活用 韓国語の活用

活用

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/13 08:40 UTC 版)

韓国語の活用

韓国語(朝鮮語)における活用の機能は、印欧語と異なり、日本語に近い。大きく異なる点としては、日本語の動詞型・形容詞型・形容動詞型のような形態が基本的に異なる型はなく、いずれも類似していること、連体形は時制による複数に分かれることが挙げられる。また日本語で活用の範疇に含められる変化に相当するものが、韓国語では活用ではなく連結語尾(日本語の接続助詞に相当)や転成語尾(派生語尾)の膠着として扱われることがある。

脚注

参考文献

著書
論文
  • 内田宗一「賀茂真淵」『日本語学』第35巻第4号、明治書院、2016年4月、40-43頁。 
  • 平井吾門「谷川士清」『日本語学』第35巻第4号、明治書院、2016年4月、44-47頁。 
  • 矢田勉「本居宣長」『日本語学』第35巻第4号、明治書院、2016年4月、52-55頁。 
  • 中村朱美「本居春庭」『日本語学』第35巻第4号、明治書院、2016年4月、60-63頁。 
  • 坪井美樹「鈴木朖」『日本語学』第35巻第4号、明治書院、2016年4月、68-71頁。 
辞書類

関連文献

単著
  • 鈴木重幸『日本語文法・形態論』むぎ書房、1972年5月。ISBN 9784838401055
  • 川端善明『活用の研究1』大修館書店、1978年3月(増補再版、清文堂出版、1997年4月。ISBN 4792413338
  • 川端善明『活用の研究2』大修館書店、1979年2月(増補再版、清文堂出版、1997年4月。ISBN 4792413346
  • 奥津敬一郎『拾遺日本文法論』ひつじ書房、1996年10月。ISBN 4938669633
  • 坪井美樹『日本語活用体系の変遷』笠間書院、2001年4月。ISBN 4305702290(増訂版、2007年5月。ISBN 9784305703538
  • 山内洋一郎『活用と活用形の通時的研究』清文堂出版、2003年7月。ISBN 479241377X
  • 福田昆之『日本語の形容詞動詞活用形の起源』FLL、2007年10月。
  • 三原健一『日本語の活用現象』ひつじ書房、2015年11月。ISBN 9784894767683
  • 遠藤佳那子『近世後期テニヲハ論の展開と活用研究』勉誠出版、2019年11月。ISBN 9784585280477
編者
  • 松村明編『日本文法大辞典』明治書院、1971年10月。ISBN 4625400554(改題・新版、2001年3月。ISBN 4625403006
  • 国語学会編『国語史資料集:図録と解説』武蔵野書院、1976年4月。
  • 国語学会編『国語学史資料集:図録と解説』武蔵野書院、1979年4月。
  • 林巨樹・池上秋彦編『国語史辞典』東京堂出版、1979年9月。
  • 国語学会編『国語学大辞典』東京堂出版、1980年9月。ISBN 4490101333。(改題・新版、2018年10月。ISBN 9784490109009
  • 山口明穂編『国文法講座2:古典解釈と文法(活用語)』明治書院 1987年4月。ISBN 462552055X
  • 三原健一・仁田義雄編『活用論の前線』くろしお出版、2012年11月。ISBN 9784874245712
  • 斎藤純男・田口善久・西村義樹編『明解言語学辞典』三省堂、2015年8月。ISBN 9784385135786
  • 森山卓郎・渋谷勝己編『明解日本語学辞典』三省堂、2020年5月。ISBN 9784385135809
  • 青木博史・高山善行編『日本語文法史キーワード事典』ひつじ書房、2020年12月。ISBN 9784894769663

関連項目


注釈

  1. ^ その際、英語でいえばその語尾となる-ing, -edなどを活用による語形変化と考え「活用語尾」と呼ぶ解説者もいる[要出典]。またそれらを「接尾辞」と説明する解説者もいる[要出典]
  2. ^ 日本語でいえば丁寧語に当たる[要出典]
  3. ^ この名称は日本における名称で、スペイン語ではgerundioとよばれる。
  4. ^ 他にも、英語アルファベットはたったの26文字しかなく、フランス語などのように、発音区別符号がついたアルファベットがたくさんある言語と比べて、文字レベルでも(恐ろしいほど)単純だ、ということもしばしば挙げられる[要出典]
  5. ^ ここでいう「語」はアクセント単位や最小呼気段落にほぼ相当する[6]
  6. ^ 下一段という名は林圀雄によって造られた。また、中二段の名称はのちに黒沢翁満によって上二段に改められた。
  7. ^ これは中世の「体」「用」「てにをは」以来の伝統を継承するものである[12]
  8. ^ 例えば平賀譲(造船学者の平賀譲とは別人)が出題した「動詞の活用[20]」がある。

出典

  1. ^ 言語学大辞典:術語編』三省堂、1996年1月。ISBN 9784385152189 
  2. ^ Oxford Dictionaries, "conjugation"
  3. ^ a b 内田宗一 2016, pp. 41–42.
  4. ^ a b 平井吾門 2016, pp. 45–46.
  5. ^ 矢田勉 2016, p. 55.
  6. ^ a b c 屋名池誠 2005, p. 71.
  7. ^ 矢田勉 2016, p. 53.
  8. ^ 坪井美樹 2016, pp. 69–70.
  9. ^ a b 仁田義雄 2021, p. 134.
  10. ^ 中村朱美 2016, pp. 62–63.
  11. ^ 仁田義雄 2021, pp. 134–135.
  12. ^ a b 仁田義雄 2021, p. 135.
  13. ^ 鈴木康之 1977, p. 196.
  14. ^ 鈴木康之 1977, p. 229.
  15. ^ 寺村秀夫 1985, pp. 27–58.
  16. ^ a b 寺村秀夫 1985, pp. 14–26.
  17. ^ 寺村秀夫 1985, p. 20.
  18. ^ a b 寺村秀夫 1985.
  19. ^ 鈴木康之 1977.
  20. ^ コンピュータ・サイエンス誌『bit』の「ナノピコ教室」


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