プチメールとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > プチメールの意味・解説 

プチメール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/24 00:46 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

プチメール(ぷちめーる)とは、かつてauが関東・中部地区のPDCサービスで提供していたショートメッセージサービス(SMS)である。2003年3月31日同社のPDCサービス終了によって消滅した。本項ではその拡張版であるプチメールα(ぷちめーるあるふぁ)についてもあわせて記す。

特記のない限り料金はPDCサービス廃止当時のものである。

概要

1997年9月1日に当時の日本移動通信(IDO)によって開始された、[1]黎明期の携帯電話メールサービスの一つである。電話番号を使用し、同社(au関東・中部地区)のPDC端末同士で半角128文字、全角64文字の送受信が可能であった。なお、後述するプチメールαに対応しない機種では半角カナ・英数字・記号のみ使用可能。

対応端末

500Gシリーズの内501G、502G、503Gとデジタルカーフォン500Gを除く各機種、600Gシリーズ(ぷりペイド端末)、700Gシリーズ。[2]

料金

いずれも月額料金不要。

  • ポストペイド端末:送信1回につき1円(税別)。受信無料。
    • サービス開始当初は送信1回につき5円(税別)。[3]
  • プリペイド端末:送信1回につき5円(税込)。受信無料。

制限事項

  • 送信する際に、相手の端末が発着信可能な状態でない場合(関東・中部以外の地域にある場合も含む)、送信できなかった。

プチメールα

1999年4月からPDCサービスのオプションサービスとして提供されていた。[4]プチメールの機能に加え、au(旧セルラー地域を含む)のCメールとの送受信、他社携帯・PHSや固定電話などからプチメールセンターに電話をかけ、ポケベル入力で送信されたメッセージの受信が可能だった他、相手が発着信不可能な状態でも、サーバがプチメールを預かる機能も提供されていた。なお、送受信可能文字数は半角100文字、全角50文字とプチメールに比べるとやや少ない。

対応端末

500Gシリーズの内520・530番台の型番の機種、700Gシリーズ。プリペイド契約の端末では利用できなかった。[5]

料金

月額100円(税別)。送受信はプチメールと同額。

関連項目

注釈

  1. ^ 文字メッセージ通信サービス「プチメール」のサービス開始について(IDOニュースリリース、KDDIサイト内。1997年9月1日)
  2. ^ ケータイ博物館(端末展示室、日本移動通信・PDC方式800MHz(Gシリーズ他))
  3. ^ 「cdmaOne TM」「デジタルネットワークサービス」で提供している文字メッセージサービスの送信料を値下げ(IDOニュースリリース、KDDIサイト内。1999年11月24日)
  4. ^ 「デジタルネットワークサービス」の料金改定および新サービスの提供について(IDOニュースリリース、KDDIサイト内。1999年3月10日)
  5. ^ 「デジタルネットワークサービス」で前払い方式の携帯電話サービス「プリペIDO」を提供(IDOニュースリリース。KDDIサイト内。1999年11月11日)

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「プチメール」の関連用語

プチメールのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



プチメールのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのプチメール (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS