音駒高校
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黒尾 鉄朗(くろお てつろう) 声 - 中村悠一 演 - 近藤頌利 身長:187.7cm / 体重:75.3kg / ジャンプ最高到達点:330cm / 誕生日:11月17日 / 好物:サンマの塩焼 / 最近の悩み:寝癖がとれない 音駒高校バレー部主将を務める3年生のMB。背番号は1。 鶏冠のような髪型が特徴。 都内屈指のミドルブロッカー。巧みなジャンプサーブやスパイクに加え鍛えられたレシーブも評価が高い。徹底したリードブロックの使い手であり、身近なリードブロックの名手として繫心から名前が挙がるなどその技術にも定評がある。チームメイトを律することができる責任感を持ち、信頼も厚い。後輩の灰羽や烏野の月島に助言をするなど、面倒見が良く気さくで世話好きな一面もある。 夏休みの合同合宿では梟谷学園の木兎や赤葦らと第三体育館で自主練習しており、無理やり練習に参加させた月島や灰羽には「リードブロックは我慢と粘りのブロックであると同時に、最後に咲(わら)うブロックだ」と説き、彼らのブロック観に大きな影響を与えた。(高齢のため)いつまで現場に居られるか分からない猫又監督のために、いち早く「ゴミ捨て場の決戦」を実現したいと思っており、その気持ちを澤村らに伝えている。 幼馴染の孤爪から「クロ」と呼ばれ、その影響からかその他の後輩にも「クロさん」と呼ばれている。澤村とは互いに「喰えない奴」との印象を持っている。 夜久とは中学生の時から顔見知りであり、1年生の頃は事あるごとに張り合っていた。 現在でこそ気さくでチャラい雰囲気を纏っているが、幼少期はかなりの人見知りであった。孤爪とは引越しを機に知り合い、両親の留守中に共にゲームやバレーをするなどして徐々に距離を縮めていった。孤爪にバレーを教え半ば強引にバレーの世界へ引き込んだが、それに対しては多少引け目を感じており、孤爪が自身のバレー観について「クロに気を遣ってない訳ではない」と語った際にはショックを受けていた。そのため、春高の烏野戦後、日向に感化された孤爪から「バレーを教えてくれてありがとう」と言われた際には感動を見せた。 高校卒業後は、日本バレーボール協会・競技普及事業部で勤務している。日向に研磨とのコラボ動画をやらないかと誘ってる姿を見た侑からは、「"あの人に騙されて気付いたら借金1000万"みたいな感じスゴない??」と言われている。 孤爪 研磨(こづめ けんま) 声 - 梶裕貴 演 - 永田崇人 身長:169.2cm / 体重:58.3kg / ジャンプ最高到達点:295cm / 誕生日:10月16日 / 好物:アップルパイ / 最近の悩み:夏は暑いし冬は寒いこと 音駒高校2年生のS。背番号は5。 山本に長い黒髪は目立つと言われて金髪にした。しかし染め直すのが面倒なので地毛の黒が出て来ており、プリン頭になっている。 鋭い観察眼で対戦相手の動きを予測し的確な対処をするクレバーなプレーヤー。黒尾をして「音駒の背骨で脳で心臓」と言わしめる智略型セッターで、影山も一目置いている。特段バレーが好きということもなく、むしろ「疲れる」と公言しており、幼馴染の黒尾がやっているから続けているという変わり者。黒尾に気を遣っている面も認めつつ単にそれだけで続けているという訳でもなく、続ける絶対的理由もなければ止める理由も特になくたまたま「続いている」だけ、と語っている。 マイペースな性格で他人と関わるのが苦手のゲームっ子。人見知りで遊び相手は黒尾ぐらいしかいなかったというくらい内向的だったが、日向とはすぐに打ち解けて話すようになる。先輩・後輩関係のような「体育会系のノリ」が苦手であり、年下の日向に自身を「研磨」と呼ぶことを許している他、自校の後輩である灰羽らには「研磨さん」と呼ばせている。 見かけのマイペースさ・無気力さとは裏腹に、根性を信条とする山本が慄くほどの負けず嫌いでもある。春高2回戦・早流川工戦では自分を潰そうとする早流川工の作戦に対し、「ただのガマン比べはつまらない」とその作戦を逆手に取ってあえて自らを追い込むような作戦を提案し、チームを勝利に導いた(試合終了後にはその提案をしたことを後悔している)。 ゲームのしすぎで夜更かししたことを親に怒られたことを受けて、午前2時に“早起き”してゲームをやっていたという逸話がある。 基本的に感情を表に出すタイプではないが、苦手なタイプの人間やプレースタイルの選手を前にした時は露骨に嫌がり、新しいゲームの開封前やゲームでの難敵攻略に似た場面に直面した場合はワクワク顔になったり不気味な笑みを浮かべることもある。春高予選前の合同練習後には「負けたら、即ゲームオーバーの試合(公式戦)がしたい」と日向に伝えた。 烏野との最初の練習試合後、日向に感想を迫られ「別に、普通」と返したところ、「いつか『別に普通』以外のことを言わせる」と宣言される。その後、春高での烏野戦最終盤、自ら練った対日向の作戦を次々に破ってきた日向との攻防を経て、遂に「たーのしー」と呟き日向を喜ばせた。また、試合後には黒尾に対し「バレーを教えてくれてありがとう」と言い黒尾を感動させた。高校卒業は大学に進学しながら、株式トレーダーやプロゲーマーやユーチューバーとして活動しており、また株式会社Bouncing Ballの代表取締役でもあり、日向のブラジル修行のスポンサーになっていた。日向に援助した理由は「お金があるし、つまんなくなったら辞める」と日向に言った。またゲーマーとしては「KODZUKEN(コヅケン)」の名前で活躍しており、日向のブラジルでのルームメイトのペドロが日向との別れの時に「KODZUKEN」のサインを送るよう求めるなど、海外でも名が知れてるほど有名になっている。 海 信行(かい のぶゆき) 声 - 星野貴紀 演 - 武子直輝 身長:176.5cm / 体重:68.9kg / ジャンプ最高到達点:309cm / 誕生日:4月8日 / 好物:海ぶどう / 最近の悩み:些細な気掛かりはありますが、生きていれば何とかなると思っています 音駒高校バレー部副主将を務める3年生のWS。背番号は2。 ブロックフォローやレシーブが上手い。穏やかな性格で、部員たちを常に温かく見守っている。1年生の間は張り合う黒尾と夜久の仲介役を担っていた。高校卒業後は造園業で樹木医になっている。 夜久 衛輔(やく もりすけ) 声 - 立花慎之介 演 - 後藤健流 身長:165.2cm / 体重:60.2kg / ジャンプ最高到達点:301cm / 誕生日:8月8日 / 好物:野菜炒め / 最近の悩み:後輩がなんか色々心配 音駒高校3年生のL。背番号は3。 都内屈指のリベロ。音駒の「守備の司令塔」である。全体的にレシーブ力の高い音駒の中でリベロに君臨するほどの実力であることから、対戦相手のスパイカーが避けたがるという描写が多く、西谷も一目置いている。 春高予選の開催地代表戦(3位決定戦)の第1セット終盤、アクシデントで右足を捻挫して負傷交代を余儀なくされ、「この1年...怪我も病気も一切やってないんだ、何で今なんだ...」と唇を噛みしめた。 灰羽ら多くの問題児のフォローをしている苦労人のため、似たような立場の菅原と気が合う。合同合宿最終日のバーベキューの時には海や菅原とのんびりしながら周りの様子を見ていたところ、仁花の挙動不審に気づいた。 2021年にはロシアのプロリーグのCheegle Ekaterinburgに所属しており、東京オリンピックでは日本代表に選ばれている。 山本 猛虎(やまもと たけとら) 声 - 横田成吾 演 - 川隅美慎 身長:176.7cm / 体重:69.1kg / ジャンプ最高到達点:322cm / 誕生日:2月22日 / 好物:ヤキソバパン / 最近の悩み:女性とはどう会話すればいいのでしょうか 音駒高校2年生のWS。背番号は4。 モヒカン2色頭のエーススパイカー。クロス打ちが得意。根性が信条であり、気性の激しさが良し悪しにかかわらずプレーに影響するタイプ。春高予選の開催地代表戦では、戸美学園の戦略に翻弄され自滅しかかったが、夜久のアクシデント後に落ち着きを取り戻し、泥臭いプレーでチームの危機を救った。攻撃においては直情型のパワープレーヤーながら、音駒らしい粘り強い守備も習得しており、春高2回戦対早流川工戦の試合終盤で見せたレシーブは観客から「(疲れているはずなのに)なんでそんなに丁寧なの」と言われるほどであった。音駒のエースであることを公言する灰羽に対して「守備もできない奴はエースとは言えない」と噛み付いている。 よく後先を考えずに人に突っ掛かり、先輩達に窘められている。運動部の女子マネージャーに憧れており、黒尾から女子マネージャー勧誘の許しを得るが「女子と話せない」ことで元も子もないことに。夏休み前の合同合宿にて烏野の女子マネージャーが増えたことでショックを受けた。 自身と対照的な性質の孤爪とは入部当初から馬が合わず心の壁を作られたりいがみ合っていたりしたが、時間が経つにつれ互いのいいところを認め合い信頼関係を築いている。また同学年の福永を密かにライバル視している。 バレーボール大好きの妹(あかね)がいる。 福永 招平(ふくなが しょうへい) 声 - 長南翔太 演 - 梶原颯 身長:178.3cm / 体重:68.3kg / ジャンプ最高到達点:315cm / 誕生日:9月29日 / 好物:あたりめ / 最近の悩み:山本が「もっとしゃべれ」っていう 音駒高校2年生のWS。背番号は6。 バックアタックやスパイクのコースの打ち分けが上手く、レシーブ力もあるプレーヤー。極度の無口だが、何かを思いつくと「プッ」と笑う癖がある。また、唐突にダジャレを言うことがある。高校卒業後はお笑い芸人になっており、イタリア料理店でバイトもしており、研磨らにパエリアを披露した。 犬岡 走(いぬおか そう) 声 - 池田恭祐 演 - 中村太郎 身長:185.3cm / 体重:74.3kg / ジャンプ最高到達点:333cm / 誕生日:11月1日 / 好物:鶏の唐揚げとご飯! / 最近の悩み:食べても食べてもお腹がすくこと! 音駒高校1年生のMB。背番号は7。 身体能力の高い俊敏なミドルブロッカー。変人速攻を1人で止めた最初のプレーヤー。親しみやすい性格で日向と仲が良く、彼との会話は擬音 が多い。高校卒業後は保育士になっている。 手白 球彦(てしろ たまひこ) 声 - 汐谷文康 身長:172.2cm / 体重:59.2kg / 誕生日:1月14日 / 好物:タラの塩焼き / 最近の悩み:「怒ってるの?」って聞かれることがある 音駒高校1年生のS。背番号は9。 灰羽 リエーフ(はいば りえーふ) 声 - 石井マーク 演 - 石倉ノア 身長:194.3→194.5cm / 体重:79.7kg / ジャンプ最高到達点:345cm / 誕生日:10月30日 / 好物:おいなりさん / 最近の悩み:先輩たちがヘンなアダ名つけようとしてくる 音駒高校1年生のMB。背番号は11。 音駒高校バレー部No.1長身プレーヤー。日本人とロシア人のハーフで、日本生まれ日本育ちのためロシア語は話せない。「リエーフ」はロシア語で「獅子」の意。家族からは「レーヴォチカ」の愛称で呼ばれている。 高校からバレーボールを始めた初心者のため、音駒のお家芸であるレシーブが苦手で、黒尾や夜久に厳しく鍛えられている。黒尾曰く「合同合宿メンバーの中のヘタクソ・ツートップの1人」で、孤爪曰く「(日向)翔陽より下手」。一方で自らを「エース」と呼ぶなど(根拠のない)自信に溢れた一面を見せる。「俺はもっとバシバシ点獲って・・・観客からワーキャー言われる男なんですっ!」と馬鹿っぽいことを言い、黒尾を呆れさせたこともあるなど、素直で真っすぐな性格で日向ともすぐに仲良くなった。 高校から始めたバレーボールでも持ち前の恵まれた体格とセンス、身体能力の高さで、変人速攻を最短時間でシャットアウトしたプレーヤーで、日向の前に立ちふさがる大きな壁となったが、それらを活かすだけの強引なプレーも目立つ。自由にプレーをさせる方針から独善的なプレーが目立って空回りすることが多い。 しかし、春高予選の開催地代表決戦(3位決定戦)では、試合序盤に夜久が負傷したことによって交代出場した芝山と息の合ったプレーを実現、黒尾が言った「チームワークがハマる瞬間」を初めて体感して以降、思考とプレーに変化が起きつつある模様。高校卒業後は、姉とともにモデルの道に進んでいる。 芝山 優生(しばやま ゆうき) 声 - 渡辺拓海 身長:162.5cm / 体重:53.3kg / ジャンプ最高到達点:280cm / 誕生日:12月16日 / 好物:オムライス / 最近の悩み:皆レシーブがうまくて僕は全然かなう気がしないけど、練習を頑張りたいと思います 音駒高校1年生のL。背番号は12。 春高予選の開催地代表戦にて、負傷した夜久と交代出場した。緊張して体が硬くなっているところを狙われたが、技術は高いためチームメイトは心配しておらず、むしろ、灰羽の滅茶苦茶なブロックがレシーブの邪魔になる懸念の方が大きかった。 試合終盤には灰羽と呼吸が合い勝利に貢献した。 猫又 育史(ねこまた やすふみ) 声 - 福田信昭 直井と酒を飲んでもすぐ潰れるのでつまらない / 年齢:68歳 音駒高校バレー部監督。 「バレーボールとはボールを落とした方が負けの競技」という考えを信条とする繋ぎ重視のチーム育成論者。一時現場を離れていたが、近年復帰した。優しい口調でありながら、負けず嫌いな性格。烏野高校の烏養一繋とはライバルであり、お互いに大舞台での「ゴミ捨て場の決戦」の実現を夢見ている。武田一鉄を気に入っており、烏野高校バレー部の成長を見守っている。 元々宮城出身であり、一繋とは中学時代に知り合った。以降ライバルとしてしのぎを削るも、中学最後の大会直前に東京へ引っ越してしまい公式戦での決着は叶わなかった。その後音駒高校に進学、春高出場時に烏野に進学し同じく春高出場を果たした一繋と再会する。春高での再戦を誓うも叶わず、後に互いに母校のコーチ・監督となったことから烏野対音駒のライバル関係を築くに至っている。 直井 学(なおい まなぶ) 声 - 山本兼平 「見た目に反して酒に弱い」と言われるのが悩み / 年齢:26歳 音駒高校バレー部OBでコーチ。 烏野高校の繫心とは同級生でライバル。高校時代は同じセッターで互いに万年控え組だった。
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音駒高校(ねこまこうこう)
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東京都にある都立高校。通称「ネコ」。「梟谷学園グループ」の1つ。男子バレー部の強豪校。一時期低迷していたが、猫又監督が復帰してかつての強さをとり戻した。1人1人の対応力の高さが武器であり、同じく高い守備力を軸に粘り強く繋ぐバレーを展開する。横断幕の文字は「繋げ」。部員の苗字は猫に由来するものからつけられている(一部を除く)。烏野高校との試合は「ゴミ捨て場の決戦」と呼ばれている。
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