コミミズクとは? わかりやすく解説

こ‐みみずく〔‐みみづく〕【小耳木菟】

読み方:こみみずく

フクロウ科全長38センチ全体褐色日本には冬鳥として渡来草原などで昼間活動しネズミなどを捕食


コミミズク

コミミズク
Ledropsis discolor(Uhler)
三郷流山水元観察できる
ヨコバイ科ミミズク亜科

翅端まで9~13mm

小枝への隠蔽擬態カモフラージュ)がみごとなミミズクで、直径5mm程度止まっていると、密着して、非常に見つけにくい。幼虫越冬で、幼虫カモフラージュも見事である。

暗褐色黒褐色体色は、濃淡変異大きいという。近似種にホシコミミズクがいる。

ブナ科植物に付くというが、ハンノキスダジイなどの雑木にも付くと思っている。

4月下旬には成虫見られ活発に活動する

三郷流山水元エリア観察できる

コミミズク


小耳木菟

読み方:コミミズク(komimizuku)

フクロウ科渡り鳥

学名 Asio flammeus


小耳蝉

読み方:コミミズク(komimizuku)

ミミズク科の昆虫

学名 Petalocephala discolor


小木菟

読み方:コミミズク(komimizuku)

ミミズク一種

季節

分類 動物


コミミズク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/07 15:07 UTC 版)

コミミズク
コミミズク Asio flammeus
保全状況評価
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
* ワシントン条約付属書II類
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: フクロウ目 Strigiformes
: フクロウ科 Strigidae
: トラフズク属 Asio
: コミミズク A. flammeus
学名
Asio flammeus
(Pontoppidan, 1763)
和名
コミミズク
英名
Short-eared Owl

コミミズク(小耳木菟、Asio flammeus)はフクロウ目フクロウ科に分類される

分布

アフリカ大陸北部、北アメリカ大陸南アメリカ大陸ユーラシア大陸西インド諸島ガラパゴス諸島フォークランド諸島台湾日本ハワイ諸島ミクロネシアポンペイ島)。

日本では冬季に越冬のため全国的に飛来する(冬鳥)。ただし、沖縄周辺にはあまり飛来しない。

形態

全長38.5cm。頭部から背面の羽毛は褐色。腹面の羽毛は薄褐色で、暗褐色の縦縞が入る。

虹彩は黄色。外耳状の羽毛(羽角)が短い(小さい)ことが、和名や英名の由来。

亜種

現在、コミミズクには10亜種が認められる[1]

北アメリカ、ヨーロッパ、北アフリカ、アジア北部に分布する[3]
  • Asio flammeus ponapensis (Mayr, 1933)
ポンペイ島(カロリン諸島東部)に分布する[3]
ハワイ諸島に分布する[3]
大アンティル諸島イスパニョーラ島キューバなどに分布する[3]
  • Asio flammeus portoricensis (Ridgway, 1882)
大アンティル諸島のプエルトリコに分布する[3]
  • Asio flammeus pallidicaudus (Friedmann, 1949)
ベネズエラ北部、ガイアナに分布する[3]
  • Asio flammeus bogotensis (Chapman, 1915)
コロンビアエクアドルペルー北西部のアンデス山脈に分布する[3]
  • Asio flammeus galapagoensis (Gould, 1837) - ガラパゴスコミミズク[5]
ガラパゴス諸島に分布する[3][6]
ペルー南部からボリビアブラジル南東部、ティエラ・デル・フエゴにかけて分布する[3]
  • Asio flammeus sanfordi (Bangs, 1919)
フォークランド諸島に分布する[3]

生態

水辺の草原湿地等に生息する。単独もしくはペアで生活するが、冬季には小規模な群れを形成し集団で眠る。夜行性だが、昼間に活動することもある。地上に降りたり、杭などにとまっていることが多い。鳴き声は大きく日本語圏では「ギャーウー」と聞こえる。

食性は動物食で、昆虫類、小型の鳥類、小型哺乳類等を食べる。

繁殖形態は卵生で、地表に卵を産む。

脚注

  1. ^ Asio flammeus”. ITIS Report. Integrated Taxonomic Information System. 2013年5月5日閲覧。
  2. ^ 日本鳥学会(目録編集委員会)編 編『日本鳥類目録 改訂第7版』日本鳥学会、2012年、215-216頁。ISBN 978-4-930975-00-3 
  3. ^ a b c d e f g h i j Clements, James F. (2007). The Clements Checklist of Birds of the World (6th ed.). Ithaca, New York: Cornell University Press. p. 176. ISBN 978-0-8014-4501-9 
  4. ^ Pueo or Hawaiian Owl”. Hakalau Forest - National Wildlife Refuge. 2015年6月17日閲覧。 
  5. ^ 藤原幸一『ガラパゴス博物学』データハウス、2001年、114-115頁。 ISBN 4-88718-616-9 
  6. ^ Galápagos: A Natural History. Princeton University Press. (2006). p. 130. ISBN 978-0-691-12633-3 

参考文献

関連項目

外部リンク


コミミズク

出典:『Wiktionary』 (2021/08/19 13:55 UTC 版)

名詞

コミミズク小耳木菟

  1. フクロウ目フクロウ科トラフズク属に属す猛禽類一種学名:Asio flammeus



固有名詞の分類


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