学院生徒・関係者
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「桜蘭高校ホスト部」の記事における「学院生徒・関係者」の解説
綾小路(あやのこうじ) 3年A組。元ホスト部常連。下の名前は不明。 上流階級を鼻に掛ける嫌味なステレオタイプのお嬢様。庶民の出で環に可愛がられるハルヒに嫉妬し、嫌がらせを繰り返したが、環らには見通されていた上に反感を買い、事実上出入り禁止になる。 宝積寺 れんげ(ほうしゃくじ れんげ) コスプレや恋愛ゲームが趣味の、生粋のオタク少女。髪には濃い赤色の大きなリボンを結んでいる。恋愛ゲームで鏡夜似のキャラにのめり込み、鏡夜の写真を見てフランスから転校、1年A組に編入する。結果的にゲームと現実の違いを理解したようで、その後も学院に残留する。ホスト部のマネージャー(らしい)。『LaLa』2011年9月号の特別編では大学部の経済学部に進学している。 同人的設定が大好きで、あらゆる萌え属性に精通。怒ると髪がメデューサ化する。 原作での出番は少ないが、アニメでは大幅に増え、強力モーターを使ったせり仕掛けで、神出鬼没に登場するのがお決まりのパターン。キャラクターの属性指導や実況、解説の他にもホスト部の同人誌の販売(部へ納金されているかは不明)、デパート屋上でのヒーローショーの司会などで活躍(?)。 ハルヒ以外の女性登場人物では初めてモリに名前を呼ばれた人物である(アニメのみ)。 DVD8巻ではホスト部員以外で唯一ジャケット表紙を飾る。 猫澤 梅人(ねこざわ うめひと) 通称猫澤先輩。3年生。 黒魔術部部長。 ロシア・トカレフ(ロマノフ)王朝の流れを汲み、代々猫を崇拝する家柄の出身。ロシア寄りのクォーターで、金髪の美少年だが、常に黒いカツラに黒マント(部員は全員着用)という黒装束で全身を覆っている。 闇に魅入られており、明るい所は大の苦手。呪いや血などのオカルト好き。猫のパペット「ベルゼネフ」といつも一緒。妹のためにと、ホスト部員によるカツラやマントなしで明るいところへ出るための特訓を受けたこともあるが、急激な変化に体が耐えられなかったのか、すぐに元に戻ってしまった。なおホスト部員では環だけが呪いを信じ込んでいる。 何故か環によく絡んでおり、原作81話での理事長の発言によると、環の母の搭乗手続きを遅らせるため、どういう手段でか伽名月とともにVIP用のラウンジに入り込み、「今搭乗すれば恐ろしい呪いにかかる」と嘯いていたらしい。 猫澤 霧美(ねこざわ きりみ) 幼等部1年。3歳。梅人の妹。 高等部の兄を探してホスト部に迷い込む。兄とは正反対で闇と(実物の)猫が苦手。兄の肖像画から王子様属性の兄に強い憧れを抱くが、普段から扮装している梅人を長い間その兄だと信じなかった。しかし登場時の一件から心を開きつつある。「酒池肉林」や「逆ハーレム」系の少女漫画を読んでもらうのが好き。 当初、ホスト部員に名前を覚えてもらえず、「刺し身ちゃん」などと呼ばれていた。 伽名月 麗子(かなづき れいこ) 1年D組。黒魔術部。 黒魔術部の紅一点。物静かで感情の起伏が少ない。部員以外に友人がおらず、趣味の呪いが唯一のコミュニケーション手段。一目惚れした光邦に「魂を奪われたから魂を奪わせてもらう」と、呪い(恋まじない)の数々を駆使して猛アタックをかける。最後は呪いに頼らず真正面からアプローチし、光邦に許容される。 単行本最終巻の「未来予想」では、「言いたくても言えないこと」をジェスチャーにして光邦に伝えるが、その際にダメ元でやってみた「結婚」を承諾されてしまう。 城之内 綾女(じょうのうち あやめ) 2年A組の副委員長。成績は学年3番(環が来るまでは常に2番)。鏡夜の頼みを受け、ケアレスミスで追試を受けなければならなくなったハルヒの教師役を務めたことがある。作中では鏡夜に次ぐ頭脳派。 長ゼリフを一息で喋るのが特徴で、ホスト部でのあだ名は「モールス女史」。嫌いな物は雨と騒音と環。歪み知らずのストレートヘアだが実は天然パーマ(故に雨が嫌い)。環への感情が好意の裏返しだと気づいてからは、パーマを生かした髪型に変えホスト部の常連となるが、ストレートで真面目な性格は相変わらず。 環を母に会わせるために外へ連れ出すという部員の計画を、春日崎ら他のホスト部常連客と共に立ち聞きし、協力体制を敷いたキーパーソンである。 アニメ版ではほかのモブキャラクターたちと同様に初対面の環にあっさり惚れこんでいた。 九瀬 猛(くぜ たけし) 3年A組。アメフト部部長。 鏡夜とは学年は違うが幼等部からの幼馴染。当時のある一件で鏡夜にプライドを潰され、一方的にライバル視しているがいまだ0勝。実家は青果輸入業のトップで、常にオレンジを持ち歩き皮ごとほおばる。ちなみにこのオレンジはポストハーベスト農薬の心配が要らないとか。 アメフト部部長となるだけあって、運動神経はかなりのもの。体育祭では負けていた赤組を勢いづかせた。 ドラマCD第3弾に収録のおまけメッセージにゲスト出演。 満山 香南(みつやま かなん) 3年B組。生徒会書記。 鏡夜、猛と幼馴染。猛とは婚約中で相思相愛。おっとりとした外見に似ず性格は結構黒く、意中の猛が鏡夜と張り合うのは無駄なのでやめて欲しいと思っている(面と向かって当人にまで言っている)。実家は九瀬家に続く青果輸入業ナンバー2。 相賀 和清(そうが かずきよ) 1年A組のクラス委員長。成績は学年次席(1度ハルヒのケアレスミスで首席)。ハルヒのことは一貫して「藤岡」と呼ぶ。『LaLa』2011年9月号の特別編ではハルヒと同じく大学部の法学部に進学している。 親は政治家。暗所恐怖症な上、極度の怖い物系恐怖症。幼馴染の倉賀野に想いを寄せている。双子曰く「いじめると己の穢れが浮き彫りになる」ほどの純情派。 笠野田 律(かさのだ りつ) 通称ボサノバ君、ボサノバっち。ハルヒのみカサノバ君。組員からは若。1年D組。『LaLa』2011年9月号の特別編では大学部の経済学部に進学している。 関東最大勢力の暴力団「笠野田組」の跡取り。赤毛。組員すら恐れるほどの顔つき(双子と環曰く、はんにゃ2号)と態度のために友達が出来なかった。寡黙で一見怖いが周囲に人が集まる崇に憧れ弟子入りし、ホスト部に出入りする内にハルヒの正体を知る事に。以降ハルヒに恋愛感情を持っていたが、告白する前にハルヒの無自覚な「お友達」宣言を受け玉砕。その後園芸部に入部し、ハルヒにプチトマトの苗木を渡すなど、友人としての交流は続いている。 中身は動物好きで舎弟思い(だが、動物は怪我で逃げ出せないものしか触らせてもらえず、組員は顔にビビっていた)で、根はかなり良い人である。元名称は「人間ブリザード」だったが、多くの友達が出来てからその名称は消えていった。手先は器用な方。アニメでは桜蘭祭で女子達と会話する姿や、缶蹴りをしている姿が見られる。 部員以外でハルヒの正体を知る唯一(?)の生徒だが、部員の話し合い(明らかに脅迫)もあり、ハルヒのためにも秘密厳守を誓う。 鷹凰子 嗣郎(たかおうじ しろう) 初等部5年A組。やんちゃ系。ワガママで生意気、怖い物知らず。必修クラブは音楽。意中の女の子・雛を振り向かせようとホスト部に弟子入りし、雛との連弾のため環にピアノの特訓を受ける。後にホスト部に出入りして「お姉さまキラー」の称号を得る。また、小説版では初等部にホスト部を設立した。 神城 雛(かみしろ ひな) 元初等部5年A組。必修クラブは音楽だった。今は父の仕事の都合でドイツ在住。クラスメイトで同じクラブをやっていた嗣郎とはメールによる遠距離恋愛中。嗣郎曰く「意外とヤキモチやき」。 春日崎 奏子(かすがざき かなこ) 2年B組。ホスト部常連。 幼馴染で婚約者の亨の気を引こうと、さすらいのホスト巡り(別名:男とっかえひっかえ病)を続ける(ハルヒの入部までに全員2周はしているらしい)。入部したてのハルヒを指名し、さらにホスト部のクリスマスイベントに合わせて、ハルヒのダンス教師も務めた。亨との思いを確認した後も、頻度こそ落ちたもののホスト部に顔を出す常連の1人。埴之塚家の近所に住んでいる。 ホスト部の活動停止&須王家の騒動の最中、他のホスト部常連とともにホスト部員の元を訪れ、「常連の大半が環の出生について知っていること」「もっと自分達にも頼って欲しいこと」を告げた。その後、ホスト部員が環を連れ出す計画を練っているところを立ち聞きし、常連たちと計画のフォローを図る。 アニメ版のクリスマスイベントではハルヒが彼女の頬にキスすることになるが、ハルヒはファーストキスと知った環がそれを阻止しようとして、間違えてハルヒを押してしまい、ハルヒが奏子にファーストキスを捧げてしまう。 珠洲島 亨(すずしま とおる) 2年C組。食器輸入業を営む「珠洲島通商」の子息。ホスト部のティーセットも彼の会社からの仕入れ。自分の家柄の低さに引け目を感じ、婚約者である奏子を避ける様になる。彼女に相応しい男になろうとイギリス留学を決意。 小松澤 明(こまつざわ あきら) 3年C組。新聞部部長。父は出版社社長。全く売れないゴシップ新聞「桜スポ」を発行。部と自分の置かれた立場への焦りから、ホスト部の取材を通じて環の裏の顔をスクープし、部数の増加と環の失墜を謀ろうとするが、それを見抜いた鏡夜たちの裏の顔を見せつけられ、気圧される。 原作では「最後の仕事」とばかりに崇と光邦の決闘騒ぎをスクープした号外を配る。 右京 千影(うきょう ちかげ) 2年B組。新聞部。親の会社が小松澤家の会社の傘下にあるため、弱い立場にある。 左京 智親(さきょう ともちか) 2年C組。新聞部。右京同様、部長の指示には逆らえない。 鹿谷 愛(かのや めぐみ) 両親の親族の不仲により、神戸の名門「葵塚学院」から2年A組に転入してきた。父は、関西に料亭を多数持っている。料理好きで、父が昔書いた本を大切にしている。 ある日、ホスト部のイベント中に馬が鴉に驚いて襲ってきたところを環に助けられる。それがきっかけで環が気になり始めて、告白する。双子曰く環の妄想に登場するハルヒに近いらしい。 ホスト部主催のオリエンテーリングで環と組み奮闘するも、時間がかかりすぎたため最下位。また、このイベント自体が、彼女の本音をさらけ出させるために仕組まれていた。 松平 利頼(まつだいら としより) 3年A組の生徒会長。胃痛持ちで、桜蘭祭の場所取り「中央棟サロン争奪戦」に体力勝負が入るかもと考えただけで胃が痛む。だが、チェスなどの頭脳戦は強い。 ホスト部常連客(一部) 各々が固定の指名相手を持つ。比較的萌え(特にボーイズラブ)属性の傾向が強い。 常連同士の情報網で環の出生と家庭の現状を把握している。ただし、庶民のハルヒに対しては詮索しない方向で協定を結んでいたため、ハルヒの女装(ロングのカツラにワンピースドレス、メイク)を見ても女の子だと気づかず、環との恋もボーイズラブモードで応援していたらしい。 アニメ版では、彼女らにも個人名が設定されている。以下は原作から登場した生徒。倉賀野 百華(くらかの ももか) 1年A組のクラス副委員長。成績優秀。ハルヒのファンで、アニメでは1話から登場。『LaLa』2011年9月号の特別編ではハルヒ・相賀とともに大学部の法学部に進学しており、未だにハルヒを君づけで呼ぶ。 桜塚 希美子(さくらづか きみこ) 1年A組所属。ハルヒファンの1人。 風間 善之助(かざま ぜんのすけ) 通称 長老。高等部教頭。ヒゲがトレードマークで紳士の中の紳士。食堂で起こるホスト部のいざこざのとばっちりでスープを顔から被るのがお決まり。 若い頃、空腹で行き倒れ、女性(後の夫人)にスープをご馳走になったのがきっかけで、本を出版するほどのスープ研究家に。今も夫婦仲は大変良好。
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