make use of
「make use of」とは、活用するということを意味する表現。
「make use of」の基本的な意味
「make use of」という英熟語は、何かを活用するという意味を表す。例えば、「I always try to make use of my time efficiently. (私は常に時間を効率的に使うように心がけている。)」、「You can make use of the gym facilities for free if you are a member. (もしあなたが会員であれば、ジムの設備を無料で利用できる。)」、「The company plans to make use of the latest technology to improve its products. (企業は最新のテクノロジーを活用して製品を改善する予定である。)」のように用いることができる。「make use of」の語源
「make use of」は、動詞「make」名詞「use」、前置詞「of」から成り立っている。動詞の「make」は、「〜を作る」という意味で、名詞の「use」は「利用」という意味である。「make use」で「利用を作る」、つまり「利用する」ということを表している。また、「of」以下の部分が「make use」の目的語に当たる。「use」はラテン語の「uti」(利用する、享受する)という動詞から派生しており、「make」は西ゲルマン語の「makōjanan」(形作る、適合させる)という動詞から変化したものである。「make use of」の発音・読み方
「make use of」の発音記号は、「méɪk juːs əv」である。カタカナ表記では「メイクユースオブ」となる。この英熟語における「use」は動詞ではなく名詞であるので、発音が「júːz」とならず「juːs」になる。「take advantage of」と「make use of」の違い
「take advantage of」と「make use of」は、似たような意味を持つ英語表現であるが、ニュアンスに違いがある。「take advantage of」は、何かをうまく利用して得をすることを指す。しばしば悪い意味でも使われ、不正な行為を行うという文脈でも使用される。例えば、「人の弱みをついて利用する」というニュアンスで用いられることがある。一方、「make use of」は、単に何かを有効に利用することを指し、前向きなニュアンスを持つ。このため、「make use of」は、「take advantage of」ほど悪いイメージを持たない。例えば、以下のような文脈で使い分けることができる。
He took advantage of her kindness and borrowed money he never intended to pay back.
(彼は彼女の優しさにつけ込んで、返さないつもりのお金を借りた。)
She made use of her connections to find a job.
(彼女は人脈を活かして仕事を見つけた。)
つまり、「take advantage of」は、しばしば悪いニュアンスを持つ表現であり、「make use of」は、前向きな表現であるという違いがある。
「make use of」の同義語
「make use of」の同義語には、「utilize」、「employ」、「apply」などがある。「utilize」は、「make use of」と同じく、何かを有効活用することを表す。使い方やニュアンスはほぼ同じである。例えば、「The research team was able to utilize advanced statistical methods to analyze the data and draw meaningful conclusions.(研究チームは、データを分析し、意味のある結論を導くために、高度な統計的手法を利用することができた。)」という文が考えられる。
「employ」は、「使用する」という意味を持つ動詞で、「make use of」のように何かを有効に使うことを表す。例文としては、「The company is planning to employ a new marketing strategy to boost sales.(企業は新しいマーケティング戦略を使って売上を伸ばす予定である。)」という文が挙げられる。
「apply」は「応用する」という意味を持ち、具体的な方法や手段を使って何かを実現することを表す。例えば、「The scientist applied the theory to real-world problems.(科学者は理論を現実の問題に応用した。)」という文で用いられる。また、単に「use」という動詞も「make use of」と同様に用いることができる。
「make use of」の使い方・例文
「make use of」は、「有効に活用する」ということを表す英語の表現である。「of」の後に活用する物事を続けることによって用いることができる。以下に、その使い方や例文をいくつか示す。・I decided to make use of my free time to learn a new language.
(私は自分の暇な時間を使って新しい言語を学ぶことに決めた。)
・The chef made use of fresh herbs and spices to add flavor to the dish.
(シェフは、料理に風味を加えるために新鮮なハーブやスパイスを使った。)
・The company plans to make use of social media marketing to reach a wider audience.
(企業は、より広い観客にアプローチするためにソーシャルメディアマーケティングを活用する予定である。)
・The teacher encouraged his students to make use of the school library as a resource for their research projects.
(教師は、研究プロジェクトのための資源として、学校の図書館を利用するように生徒たちに勧めた。)
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