まつだいら〔まつだひら〕【松平】
松平定敬
幕末の維新期の大名。伊勢桑名藩主・京都所司代。美濃高須藩主松平義建の七男、会津藩主(京都守護職)松平容保の弟。号は晴山、通称は鍥之助。戊辰戦争が起こると徳川慶喜に従い江戸城に入った。のち箱館に渡り、五稜郭で政府軍に抵抗した。後年日光東照宮宮司となった。明治41年(1908)歿、63才。
松平忠国
江戸前期の丹波篠山藩松平家第二代・播磨明石藩松平家初代当主。丹波篠山生。篠山藩松平(藤井)家初代藩主信吉の長男。初名は忠勝。従五位下山城守に叙され藩主となり、城下町の整備・社寺の尊崇・文芸の発達に尽力。明石藩に入封後は、城下町の拡大・新田開発等に治績を残した。茶の湯・和歌俳諧を能くし、(大徳寺の僧)沢庵宗彭と親交があった。万治二年(一六五九)歿、六三才。
松平春嶽
福井藩松平家十六代当主。江戸生。父は田安斉匡。松平斎善の嗣となる。名は慶永、字は公寧、別号に礫川・栄井・渚鷗等。政事総裁職に就任し一橋慶喜とともに中江雪江・横井小楠を用いて幕政改革に着手。公武合体を主張した。維新後は議定・内国事務総督・民部卿・大蔵卿などを歴任。著に『逸事史補』等。明治23年(1890)歿、63才。
松平直政
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