パナソニックモバイルコミュニケーションズとは? わかりやすく解説

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パナソニックモバイルコミュニケーションズ

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パナソニック モバイルコミュニケーションズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/08 06:43 UTC 版)

パナソニックホールディングス > パナソニック モバイルコミュニケーションズ
パナソニックモバイルコミュニケーションズ株式会社
Panasonic Mobile Communications Co., Ltd.
本社
種類 株式会社
略称 PMC
本社所在地 日本
224-8539
神奈川県横浜市都筑区佐江戸町600
設立 2013年4月1日
(2代目法人)
業種 情報・通信業
法人番号 6020001100072
事業内容 携帯電話端末、業務用端末の開発、製造、販売
代表者 武藤 正樹(代表取締役社長
資本金 0.5億円(2021年4月1日時点)
純利益 4億8,000万円(2020年03月31日時点)[1]
純資産 126億9,500万円(2020年03月31日時点)[1]
総資産 193億3,600万円(2020年03月31日時点)[1]
決算期 3月末日
主要株主 パナソニック 100%
主要子会社
  • 株式会社ビットマザー
  • パナソニック・普天通信設備北京有限公司
関係する人物 倉本實(元副社長)
特記事項:初代法人は1958年1月17日に松下通信工業株式会社として設立、2003年1月1日に商号変更
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YRP研究所

パナソニック モバイルコミュニケーションズ株式会社: Panasonic Mobile Communications Co., Ltd.)は、かつて存在したパナソニックグループ移動体通信端末、決済端末のメーカーである。パナソニックグループ内や周辺地域ではPMCの略称で呼ばれていた。

パナソニック(旧法人)本体(現:パナソニックホールディングス)の社内カンパニーであるコネクティッドソリューションズ社配下に置かれていた子会社であり、後述の事業会社制移行に伴ってパナソニック コネクトの「モバイルソリューションズ事業部」に統合された。

沿革

  • 1958年1月17日 - 大阪府北河内郡門真町(当時)に松下通信工業株式会社(まつしたつうしんこうぎょう、英: Matsushita Communication Industrial Co., Ltd.)設立。(松下電器産業「現:パナソニック ホールディングス株式会社」より分離)
  • 1960年 - 本社を横浜市港北区綱島町(当時)に移転。
  • 1968年
  • 1969年 - 東京、大阪証券取引所第一部へ指定。
  • 1991年 - 教育用パソコン「PanaCAL ET」を発売。ハードウェアはPanacomM530がベースである。OSに、MS-DOSの他BTRONベースの「ETマスター」を用意。
  • 2001年8月21日 - NECと携帯電話のソフトウェア開発で提携[2]
  • 2002年
    • 半ば - 海外向け事業に力を入れるとの理由によりauツーカーJ-PHONE(当時)向け端末から相次いで一旦撤退。以降、2006年10月の705P・2007年1月のW51P発売までドコモ向けのみの供給となる。
    • 9月25日 - 現在の東証一部での株式上場廃止。
    • 10月1日 - 株式交換により、松下電器産業の100%子会社となる。
  • 2003年1月1日 - 松下グループの再編により、携帯電話端末事業に特化したパナソニック モバイルコミュニケーションズ株式会社(初代)が発足。のちに、本社を綱島から佐江戸地区へ移転。
  • 2006年
    • 8月 - NEC、TIなどと合弁で、通信プラットフォーム開発会社のアドコアテックを設立。
    • 10月 - NECと合弁で、プラットフォーム開発会社のエスティーモを設立。
  • 2007年1月26日 - モトローラ、NEC、NTTドコモ、パナソニック モバイルコミュニケーションズ、サムスン電子とボーダフォンでLiMo Foundationを設立。
  • 2008年
    • 3月 - 業界で初めて携帯・自動車電話端末納入台数が1億台を達成。
    • 8月 - エスティーモを清算。
    • 10月 - 子会社のパナソニックMSEの株式の60%をNTTデータに売却し、NTTデータMSEに社名変更。
  • 2010年3月 - 光電送装置・WANアクセスシステム事業から撤退。
  • 2013年
    • 4月1日 - 携帯電話端末事業を新設分割のパナソニック モバイルコミュニケーションズ(2代目)へ、基地局事業をパナソニック システムネットワークスへそれぞれ移管、初代法人はパナソニック モバイル株式会社に商号変更しパナソニックへ吸収合併[3]
    • 9月26日 - 日本国内におけるスマートフォンの製造休止を発表[4]
  • 2022年4月1日 - パナソニックグループの持株会社制への移行に伴い、パナソニック システムソリューションズ ジャパン(同時にパナソニック コネクトに商号変更)に合併され解散[5]。これにより一般向け携帯電話端末から撤退。

以上のように、事業分野への参入は1968年、社名および現在の事業内容に特化したのは2003年であるが、初代法人は松下通信工業の法人格を引き継いでいるため、公式の設立は1958年となる。

拠点

特徴

ワンプッシュオープンボタン
ヒンジ部に搭載されたボタンを押すだけで、スムーズに端末を開くことが出来る。現在は特殊な構造の端末[注 1]やスマートフォン以外にはほとんどの端末に搭載されている、名実共にパナソニック製の携帯電話を代表する機能である。
九州松下電器(現・パナソニック システムネットワークス)のPHS端末KX-HV200で初採用された。KX-HV200では、現在のように「ボタンを押すと完全オープン」ではなく、90度の位置でいったん止まる機構であった。
デザイン
コンパクトさ、薄さ、軽さを重視したデザインが特徴で、高機能なハイエンド端末よりもデザインや使い勝手にこだわった端末創りを行う。
また、初のFOMA対応端末やFeliCaワンセグ搭載端末、ハイスピード端末など、コンセプトモデルを手がけることでもある。
ソフトウェア
FLASHを多用しているためレスポンスが悪いというイメージがあるが、最近は改善されてきている。また、FOMAの場合、日本語入力システムはAdvanced Wnnが基本だが、au向けの端末の場合、KCP+搭載機種(例・P001)を除きソフトウェアがカシオ日立モバイルコミュニケーションズ製であるため、それに準じてATOKが採用されている。au以外のソフトウェアは関連会社のNTTデータMSE(もと完全子会社のパナソニックMSE)が開発を行っている。
Bluetooth
2008年11月以前、Bluetoothをキャリアとして積極的に推していなかったNTTドコモだが、その中において唯一導入に積極的なメーカーであった。FOMAの多くのミドルおよびハイエンド端末に装備されている。
ニコタッチ方式
文字入力方式として、独自の2タッチ入力方式である「ニコタッチ方式」があり、現在はスマートフォン、NTTドコモ向け端末の一部(オペレータパック搭載端末)、au向け端末及びソフトバンクモバイル端末の一部(Infineonプラットフォームを用いた機種)以外のほとんどの機種に搭載されている。P251iSで初採用された。
ELUGAシリーズ
P-06D以降のAndroid搭載スマートフォンはELUGAシリーズとして展開している。ちなみに、ELUGAは海外で先行発売されたブランドである(これについては後述)。

製品

日本国内向けは2015年現在、NTTドコモソフトバンクSoftBankブランド(元のソフトバンクモバイル)の2社に端末を供給している。au(KDDI沖縄セルラー電話)には2007年2月発売のW51P(CDMA W51P)より端末の供給を再開したものの、2009年2月発売のP001(CDMA MA001)をもって再び供給が途絶えた。

NTTドコモ向け端末については、電電公社・分社化前のNTT時代から端末を供給しており、「ムーバ」の商標名を使用する権利と、1文字の略号「P」(松下通信工業時代からPanasonicのP)を与えられている。

また、パナソニック モバイルコミュニケーションズと NEC(後にNECモバイルコミュニケーションズに移管)は、第3世代移動通信システム向けの端末・技術を共同で開発してきており、スマートフォンを除くNTTドコモ向けのFOMA端末、ソフトバンク向けの中、上位機種のOSLinuxを採用している。ちなみに折りたたみ型携帯電話が主流になる前はパナソニックが携帯電話シェア率1位であったが、折りたたみ型携帯電話が主流になると携帯電話シェア率をNECに譲ることになった。2006年3月の調査では再び携帯電話シェア率が1位に返り咲いた。しかし、2006年上半期の調査では、SHARPに携帯電話シェア率1位を明け渡すこととなった。

スマートフォンのELUGAシリーズについては、当該項目を参照。

NTTドコモ向け

ソフトバンクモバイル・ソフトバンク(SoftBankブランド)向け

(J-P51までの発売済み端末は全てPDC方式。ボーダフォン時代には供給はしていない)

  • DP-141
  • DP-142
  • DP-143
  • DP-144
  • DP-145 - この機種より、スカイウォーカー対応。
  • J-P01 - この機種より、スカイメロディ対応。
  • J-P01II - J-P01のスカイウェブ対応バージョン。
  • J-P02 - この機種より、J-スカイ対応。
  • J-P03 - この機種より、カラー液晶ディスプレイ搭載。折りたたみ式。
  • J-P51 - パケット機・TFT液晶ディスプレイ搭載。モバイルカメラ搭載。ストレートタイプ。
  • Infineonプラットフォームモデル(エントリーモデル):705P705Px706P810P820P821P822P830P831P840P840Pe841P
  • 8xxP(ミドルエンドモデル):823P824P832P842P
  • 9xxP(ハイエンドモデル):920P921P930P931P940P941P、942P
  • 00xP(Linuxモデル): LUMIX Phone 001P
  • 00xP(Infineonプラットフォームモデル): 002P、002Pe(for Biz)
  • x0xP(スマートフォン): 003PLUMIX Phone 101P102P
  • x0xP(フィーチャーフォン): 103P301P
  • x0xPM(フィーチャーフォン): 401PM

au(KDDI/沖縄セルラー電話)向け

  • ハイキャップミニモ - 旧IDOハイキャップ方式。
    • H101
    • H102
    • H104
  • デジタルミニモ - 旧IDO PDC方式
    • D310
    • 502G - この機種より9600bpsデータ通信対応。
    • 521G - この機種より「プチメール」(ショートメッセージサービス・DDIセルラーエリアでは使用不可)対応。
    • 521GII - 521Gの11桁変換機能搭載バージョン。
    • 531G
    • 537G - 531Gの「メロ着倶楽部」(着信音配信サービス)対応仕様。
    • 606G - 704Gのプリペイド仕様。
    • 704G - EZweb対応・auブランド。
  • アナログセルラーホン - 旧DDIセルラーグループ TACS仕様。
    • HP-10P
    • HP-50P
  • デジタルセルラーホン - 旧DDIセルラーグループ PDC仕様
    • HD-10P
    • HD-30P - 改修により9600bpsデータ通信対応。
    • HD-50P - この機種より正式に9600bpsデータ通信対応。
    • HD-60P
    • HD-61P - HD-60Pの11桁変換機能搭載バージョン。
    • D101P
    • D209P - 101Pの「たのしメール」(ショートメッセージ・IDOエリアでは非対応)機能搭載バージョン。
    • D305P - ezweb対応・auブランド。
  • cdmaOne
    • CD-10P - TACS方式でも使用できるデュアルモード搭載端末 関西・九州・沖縄エリアのみで発売 そのためセルラーブランドのみ。
    • C105P - cdmaOneシングルモード IDO・セルラーそれぞれのブランド名義で全国発売。
    • C308P - ezweb対応・auブランドに統一。
    • C408P - ezweb@mail対応・カラー液晶。
    • C3003P - ezplus・ezナビゲーション対応・折りたたみ式・日本初のBREWプラットフォーム採用(ただしアプリ用は除く)。
    • フォトパレット - 携帯電話に接続して使うメール端末。
  • CDMA 1X WIN(後のau 3G)
    • W51P - 5年ぶりのau端末。カシオ日立モバイルコミュニケーションズからシステムソフトウェアのOEM供給を受けているため、日本語入力システムはAdvanced WnnではなくATOK for au+APOT。これは協業相手のNECがKDDIと関係が悪く[要出典]、au向けの端末を供給していないため。なお、ハードウェアはPMCによる製造である。
    • W52P
    • W61P - auのパナソニックWIN端末としては初めてワンセグを搭載している、ただしVIERAケータイと名づけてはいない。
    • W62P - W61Pの女性向けバージョン。ちなみに限定バージョンとして「島耕作ケータイ」も存在する。
    • P001(MA001) - auのパナソニックWIN端末としては初にして唯一のKCP+を搭載。この機種よりSD-Audioが正式に廃止された代わりに着うたフルプラスに対応。製造型番の“MA”は松下の“ま”。

ツーカー向け

  • ツーカー携帯電話(東京エリア)ツーカーデジタル(東海エリア)
    • TH051(東京エリア)P(東海エリア)
    • PII(東海エリア)
  • デジタルツーカーシリーズ(関西エリア)
    • P
    • PII
    • PIII
  • Cyber Gigaシリーズ(一部を除き、3エリア共通シリーズ)
    • TH061(東京・東海エリア)
    • TH071(東京・東海エリア)P201(関西エリア)
    • TH081
    • TH091 - この機種よりスカイメッセージ対応
    • TH092 - この機種よりスカイメロディ(着信音配信サービス)対応
    • TP01 - この機種よりezweb・和音着信メロディ(3和音)対応
    • TP11 - カラー・折りたたみ式・着信メロディは16和音

海外向け端末

  • GSM
    • 2005年12月9日にGSM端末の製造から撤退している[6]
      • P341i, P342i
      • GDシリーズ : GD30、GD35、GD55、GD67、GD68、GD70、GD75、GD76、GD85、GD87、GD88、GD90、GD92、GD93、GD95、GD96
      • Gシリーズ : G50、G51、G60、G70、G400、G450、G500, G600
      • VS(Visual & Slim)シリーズ : VS2、VS3、VS6、VS7
      • MX(Maximum Endurance)シリーズ : MX6、MX7
      • SA(Sporty & Active)シリーズ : SA6、SA7
      • SC(Stylish Camera/Colour)シリーズ : SC3
      • Aシリーズ : A100、A101、A102、A200、A210、A500
      • Xシリーズ : X11、X66、X68、X70、X77、X88、X100、X200、X300、X400、X500
      • Xシリーズ(Symbian OS S60) : X700、X800
      • KXシリーズ : KX-TU301、KX-TU311
  • スマートフォンELUGAシリーズ
    • 2012年2月21日に欧州向けにELUGAのリリースをすることを発表。再び海外市場へ参入した[7]。しかし2012年10月31日に早くも撤退を決定した[8]
      • ELUGA DL1
      • ELUGA Power

その他

  • 光伝送システム - 2010年3月限りで撤退。
  • 携帯電話基地局 - 2014年にノキアに譲渡。

なお、旧松下通信工業が製造していた計測機はPMCがアフターサービスを引き継いでいる。

スポーツ

  • 旧・松下通信工業時代の1987年から続く、「パナソニック女子陸上競技部」を持つ。全日本実業団対抗女子駅伝大会への出場を中心に活動している。愛称は「パナソニックエンジェルス」(以前は「パナエンジェルス」)。
  • チーム名の社名は旧松下通信工業時代は「松下通信」、PMC発足後は「パナソニック モバイル」としていたが、2005年より現行の「パナソニック」としている。各選手はPMCのみならず、松下通信工業の事業を引き継いだ各社に所属しており、事実上横浜地区のパナソニックグループを挙げたチーム編成となっている。

事故

携帯電話の過熱事故
2003年仙台市在住の男性が、同社製の携帯電話端末をズボンのポケットに入れたままこたつに入っていたところ、足にヤケドを負った。男性は、携帯電話の過熱が原因で、製品に欠陥があったとして、同社を相手取り仙台地裁訴訟を起こした。一審は訴えを棄却したが、二審の仙台高裁は、「異常発熱が原因であり、安全性に問題があった」として、一審判決を変更し、原告に約221万円の支払いを命じた。2011年10月に最高裁は、同社の上告を棄却し、原告勝訴が確定した[9]

脚注

注釈

  1. ^ 2軸回転型やスライド型など。前者は富士通のF-02Dに搭載され、後者も三菱電機製の携帯電話に同名のボタンが搭載されていた。

出典

  1. ^ a b c パナソニックモバイルコミュニケーションズ株式会社 第6期決算公告 | 官報決算データベース”. kessan.laboneko.jp. 2019年6月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年6月23日閲覧。
  2. ^ Mobile:松下とNEC,携帯電話端末開発で提携――焦点はソフトウェア”. www.itmedia.co.jp (2001年8月21日). 2013年10月30日閲覧。
  3. ^ 携帯電話端末事業に集中特化した新会社「パナソニック モバイルコミュニケーションズ株式会社」を設立』(プレスリリース)パナソニック株式会社、2013年4月1日https://news.panasonic.com/jp/press/jn130401-22013年4月1日閲覧 
  4. ^ パナソニックモバイル、国内スマホ事業を休止 - ケータイ Watch”. k-tai.watch.impress.co.jp (2013年9月26日). 2013年9月27日閲覧。
  5. ^ パナソニックモバイルコミュニケーションズ株式会社の情報|国税庁法人番号公表サイト”. www.houjin-bangou.nta.go.jp. 2022年4月27日閲覧。
  6. ^ 松下、海外2.5G端末から撤退 3Gに集中、Linuxに統一 - ITmedia NEWS”. www.itmedia.co.jp (2005年12月9日). 2011年11月23日閲覧。
  7. ^ 「ELUGATM (エルーガ)」を欧州市場に投入』(プレスリリース)パナソニック モバイルコミュニケーションズ株式会社、2012年2月21日https://news.panasonic.com/jp/press/jn120221-22012年6月18日閲覧 
  8. ^ パナソニックモバイル、欧州のスマホ事業から撤退へ - ケータイ Watch”. k-tai.watch.impress.co.jp (2012年10月31日). 2012年11月1日閲覧。
  9. ^ 携帯電話やけど訴訟、メーカー側の敗訴確定 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)”. www.yomiuri.co.jp (2011年10月29日). 2011年10月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年10月30日閲覧。

関連項目

外部リンク


パナソニック モバイルコミュニケーションズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/06/13 02:56 UTC 版)

nTTドコモの主な携帯電話端末納入メーカー」の記事における「パナソニック モバイルコミュニケーションズ」の解説

略称「P」 2007年まで製品の箱の色は、水色アナログ時代自動車電話から参画し、P504i2002年6月)やprosolid2004年11月)、P252iS2004年4月)など、薄型小型端末が得意。1996年1999年頃までは同社製品から「世界軽量モデル」が続出した携帯電話初め100グラムをきったP201(1996年10月)ではその軽さ話題になり、爆発的なヒット記録した2005年11月現在の軽量モデル同社から発売された、P208(1999年11月)で、わずか57グラムである。iモードサービスが始まる前はPが一番の人気ブランドであったFOMAP2102V2003年3月以降は、デザインは独自ながらNEC協業した端末発売OSやT9・カメラCMOSシステム採用しているが、901i以降LinuxベースOS使用している。FOMAP2102V以降プラットフォーム変わった為に使い勝手変わり同社が行ったアンケートでもNECとのOS共通化については不評であった具体的には、予測漢字変換切り替える時にマルチファンクションキーの下方向ボタン長押しなければならないこと、クリアキーが他のメーカー違って「2」ボタンの上ではなく電源ボタンの上にある事、全体的に操作速度が鈍い事などが挙げられていた。そのため、2005年10月発売されP701iDから、ボタン配置をより一般的なものにし、少し同社独自性持たせたインターフェース採用している。P902iでは、操作レスポンス高速化され、文字入力システムPDC製品P211i2002年1月以降採用していたオムロンモバイルWnn」を取り入れた折りたたみ式携帯電話では唯一携帯電話ヒンジ部分脇のプッシュボタン通称ワンプッシュオープンボタン)を押すと電話が開く機構備えている。P900i2004年2月発売以降機種P901iTV,P903iTV,P903iX HIGH-SPEED,P905i,P905iTVを除く9シリーズ)は、携帯電話ジャケットを「着せ替え」が可能(通称カスタムジャケット)で、オリジナルジャケット作成でき、若い年代に特に注目集めている。自社開発したカメラ撮像素子νMaicoviconニューマイコビコン)はCCD高画質CMOSセンサーの低消費電力兼ね備えている。 また、サントリー缶コーヒーBOSSキャンペーン賞品としてBOSS仕様携帯電話通称ボス電)を1999年2000年2004年、2005年製作している。過去登場したボス電”は P501i・P209iSP900iP901i各機種それぞれベースとしており、全体カラーゴールドと黒で統一され待受画像着信メロディなどもBOSSオリジナルのものが入っている(店頭販売はしていない)。 P901iSからは音楽機能充実図りSD-Audio対応しP902iからはBluetooth対応しワイヤレス音楽聞くスタイル提唱している。またP902iSではN902iX HIGH SPEEDを除く902iシリーズ唯一着うたフル対応しP702iDでは70Xiシリーズ初の着うたフル対応端末となった。そしてP904iからはWindows Media AudioDRM対応しドコモ音楽売りであるnapster使用可能になった。 また、ワンセグ対応P901iTV2006年3月)、P903iTV2007年2月)、P905i2007年11月)、P705i2008年1月)、P905i2008年2月)を開発するなど、ワンセグには力を入れている。最近では各社ワンセグさまざまな視聴スタイル提唱しているが、パナソニックP905iTVフルスライド機構P905iはWオープンスタイルという縦横に開くことが出来機構P903iTVP901iTVはスイッチスタイル(回転二軸)という画面90度、180度などさまざまな角度にして視聴することができる機構採用している。なお、P705i通常の折りたたみ式採用している。2007年4月パナソニック端末初のHIGH-SPEEDHSDPA端末P903iX HIGH-SPEED発売。またこの端末携帯電話初めて(スマートフォンは除く)Windows Media Video再生対応しており、フルブラウザ時にサイトにあるWMVコーデックムービー再生できる。またパソコンテレビGyaOコンテンツ再生することができる。 2006年NEC合弁開発会社アドコアテック及びエスティーモを設立通信プラットフォームミドルウェアなどを皮切りに共通開発始めている。前述通りエスティーモは2008年秋清算されたが、アドコアテックは今後活動続ける。 P703iμ(2007年2月9日)では、N703iμと共に意図的に同じ厚さになったわけではなく開発結果同一厚さになったW-CDMA方式折りたたみ式端末当時世界最薄の厚さ11.4mmとなったまた、P705iμ(2008年2月)では、N705iμと共にW-CDMA方式折りたたみ式端末世界最薄の厚さ9.8mmとなった。(2009年6月現在)

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