にテレビ画面越しに反応している。 他家の配牌を5向聴以下に下げるという能力を有する。その性質上、鳴かれない限りは4巡目まで安全で淡はこれを「絶対安全圏」とよんでいた。またダブルリーチを自分の意志でかけることができる(決勝まで温存するつもりでいたが準決勝で我慢出来ずに使用)。能力発動時は必ず役無しのダブルリーチのみで、山の最後のカドの直前で暗槓しその直後に和了するため、和了る速度はサイコロの目に左右される。さらに暗槓した牌に槓ウラがのり、ダブリードラ4の跳ね満が確定する。 インターハイAブロック準決勝大将戦では、開始当初こそ配牌5シャンテンで他より優位に立つも慢心が仇となり、新道寺・鶴田(と白水)のリザベーションなどに連続放銃。その後ダブリーを連発し再び点数を稼ぎ出すも、場が進むにつれて穏乃の能力によりダブリーが出来なくなり失速。尚も反省の色はなく、実力を披露した阿知賀・新道寺らを前にして不用意にリーチ棒を出すなど無警戒を積み重ねた結果、オーラスで2位に跳満直撃でも上家取りで敗退という窮地に追い込まれる。それでも暗槓からリーチに持ち込めたことでツモあがりでの1位抜けを確信。2位抜けを嫌い、リーチ後の見逃しをしてまで高目をツモったが、その際に裏ドラが乗った前提で点数申告をしようとしたところで穏乃に自身の能力が封じられて裏ドラは乗っていないことが判明。結局、区間ワースト成績での2位通過という屈辱を味わったものの決勝進出は果たした。以降は悔しさからか阿知賀女子を意識した振る舞いが見られる。 第128局「涼風」にて咲が照の妹なのか照に直接問いかけた。 準決勝時はスレンダーな体型であったが、5位決定戦の頃から急速に胸が成長している。 渋谷 尭深(しぶや たかみ) 声 - 豊口めぐみ / 演 - RaMu 2年生。7月23日生まれ。身長151cm。中堅を務める。ボブヘアーで眼鏡をかけている。控室のみならず、対局中にもお茶を飲んでいる。大人しく、口数は少ない。 オーラス前までのすべての局の捨て牌第一打が、オーラスで配牌として戻ってくる収穫の時(ハーベストタイム)という能力を有する。その際に戻ってくる牌を淡は「たかみスロット」と呼んでいる。 インターハイAブロック準決勝では大三元を和了ったものの、それまでセーラや憧に和了られるばかりでほとんど手が出なかったこともあり、収支ではマイナスだった。今年のインターハイで役満を和了ったのは2回戦に続きこれで2回目である。 亦野 誠子(またの せいこ) 声 - 清水香里 / 演 - 岩田華怜 2年生。8月3日生まれ。身長162cm。副将を務める。銀髪でボーイッシュ。制服を着崩し、スカートの下にスパッツを穿いている。 河から牌を釣り上げる白糸台のフィッシャーの二つ名を持ち、3副露すると必ず5巡以内にツモ和了る。しかし副露を多用する故、余剰牌が狙われやすいという両刃の剣でもある。 インターハイAブロック準決勝では開始早々に満貫をツモあがるも、その後は守備の技術の低さを露呈。船久保浩子の筋ヒッカケや鷺森灼の切り替えヒッカケなどにことごとく引っかかり、放銃に放銃を重ねてしまう。終盤にはリーチに対してヤケクソとしか思えないような暴牌もあった。結局準決勝どころか作品史上最多となる59400点の失点を喫し、辛うじて1位を守ったとはいえ、7万点以上あったリードのほとんどを失ってしまった。 自己評価では実力はそこらの県代表エースを凌ぐとのこと。 棚橋 菜月(たなはし なつき) 2年前の白糸台高校の2年生。6月5日生まれ。身長149cm。緑髪のミディアムをお下げにしている。おっとりとしているような見た目に反して鋭いことを言うことがある。 照の即席チームに勧誘されるまで部内ランキングの低い部員の一人だったが、彼女のアドバイスによって部内ランク上位者のいたチームを倒すに至った。 17巻のカバー裏では後輩のためにパンケーキの作り方を教わろうと栞に話しかけた琉音を、蘭とともに背後から尾行している。 少し離れたところにいる栞の耳が見えるほど視力がいい。 沖土居 蘭(おきどい らん) 2年前の白糸台高校の3年生。11月18日生まれ。身長170cm。黒髪のショートカットで細身の長身。夏服を着ているときは眼鏡をかけている。ボクっ娘。チーム対抗戦では先鋒。長身のわりには気が弱く臆病な性格でチーム対抗戦のときは涙目になる一幕もあった。 ほかの即席チームのメンバー同様に部内ランキングの低い部員の一人だったが、彼女から親リーで2向聴という明らかに危険な状況でも手を突っ張るようにアドバイスを受けた。 琉音と栞のことを菜月とともに背後から見守っていることが多い。 渡辺 琉音(わたなべ るね) 「#渡辺琉音」を参照 宇野沢 栞(うのざわ しおり) 「#宇野沢栞」を参照 貝瀬 麗香(かいせ れいか) 2年前の白糸台高校麻雀部監督。個人戦のスコアが強い5人よりも仲の良い5人の方が団体戦で良い成績を残すことがあるという先代監督の持論を引き継ぎチーム対抗戦でレギュラーチームを選抜している。 チーム対抗戦でレギュラーチームを選抜する部の方針に疑問を抱いていた菫との議論に割って入った照の提案を飲んだ。
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白糸台高校は同誌連載の漫画作品『咲-Saki-』にも登場している。これは漫画作者の居住地が近所同士で、モデルとした高校が近くにあるため。
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