須王家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 00:17 UTC 版)
七名家と謳われる家柄の一つ。財閥を成し、金融業を基盤に学校、ホテルを経営。須王とは「成るべくして王になる」という意味。 須王 譲(すおう ゆずる) 環の父。須王財閥総帥。桜蘭学院理事長。 正妻とは政略結婚だが、出張先で知り合ったフランス人女性との間に環が生まれたことをきっかけに離婚。 環にわざわざ炙り出しの手紙を送ったり、日本の嘘情報を吹き込んだりと、息子をからかうのが趣味。親馬鹿。 『あしながおじさん』に憧れ特待生制度を採用、ハルヒとの初対面の際その話にちなんでレターセットを渡した(その立場上、ハルヒの性別を知っている)。小説版では、以降届いた手紙をスクラップ帳に綴じている描写がある。ハルヒ曰く「譲と環は似ている」。 16巻にて、環が本邸に移ってきたことを機に「ホスト部の永久活動停止」を理事長命令で秘書に命じた。さらに、裏から取締役会に手を回し、会長である実母を失脚させる。その後、それらを含めた家族間の問題が解決したため、ホスト部に活動再開の許可を出す。 弁護士・高坂がハルヒの両親と関係があることを知っており、会長に対して「環の周囲からハルヒを排除させないため」の歯止めに利用していた。 また、長年私的な資金を環の母方の実家が経営する会社へ投じ、シスレーゼ症候群に効く新薬の開発を密かにバックアップしてきた。 須王 静江(すおう しずえ) 須王財閥会長。 夫の他界後、1人で財閥を切り盛りしてきたため、現職を退いた今もなお会長として最高の権力を持つ。息子の策で失脚させられるが、その後、相談役に就任。 跡取りがいないため環を日本に呼ぶが、「妾の子」の環を快く思っておらず、3年間、環が母と連絡を取ることや会うことを禁じていた。が、失脚騒ぎの中、第80話にて、ハルヒの言葉を受け、帰国する母へ会いに行く許可を出した(以降は息子とも和解している)。 冷酷な人物ではあるが、須王の影響力に他人を巻き込むことを良しとしないという毅然とした一面も。 時代劇が好きで、渡辺謙のファンであると匂わせる台詞もある。また、失脚騒動後は環の弾くピアノを楽しみにしたり、それまでの冷酷なイメージからお茶目な部分も見られた。
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