木兎とは? わかりやすく解説

つく【木菟/木兎】

読み方:つく

ミミズク古名

初め天皇生(あ)れます日、—産殿(うぶどの)とび入れり」〈仁徳紀〉


木兎

読み方:ツク(tsuku)

ミミズク古名


ミミズク

(木兎 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/06 16:07 UTC 版)

ミミズク
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: フクロウ目 Strigiformes
: フクロウ科 Strigidae
階級なし : ミミズク
和名
ミミズク(木菟)
  • トラフズク属 Asio
  • ワシミミズク属 Bubo
  • タテガミズク属 Jubula
  • ウオミミズク属 Keputa
  • カンムリズク属 Lophostrix
  • コノハズク属 Otus
  • ジャマイカズク属 Pseudoscops
  • アフリカオオコノハズク属 Ptilopsis

ミミズク木菟、木兎、鵩、鶹、鵂、角鴟、鴟鵂、耳木菟、耳木兎)は、フクロウ科のうち羽角(うかく、いわゆる「」)がある種の総称。古名はツクズクとも。フクロウには含めることと含めないこととがある。

羽角とは、哺乳類の耳(耳介)のように突出した羽毛である。俗に耳と呼ばれるが、ミミズクに限らず鳥類に耳介はない。

分類学的には単一の分類群ではなく、いくつかの属からなる。これらはフクロウ科の中で特に近縁ではなく、系統をなしてはいない。

ミミズクの種の和名は「〜ズク」で終わるが、「〜ズク」で終わっていてもアオバズク属(アオバズクなど)には羽角はなくミミズクとはいえない。また、シマフクロウのように「ミミズク」と呼ばれなくとも羽角があるフクロウもいる。

語源

ミミズクの語源には諸説あり、以下のようなものがある。

  • 「耳付く」もしくは「耳突く」の意味。ツクはミミヅク(ミミズク)の略で、実際はより新しい表現。
  • ツクは「角毛」の意味。原義が忘れられた後、さらに「ミミ」をつけて呼ぶようになった。
  • ツクは「鳴く」の意味で本来フクロウ・ミミズク類の総称(現にアオバズクに羽角はない)。耳のあるツクがミミヅク(ミミズク)。

漢名木菟・木兎(ぼくと)は、上性のウサギの意味(菟は兎に同じ)で、羽角をウサギの長い耳になぞらえたもの。鵩(ふく)・鶹(りゅう)・鵂(きゅう)は1文字でミミズクを表す。角鴟(かくし)・鴟鵂(しきゅう)の鴟はトビ・フクロウ類の総称。耳木菟・耳木兎は漢名ではなく、ミミヅク(ミミズク)のミミとツクにそれぞれ漢字を当てたもの。

形態・生態

羽角がある以外はフクロウ科に同じ。羽角は、長く伸びたものから、コミミズクのようにほとんど判別できないものまであり、形もさまざまである。

主な種

文化

ヨズクハデ


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