第7回世界大会出場者
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「ガンダムビルドファイターズ」の記事における「第7回世界大会出場者」の解説
リカルド・フェリーニ 声 - 中村悠一 操作ガンプラ:ウイングガンダムフェニーチェ、ガンダムフェニーチェリナーシタ、ガンダムフェニーチェリベルタ ガンプラバトルイタリア大会のチャンプ。顎の無精ひげが特徴の軟派な24歳の青年で、「イタリアの伊達男」の別名で呼ばれる。過去2回に渡って世界大会に出場しており、第7回大会でも優勝候補の一角と目されている。 ガンプラを使って女性を口説くのが趣味で、その成功率は8割に達するという。ただし、酒癖の悪さから相手に敬遠されることも多い。また、他人の彼女も節操なく口説こうとするため、相手の男たちからは相当な恨みを買っている。その一方で、ガンプラバトルが世に現れる以前の少年時代からの愛機であるウイングガンダムフェニーチェを修復しながら使い続ける一途さと、打算や妥協のない堂々としたバトルを信条とする誇り高さをもつ。しかし、自分よりも実力が低い相手にも手加減なしのバトルをするなど大人気ない一面もある。 偶然レイジの特訓相手となったことをきっかけに、ときに兄貴分として、ときに好敵手としてセイとレイジに肩入れするようになる。世界大会決勝トーナメント準々決勝ではアイラのキュベレイパピヨンを一時は圧倒するも、エンボディシステムで暴走したアイラに逆転負けを喫する。 世界大会決勝戦前夜祭のイベントバトルでは、フェニーチェを修復した新しい愛機「ガンダムフェニーチェリナーシタ」を披露。フェニーチェでは撤去されていた変形機構も復活し、アリスタ暴走による騒動でもリナーシタを駆って事態の収拾に貢献する。 『GBF-T』においても、世界トップクラスのファイターとして活躍している。 ヤサカ・マオ 声 - 藤井美波 操作ガンプラ:ガンダムX魔王、Sガンダム(第17話回想)、クロスボーンガンダム魔王、ガンダムX十魔王 京都を拠点とするガンプラ心形流造形術の門下生で、12歳の若さで同派の次期後継者と目されている少年。小柄な体格と京言葉からおっとりした印象を与えるが、内に秘めた闘志は何よりも熱い。「世界一のガンプラビルダーになる男」を自称し、セイをも凌ぐ製作技術をもつ。第7回ガンプラバトル選手権日本第5ブロックの優勝者で、世界大会本戦への出場を決める。ガンダムシリーズの女性キャラクターでは、『機動戦士Ζガンダム』のエマ・シーンが好み。 師の珍庵からタケシとその息子であるセイの噂を聞き、バックパッカーとしてヒッチハイクを続けながら東京のイオリ模型を訪れる。どんな場所であっても短時間かつ精巧にガンプラを組み立てることができ、東京までの道中ではそれを金銭代わりにヒッチハイクのドライバーや飲食店へ譲渡していた。かなりの方向音痴で、東京に着いてからセイらが住むけやきが丘まで移動するのにかなりの時間を浪費している。 自信作のガンプラであるガンダムX魔王を引っ提げ世界大会へ出場、決勝トーナメントへと駒を進めるが、成長著しいセイ・レイジ組の技量とスタービルドストライクの完成度を前に自信を揺らがせる。しかし師である珍庵からの薫陶を受けガンプラ心形流の極意である「心のままに在ること」に立ち返りそれを体現する奔放なバトルを展開、激しい戦いを繰り広げるが惜敗。その後、祖父に代わって急遽イギリス代表となったジュリアンとの野試合でX魔王を破壊されたため、決勝戦の前夜祭に新作のクロスボーンガンダム魔王を製作、アリスタ暴走による騒動の際は胸部に装備された「スカルサテライトキャノン」でア・バオア・クーの外殻を貫き、要塞内部への突入口を拓く。 地元の旅館の若女将であるミサキに想いを寄せており、情熱的なアプローチを行っている。初デートでミサキに迫りすぎて拒絶され、その後は残りのトーナメントを見学しながら泣き暮すが、世界大会決勝戦前夜祭で彼女と再会し、無事関係を修復する。決勝トーナメント1回戦でセイたちと対戦するも惜敗し、試合後は一人悔し涙を流す。それ以降はセイたちと行動することが多くなる。 公式外伝の『GBF-炎』では、マオと思しき京言葉の少年とクロスボーンガンダム魔王と思しきガンプラが、ユウセイのデスティニーガンダム炎とバトルを行う場面がある。 アラン・アダムス 声 - 木村昴 世界有数の実力をもつガンプラビルダーであり、PPSE社のガンプラワークス部門の主任を務める青年エンジニア。タツヤのガンプラ塾時代の同期であり、親友。タツヤが三代目メイジンを襲名後は、みずから設計したケンプファーアメイジングやガンダムアメイジングエクシアを与え、バトルでもセコンドとしてアドバイスを送る。襲名前のタツヤとセイ・レイジの私的バトルに立ち会って以降、自身もセイとレイジに興味を抱くようになる。一方、規定を無視して世界大会に干渉するマシタ会長に疑念を抱いている。 決勝戦ではマシタと結託したフラナ機関のメンバーに拘束されるが、「エンボディシステム」の出力を上げようとしたナインを体を張って妨害する。最終話エピローグでは、タツヤとともにガンプラ製作教室の講師を務める場面が描かれている。 『GBF-T』では、甥・ウィルフリッドと姪・シアが所属するガンプラ学園チーム「ソレスタルスフィア」の監督を務めている。 『バトローグ』第1話では、ビルダー専門としての観点から、歴代「ガンダムシリーズ」キャラクターのAIデータにガンプラを操作させる自動操縦バトルを考案する。 ニルス・ニールセン 声 - 立花慎之介 操作ガンプラ:百式、戦国アストレイ頑駄無、忍パルスガンダム(『GMの逆襲』) アメリカ代表ファイター。世界的名探偵の父と日本武道の達人である母との間に生まれ、両者の才能を受け継いだ文武両道の天才少年。わずか13歳で名門大学に進学し、三つの博士号を取得、その明晰な頭脳から「アーリージーニアス(若き天才)」の異名で呼ばれている。空手と柔道の有段者でもあり、合気道の心得もある。科学者であるが、催眠療法も行える。バトルでは白羽織と袴、下駄という和装に身を包み、入場時にお辞儀をするという習慣をもっている。その経歴から同年代の子どもよりも大人びているが、自身のスポンサーの娘であるキャロラインの我がままに振り回され、決勝トーナメント第2回戦前には強引に見初められる。 現在はプラフスキー粒子の解明を研究テーマとしており、その技術を独占しているPPSE社に接触する目的で第7回ガンプラバトル選手権に参加する。ガンプラ歴はわずか3か月の新人ながら、武術の動きを取り入れた操縦技術と、プラフスキー粒子の研究成果を投じて作り上げた「戦国アストレイ頑駄無」でアメリカ代表の座を勝ち取る。あくまでガンプラバトルはプラフスキー粒子の正体を解明するための手段に過ぎないため、純粋にバトルに情熱を注ぐほかのファイターたちに共感できずにおり、自身はリスクを避ける戦い方を選ぶ傾向が強い。タツヤからは「ガンプラがあまり好きではないようだ」と評され、セイとレイジに自身の目的を話した際には彼らからガンプラバトルに対する考え方を非難される。しかし、バトルで大きなダメージを受けた戦国アストレイ頑駄無を見て怒りに震えるなど、無自覚ながらガンプラに対して強い情熱をもっており、セイ・レイジ組に惜敗した決勝トーナメント準々決勝でそれを自覚する。決勝トーナメント敗退以降は、マオとともにセイたちと行動することが多くなる。決勝戦直前にキャロラインとともに会場地下で巨大アリスタを発見し、決勝戦後の騒動では巨大アリスタ破壊の先陣を切る。 最終話のエピローグでは、ヤジマ商事の支援を受け地球軌道上のISS研究モジュール内でプラフスキー粒子の独自生成に成功、ガンプラバトルの再開に貢献する。 『GBF-T』ではキャロラインと結婚してヤジマ家に婿入りし、「ヤジマ・ニルス」を名乗る。ヤジマ・エンジニアリングの技術主任としてバトルシステムの開発に携わっているが、プラフスキー粒子の特性を知り尽くした自分が戦うのはフェアではないという考えから、ファイターとしての活動からは身を引いている。 『アイランド・ウォーズ』では新プラフスキー粒子の結晶化をバトルシステムに組み込み、従来のガンプラの性能を上回る新粒子対応型のガンプラの開発に成功する。しかし、謎の少女が原因で研究所内で発生した粒子の暴走に巻き込まれるが、トライファイターズとその仲間たちによって助けられる。 ルワン・ダラーラ 声 - 江口拓也 操作ガンプラ:アビゴルバイン タイ代表ファイター。世界大会の常連であり、他国にも名を知られているほどの有名人。野球選手としても国家代表に選ばれた経歴をもち、生涯打率8割を越す強打者だった。普段はあまり感情を出さないが、心に熱い闘志を秘めている。対戦ガンプラの特性を見抜いて即座に対策を講じるなど、洞察力と分析力にも優れている。 マシタの裏工作によって第3ピリオドでのセイたちの対戦相手に選ばれ、得意の野球を模した対決を演じたことをきっかけにセイらと友情を結び、レイジからは親しみを込めて「ルワンのおっさん」と呼ばれるようになる。セイたちに敗北した予選第3ピリオドを除く全試合に勝利して決勝トーナメントに進出するが、1回戦でレナート兄弟に敗北する。 『GBF-T』においても、世界トップクラスのファイターとして活動している。 レナート兄弟 / マリオ・レナート、フリオ・レナート 声 - うえだゆうじ 操作ガンプラ:ジム・キャノン、ハイゴッグ、バクゥタンク、ジムスナイパーK9、ストライカージンクス(『バトローグ』でマリオが使用)、ジンクスIV TYPE.GBF(『バトローグ』でフリオ、セリオが使用) アルゼンチン代表の双子の兄弟。兄のマリオがビルダーとセコンドを、弟のフリオがファイターを担当する。フリオは皮肉めいた雄弁家だがやや動揺しやすく、マリオは寡黙だが冷静で高い判断力をもつ。ガンプラバトルは「戦争」であるという思想をもち、長距離狙撃や無人兵器による特殊工作、トラップの使用など多彩な戦術でバトルを展開する。使用機体はオリーブドラブを基調とした戦車風のカラーリングが施されており、試合ごとに適宜使い分けている。決勝トーナメント準々決勝ではトラップ戦術でタツヤを追い詰めるが、土壇場で逆転負けを喫する。作中の描写から、二代目メイジンとも対戦経験があることが示唆されている。 『バトローグ』第4話では、マリオとフリオより8歳年下の三男セリオ・レナートが登場。兄たちと違ってタツヤへの敵意はあまりなく、むしろ本人と対面して喜ぶ場面がある。 ライナー・チョマー 声 - 神奈延年 操作ガンプラ:ガウ攻撃空母、ゲルググ、ウォドム、ロト、ザクレロ ドイツ代表ファイター。前年の大会で自分の彼女を奪ったフェリーニを憎んでおり、世界大会にかこつけて復讐しようとする。使用ガンプラはいずれも青と赤のパーソナルカラーで塗装されている。 大会では上位の実力をもちながらも、復讐にこだわるあまりミスや不運を重ね続け、第7ピリオド開始時点で予選敗退が決定する。敗退後のキララのインタビューでは、なおもフェリーニへの恨み節をぶつける。決勝戦前夜祭のイベントバトルでは、一般参加の少年ファイターに連敗を喫する失態を演じる。 『GBF-T』では、彼のパーソナルカラーを再現したザクレロのガンプラが販売されている。また本人はガンプラバトル解説者として活動している。 ジョン・エアーズ・マッケンジー 声 - 小室正幸 イギリス代表ファイター。第7回大会では最高齢の78歳で、過去の大会において二代目メイジンと死闘を繰り広げた最大のライバルだった。ラルさんとも面識があり、彼からは「准将」と呼ばれている。衰えつつある自分の実力に限界を感じており、タツヤとの準決勝戦では、仮病で孫のジュリアンをだまして後任のファイターに仕立て上げる。 ジュリアン・マッケンジー 声 - 本郷奏多 操作ガンプラ:ガンダムF91イマジン ジョンの孫。年齢は21歳。元・ガンプラ塾の第1期生筆頭であり、同門の後輩だったタツヤが過去7度対戦して一度も勝てなかったほどの人物。その実力により三代目襲名を確実視されていたが、二代目の育成方針に疑問を抱き離門した。以降は3年間ガンプラから離れていたが、祖父のジョンに謀られるかたちでイギリス代表ファイターの座を引き継ぐ。ブランクがありながらも実力は衰えておらず、代表引き継ぎ直後の野試合でマオを一蹴する。準決勝では、F91イマジンの必殺技「バックジェットストリーム」をもってタツヤと激闘を繰り広げるが惜敗する。当初は三代目を継いだタツヤが二代目の思想に染まったのではないかと危惧していたが、バトルの中でその真意を知って安堵し、自身も本格的なガンプラ復帰を決意する。 『GBF-T』でも精力的に活動しており、イギリスに短期留学したキジマ・ウィルフリッドを指導している。
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