男子バレー部関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 22:56 UTC 版)
「ハイキュー!!」の記事における「男子バレー部関係者」の解説
清水 潔子(しみず きよこ) 声 - 内田真礼 / 名塚佳織 演 - 長尾寧音 身長:166.2cm / 体重:51.4kg / 誕生日:1月6日 / 好物:天むす / 最近の悩み:おやつはじゃがりこにするかジャガビーにするか 烏野高校男子バレー部マネージャーを務める3年生。 黒髪のロングヘアに眼鏡、季節を問わず一年中穿いている黒タイツが特徴。他校の選手や周囲の人々も目を奪われるほどの美人で、田中や西谷のみならず音駒の山本など虜となっている者は多く、そのような連中に対しては声をかけられてもガン無視を徹底している。 寡黙だが仕事は要領よくこなす有能なマネージャー。バレー部を思う気持ちは熱く胸に秘められており、インターハイ県予選後に1年生の教室を回りマネージャーの再募集に奔走した。表情の変化に乏しくやや口下手な面があるが、谷地の入部後は笑顔を見せるようになった。日向・影山・月島がそれぞれの合宿から戻った日、日向と影山の喧嘩を見て「平和」に感じていた(いつもの烏野バレー部に戻ったことが嬉しい様子)。 中学生時代は陸上部に所属しておりハードル走の選手であったが、決して優秀な選手ではなくよく転んでいたという。高校進学後は陸上部に入らず澤村に勧誘されるままにバレー部にマネージャーとして入部するも、それは自分が選手として「最前線」で戦うことを恐れての判断であった。入部後もバレー部の戦いを「どこか他人事」として見ていたが、次第にマネージャーとしての「最前線」での戦いに目覚め、新マネージャーの勧誘など次の世代に繫ぐために精力的に活動している。高校卒業はスポーツショップ店員になっており、また田中と結婚し名前も田中潔子となっている。髪型は短くなっている。 谷地 仁花(やち ひとか) 声 - 諸星すみれ 演 - 斎藤亜美 身長:149.7cm / 体重:42.5kg / 誕生日:9月4日 / 好物:ふ菓子 / 最近の悩み:死ぬ、もしくは死にそうになる場面に出くわしたらどうしよう 烏野高校男子バレー部マネージャーを務める1年生。 インターハイ予選後、学期途中に入部した新米マネージャー。夏の合同合宿(東京・埼玉)のため、日向のスパイク写真を素材にした「寄付金募集ポスター」を作成して遠征費の確保に貢献した。「春高出場決定ポスター」も作成している。 性格は素直だが、極度のビビリで心配性。重度の妄想癖があり、潔子の側に長時間いたために「ファンに暗殺される」、日向に声を掛けられたときには名前が分からず(まだ自己紹介を受けていなかったので当然だが)、他人の名前を覚えられないことを悲観し「ゆくゆくは臓器売買しなければ」などと妄想する描写がある。夏休みの合同合宿(埼玉)最終日のバーベキューの時には、背の高い選手が群がっているのを見て「巨人の密林」と想像するなど奇怪な思考を持つ。 仮入部期間中、母親の厳しい言葉に迷い日向に相談し、自身を受け入れてくれる部員や潔子の真っすぐな言葉にも押され、街中の大通で母親に向かって「私マネージャーやるから」と大声で宣言した。田中の姉の冴子の胸を見て愕然とするなど、胸の大きさにコンプレックスを抱いてる節がある。春高予選の決勝戦の勝利直後に気絶した。 学業成績は優秀(進学クラス)で、日向と影山に勉強を教えて2人の赤点を1教科のみに抑えた。高校卒業後は大学へ進学し、大学卒業後は広告デザイン会社に就職予定である。髪は伸び、ポニーテールになっている。 武田 一鉄(たけだ いってつ) 声 - 神谷浩史 演 - 内田滋 身長:166.5cm / 体重:59.4kg / 誕生日:1月10日 / 好物:肉じゃが / 最近の悩み:生徒に「先生メガネダサイ」と言われた / 年齢:29歳 烏野高校男子バレー部顧問兼監督。現代文の教師。田中と西谷からは「たけちゃん」と呼ばれている。 就任して間もないばかりで、バレーボールの素人であるためルールも理解していなかった。しかし、部員や繋心に教えてもらうたびにメモを取るなど、真面目で熱心な性格。猫又監督(音駒)から「熱意には熱意が返ってくる、あんたが不格好でも頑張ってれば、生徒はちゃんとついてくる」と励まされた。現代文教師であることからミーティングでの訓辞などでポエミーな言葉選びをすることが多く、そのたびに周囲に引かれていないか心配している。また、土下座が得意らしい。 バレー部を強くするため、コーチ就任を頼みに繋心を何度も訪ねたり、人脈のない状況で強豪校の青葉城西高校と音駒高校との練習試合や、梟谷学園グループとの合同合宿(東京・埼玉)への参加を取り付けるなど献身的に動いている。その行動はバレー部を成長させた礎として「あんたは凄い事をやってくれた」と繋心に感謝された。2018年時も烏野高校バレー部の監督を務めている。 酒に強いらしく、夏の合同合宿では猫又監督とかなりの酒量を飲んでいる。 烏養 繋心(うかい けいしん) 声 - 田中一成(第1期 - 第3期8話)→江川央生(第3期9話 - ) 演 - 林剛史 身長:178.2cm / 体重:72.2kg / 誕生日:4月5日 / 好物:玉こんにゃく / 最近の悩み:まだ30にもなってないのに親に「早く結婚しろ」って言われる / 年齢:26歳 烏野高校男子バレー部OBでコーチ。 喫煙者で、普段は母方の実家である坂ノ下商店の店番をしている。後に坂ノ下商店の店主になっている。 かつて、烏野高校バレー部を強豪校まで引き上げた名将・烏養監督の孫。町内会チームを作るほどの「バレーボール好き」だが、コーチなど人に指導することはあまり好まなかった。ただ、高校・大学時代は後輩指導に長けており、対戦相手の分析も鋭かった。その才能を聞いた武田監督から何度もコーチ就任を請われ、音駒高校と練習試合することを知って重い腰を上げた。当初、5月GWの音駒との練習試合までという約束でコーチを引き受けたが、猫又監督の挑発に乗り、継続して務めている。猫又監督曰く「(突っかかる理由は)顔付がじじぃ(一繋)に似ているから」。自身の指導力量を超えている事に対しては、日向の指導を祖父の烏養(元監督)に依頼したり、月島へはブロックの基本理論を話して「俺はお手本になるほど上手くねぇ…身近で優れているのは音駒の黒尾あたり」と、適切なアドバイスを送るなど真摯なコーチング姿勢でいる。 プレーヤーとしてのポジションはセッター。高校時代、試合にスタメンで出場したのは後輩の正セッターが怪我をした時の1試合のみで、その経験もあって菅原をスタメンから外すことに躊躇していたが、彼の進言を聞き「お前らが勝ち進む為に、俺にできることは全部やろう」と決心。自他チームの分析に優れているあまり、試合では消極的な指示を出すことも度々あった。その消極的な指示も、春高予選の準々決勝戦までの選手達の成長振りと、澤村のリーダーシップにより払拭された。白鳥沢学園の鷲匠監督からは「孫の代になっても(戦い方が)変わんねーな!」と評されている。春高予選の決勝戦の第5セット、白鳥沢学園に2度目のマッチポイント(14‐15)を取られてチームのメンバーが動揺した際には、「下を向くんじゃねえ! バレーは常に上を向くスポーツだ!」とメンバーを叱咤激励をした。 春高大会までにサーブのレベルアップを図る方針を取り、影山、月島がそれぞれ参加する強化合宿の期間中を「サーブ強化週間」としていた。2018年時も変わらず烏野高校バレー部のコーチを務めている。 烏養 一繋(うかい いっけい) 声 - 中博史 最近の悩み:孫に腕相撲で負けるんじゃないかと心配 / 年齢:69歳 烏野高校男子バレー部元監督。 烏養繋心の祖父。 「小さな巨人」を育て烏野高校を春高へ導いた名将で、「烏野の烏養」として広く名が知られている。「凶暴な烏を飼っている」と評判のスパルタ指導者だった。猫又監督とは長年のライバルで、烏野高校と音駒高校の試合は「(カラスとネコの)ゴミ捨て場の決戦」と言われている。また、鷲匠監督とは正反対のチーム育成論者である。一度は監督を引退するも後に復帰。しかし、間もなく倒れてしまい入院することになった。復帰時に指導を受けた現2・3年生を震えあがらせた(現2年生は一度逃げ出している)。その後退院し、自宅の庭コートで近所の小中学生や大学生、ママさん選手など幅広い層にバレーボールを教えている。 春高一次予選前、孫の繫心の依頼を受け、日向にスパイクの基本理論と基礎技術を指導して「変人速攻」の進化を手助けした。日向の姿に、かつて育てた「小さな巨人」を重ねている様子。彼を「チビ太郎」と呼ぶ。春高一次予選の角川学園戦を観戦し、「マイナステンポ(変人速攻)は確かに単品ではスゴいが、使い方がもったいない」と批評している。決勝戦も試合途中から観戦している。 春高予選後に再入院。繫心は「検査入院」と武田に説明している。
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