再審とは? わかりやすく解説

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さい‐しん【再審】

読み方:さいしん

[名](スル)

審査しなおすこと。

確定判決などによって終了した事件について一定の重大な瑕疵(かし)があることを理由として事件再審理確定判決取り消しとを求めること、およびその手続き日本場合民事訴訟においては判決不服がある当事者が再審の訴えをもって不服申し立てることができるが、刑事訴訟においては有罪判決受けた被告人利益になる場合のみ再審を行うことができる。→再審抗告


再審

確定審決等に重大な瑕疵(かし)がある場合や、その判断基礎となった資料異常な欠陥があることが見過ごされていた場合等に、当事者等が、その確定審決等の取消し審判事件再度審理請求し、その請求適法であると認められ場合行われる再度審理のこと。


再審

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/23 13:51 UTC 版)

再審(さいしん)とは、裁判で確定した判決確定判決)について、一定の要件を満たす重大な理由がある場合に、再審理を行なうこと。


注釈

  1. ^ 「有罪判決を受けた者の利益になる場合だけ」とは、あくまで刑事裁判の判決の効力に関する場合だけである。そのため、有罪判決確定者への再審の判決理由において、有罪確定者とは無関係な別の人物について犯人性を認める内容が出ることもある(例:米谷事件)。
  2. ^ この死刑囚(イニシャル「K・T」)は1901年明治34年)4月21日生まれ[10]1952年(昭和27年)4月21日 - 5月19日にかけ、福岡県門司市(現:北九州市門司区)内で幼児3人(5歳男児2人と8歳〈小学校2年生〉女児)[11]を相次いで殺害し[12]、死体を肥つぼに遺棄した[13]。Kは同事件で殺人罪死体遺棄罪に問われ、刑事裁判では責任能力の問題(心神喪失もしくは心神耗弱)を主張したが、第一審の福岡地方裁判所小倉支部で1955年(昭和30年)1月19日、求刑通り死刑判決を言い渡された[14]。その後、同年7月4日に福岡高裁で控訴棄却の判決を[14]、同年12月26日には最高裁第三小法廷(島保裁判長)で上告棄却の判決を受け[15]、1956年(昭和31年)1月6日付で死刑が確定[16]。確定後、死刑執行まで計14回にわたり、約2か月おきに再審請求を繰り返していたが、死刑確定から2年3か月後の1958年4月12日に死刑を執行された[17](56歳没)。
  3. ^ 陪席裁判官は青木亮忠・尾崎力男[18]
  4. ^ 刑事訴訟法第439条第1項:「再審の請求は、左の者がこれをすることができる。(中略)4. 有罪の言渡を受けた者が死亡し、又は心神喪失の状態に在る場合には、その配偶者、直系の親族及び兄弟姉妹」
  5. ^ また、この死刑囚については同年4月25日・5月8日に福岡地裁小倉支部が、それぞれ別の再審請求(いずれも死刑囚本人が生前に提出)を棄却する決定を出している[18]

出典

  1. ^ 庶民の弁護士 伊東良徳のサイト「再審請求の話(民事裁判)」
  2. ^ 困り事よろず相談処 再審
  3. ^ a b “徳島ラジオ商殺し事件、初の死後再審が決定 今秋にも初公判、検察側は抗告断念。”. 日本経済新聞. (1983年3月17日) 
  4. ^ [1] (北日本放送・リンク切れ。富山・長野連続女性誘拐殺人事件の第二次再審請求時のコメント)
  5. ^ a b c 週刊新潮2017年7月27日号 40 - 43頁
  6. ^ 法務大臣臨時記者会見の概要”. 法務省 (2019年8月2日). 2019年12月5日閲覧。
  7. ^ 冤罪の根絶へ 再審法の見直しを急げ」『中日新聞』、2022年8月1日。2023年1月3日閲覧。
  8. ^ a b c d 澤登俊雄『少年法入門』(第6版)有斐閣有斐閣ブックス〉、2015年(原著1994年)、215-216頁。ISBN 978-4641184251 
  9. ^ a b 若穂井透『子どもたちの人権』朝日新聞社、1987年、168頁。ISBN 978-4022557124 
  10. ^ 集刑 1958, p. 1179.
  11. ^ フクオカ犯罪史研究会 1993, pp. 9–10.
  12. ^ フクオカ犯罪史研究会 1993, pp. 14.
  13. ^ フクオカ犯罪史研究会 1993, pp. 10–11.
  14. ^ a b フクオカ犯罪史研究会 1993, p. 15.
  15. ^ 集刑 1958, pp. 1179–1180.
  16. ^ フクオカ犯罪史研究会 1993, p. 16.
  17. ^ a b c フクオカ犯罪史研究会 1993, pp. 16–17.
  18. ^ a b フクオカ犯罪史研究会 1993, p. 17.
  19. ^ (スナックママ連続殺人事件の死刑囚)の死刑執行 引き延ばし「再審請求」考慮せず 法務省の強い姿勢(1/2ページ)」『産経新聞』産業経済新聞社、2017年7月13日。2018年7月3日閲覧。オリジナルの2018年7月3日時点におけるアーカイブ。
  20. ^ a b 読売新聞』1999年12月17日東京夕刊1面「2人の死刑を執行 埼玉・長崎の強盗殺人 1人は再審請求中/法務省」(読売新聞東京本社
  21. ^ a b 『読売新聞』1999年12月18日東京朝刊第二社会面38面「国会議員連が死刑執行で臼井法相に抗議」(読売新聞東京本社)
  22. ^ 『読売新聞』2017年7月13日東京夕刊1面「2人の死刑執行 女性4人殺害 再審請求中」(読売新聞東京本社)
  23. ^ 『読売新聞』2017年7月13日大阪夕刊1面「再審請求中 死刑執行 ××死刑囚 スナック4人殺害」(※伏字「××」は「スナックママ連続殺人事件」死刑囚の実名。読売新聞東京本社)
  24. ^ スナック女性経営者連続殺人事件の××死刑囚と、元同僚殺害の△△死刑囚の死刑を執行」『産経新聞』産業経済新聞社、2017年7月13日。2018年7月3日閲覧。オリジナルの2018年7月3日時点におけるアーカイブ。
  25. ^ 『読売新聞』2017年7月14日東京朝刊第二社会面34面「再審請求中 異例の執行 2人死刑 ××死刑囚、請求10回」(※伏字「××」は「スナックママ連続殺人事件」死刑囚の実名。読売新聞東京本社)
  26. ^ 『読売新聞』2017年7月14日大阪朝刊第二社会面32面「再審請求中 異例の執行 2人死刑 ××死刑囚は請求10回」(※伏字「××」は「スナックママ連続殺人事件」死刑囚の実名。読売新聞東京本社)
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  28. ^ a b 『読売新聞』2017年12月20日朝刊第14版第二社会面32面「元少年ら2人死刑執行 市川一家殺害と群馬3人殺害」(読売新聞東京本社)
  29. ^ a b c d 【オウム死刑執行】「再審請求中は執行回避」傾向は変わるのか 13人中10人が請求 「引き延ばし」批判も(1/3ページ)」『産経新聞』産業経済新聞社、2018年7月28日。2018年9月12日閲覧。オリジナルの2018年9月12日時点におけるアーカイブ。
  30. ^ 麻原彰晃死刑囚ら7人死刑執行 早川・井上・新実・土谷・中川・遠藤死刑囚」『産経新聞』産業経済新聞社、2018年7月6日。2018年7月11日閲覧。オリジナルの2018年7月11日時点におけるアーカイブ。
  31. ^ 法務大臣・上川陽子『法務大臣臨時記者会見の概要』(プレスリリース)法務省、2018年7月6日。 オリジナルの2020年4月13日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20200413050239/http://www.moj.go.jp/hisho/kouhou/hisho08_01026.html2020年4月13日閲覧 
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  34. ^ 法務大臣・上川陽子『法務大臣臨時記者会見の概要』(プレスリリース)法務省、2018年7月26日。 オリジナルの2020年4月13日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20200413050324/http://www.moj.go.jp/hisho/kouhou/hisho08_01031.html2020年4月13日閲覧 
  35. ^ a b 大阪強殺、2人死刑執行 山下法相初 年15人、公表後最多並ぶ」『東京新聞中日新聞社、2018年12月27日。2019年8月2日閲覧。オリジナルの2019年8月2日時点におけるアーカイブ。
  36. ^ 法務大臣・山下貴司法務大臣臨時記者会見の概要』(プレスリリース)法務省、2018年12月27日。 オリジナルの2020年4月13日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20200413050618/http://www.moj.go.jp/hisho/kouhou/hisho08_01083.html2020年4月13日閲覧 
  37. ^ 再審請求中の死刑執行は「弁護活動の妨害」国に対し慰謝料求めた訴訟 初弁論」『MBS 関西のニュース』毎日放送、2021年5月21日。オリジナルの2021年5月21日時点におけるアーカイブ。
  38. ^ 法務大臣・山下貴司『法務大臣臨時記者会見の概要』(プレスリリース)法務省、2019年8月2日。 オリジナルの2020年4月13日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20200413045618/http://www.moj.go.jp/hisho/kouhou/hisho08_01147.html2020年4月13日閲覧 
  39. ^ 女性3人強盗殺人罪の死刑囚ら2人に死刑執行」『NHKニュース日本放送協会、2019年8月2日。2019年8月2日閲覧。オリジナルの2019年8月2日時点におけるアーカイブ。
  40. ^ 法務大臣・森雅子法務大臣臨時記者会見の概要』(プレスリリース)法務省、2019年12月26日。 オリジナルの2020年4月13日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20200413050822/http://www.moj.go.jp/hisho/kouhou/hisho08_00021.html2020年4月13日閲覧 
  41. ^ 1人の死刑執行、森法相初の命令」『西日本新聞』西日本新聞社(共同通信社)、2019年12月26日。2019年12月28日閲覧。オリジナルの2019年12月28日時点におけるアーカイブ。
  42. ^ a b 3人の死刑執行 2019年12月以来2年ぶり 法務相」『毎日新聞』毎日新聞社(毎日新聞)、2021年12月21日。2021年12月21日閲覧。オリジナルの2021年12月21日時点におけるアーカイブ。
  43. ^ 日本:死刑執行に対する抗議声明”. アムネスティ日本 AMNESTY. アムネスティ・インターナショナル (2022年7月26日). 2022年7月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年7月26日閲覧。 “加藤智大さんは第二次再審請求中でした。”
  44. ^ 秋葉原無差別殺傷事件 加藤智大死刑囚に死刑執行」『NHKニュース』日本放送協会、2022年7月26日。2022年7月26日閲覧。オリジナルの2022年7月26日時点におけるアーカイブ。



再審

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/18 23:13 UTC 版)

松橋事件」の記事における「再審」解説

2019年平成31年2月8日熊本地裁で再審初公判開かれた裁判長は、再審請求審で再審開始決定した溝國禎久だった。公判には、父や兄と疎遠だったAの二男が、兄のジャケット着て傍聴した検察側は、確定審再審請求審提出され200点の証拠改め証拠請求したが、裁判所は、Aの自白調書凶器とされた切り出し小刀など142点について却下した。これを受けて論告検察は、「確定審再審請求審提出され証拠をもとに裁判所適切な判断求める」と述べるにとどまり殺人罪についての求刑放棄銃砲刀剣類所持等取締法違反および火薬類取締法違反についてのみ、懲役2年求刑した一方弁護側は、最終弁論で、「殺人事件犯人とAさんを結び付ける証拠何一つない。無罪明らかだ」と述べ、「殺人罪汚名着せられたまま刑の執行も受け、筆舌に尽くしがたい苦難苦しめられてきた。後半生全て奪われてしまったと言っても過言ではない」「生きているAさんに『無実認められましたよ』と伝えたい」「一刻早い無罪判決言い渡し切に希望する」として、殺人罪について無罪銃刀法違反火薬類取締法違反については執行猶予つきの判決求めた公判は約30分の審理即日結審した。傍聴していたAの二男は、閉廷後、「あと2年早ければ、この場にいたのはずっと父を支えた兄だった。さらに2年早ければ、おやじも裁判理解きたはずだ。検察には一言でも謝ってほしかった」と語った3月28日判決公判開かれ殺人罪について無罪銃刀法違反火薬類取締法違反について懲役1年実刑とする判決言い渡した判決理由の中で、自白など検察側が請求した証拠については、すでに再審請求審での長期間をかけた審理信用性否定されており、「相当の時間をかけて改めてその信用性検討したとしても、検察官による新たな立証がされない以上、客観的事実矛盾する疑いがあることを根拠とする再審請求審判断異な結論に至ることは想定し得ない」などと証拠採用しなかった理由述べ、Aが犯人であることを示す証拠はないと結論付けた検察側・弁護側とも、その日のうちに上訴権放棄したため、判決確定した

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再審

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/03 13:55 UTC 版)

日本の特許制度」の記事における「再審」解説

再審(特許法171条、172条)は、非常の不服申し立て手段である。 再審を請求することができるのは確定審決に対してであり、知財高裁審決取消し求め訴え提起することができるものや、その訴えを現に提起しているものは審決確定していないので再審を請求することはできない

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再審

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/05 23:15 UTC 版)

由田浩」の記事における「再審」解説

2008年3月14日最高裁において、治安維持法廃止大赦理由に、有罪無罪判断をしないまま裁判打ち切る免訴」とした判決確定する。再審において、元被告遺族弁護団は「無辜救済」という再審制度理念にてらし、実体審理つくしたうえで無罪とすべきと求める。しかし、2006年2月第一審・横浜地裁では「免訴理由がある場合は、実体審理有罪無罪判断許されない」とする1948年最高裁大法廷判例踏襲し免訴判決言い渡し第二審東京高裁では「免訴判決被告側控訴できない」として控訴棄却

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再審

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 18:16 UTC 版)

東住吉事件」の記事における「再審」解説

2016年4月28日の再審初公判大阪地裁始まったによる無罪主張弁護団による燃焼実験の結果示された。検察側は「すべての証拠検討した結果有罪主張立証行わない」と告げてしかるべき判断」を裁判長求めるのみとなった2016年5月2日青木の再審初公判大阪地裁始まったと同様、無罪主張が行われた。検察側は「有罪主張をしない。裁判所において、しかるべき判断を」とするのみとした。 2016年8月10日2人無罪言い渡されて、検察控訴放棄し即日確定した

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再審

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/29 06:09 UTC 版)

金森事件」の記事における「再審」解説

1947年男性A仮出所すると事件にかかわる証言集め出した。すると、1943年別件逮捕されていた中国人男性本件放火事件を含む数件の放火事件起訴され予審終結決定受けたことが判明。これは敗戦に伴う混乱によってうやむやになっていた。その後1967年3月再審請求をして1969年6月大阪地裁で再審開始決定した1969年12月13日行われた公判では、検察側が「金森さんを有罪とする証拠極めて乏しい。裁判所しかるべき判決をしてもらいたい」と論告求刑放棄したため、わずか2か月結審した。1970年1月28日大阪地裁は、逮捕以来28年ぶりとなる再審無罪判決判決では前述中国人男性について当時目撃供述していた現地女子工員2名の中国人男性の方が犯人後姿とそっくりという供述からAに対して犯罪事実はないとした

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再審

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/05/18 14:55 UTC 版)

学林事件」の記事における「再審」解説

2009年真実和解のための過去整理委員会(진실과 화해를 위한 과거사정리위원회)は、全民学連・全民労連 反国家団体 操作疑惑事件として学林事件調査し、「長期間不法拘禁拷問通じて事件操作」され、「ソウル地方警察庁このような不法行為があったと分かった後も捜査をせず、裁判所被告人法廷陳述通じて明らかになった内容審理しないで有罪宣告した」と発表し被害者対す国家謝罪と再審勧告決定下した。 これを受けて再審請求がなされ、再審が進行し2010年12月に、ソウル高等法院朝鮮語版刑事5部は、この事件被告人無罪および免訴判決下し、「司法府誤りによって被告人苦難遭ったことに対して謝罪申し上げる。この判決ささやかな慰労とならんことを願う」と表明した。この再審判決は、2012年6月大法院確定した

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再審

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 16:20 UTC 版)

弘前大教授夫人殺し事件」の記事における「再審」解説

4万字を超す再審開始決定理由では、Xの告白客観的証拠とも符合し信憑性高く、また白シャツ斑痕鑑定を経るにつれて変化していることへの説明がない点などが指摘され、「疑わしきは罰せず」の原則適用すべき事案であるとの説明なされた。この決定下した三浦は、17年前にXに逆転無罪判決言い渡した仙台高裁秋田支部裁判長その人であった上記参照)。検察側は特別抗告断念し、再審公判9月28日開始された。 検察側は、Xの告白虚偽であり、再鑑定結果弁護側に都合のいい部分切り貼りに過ぎない主張した一方で検察側は1977年1月に、ズック靴に関する松木単独鑑定書事件から28年経って初め法廷開示している(上記参照)。対す弁護側は一日早い控訴棄却求め検察側に自発的に控訴取り下げることも求めた那須裁判所に対して無実の者が苦しむようなことは二度と起こさないでほしい」と証言したまた、法廷立ったXは「一日早く那須さん無罪してやって欲しい」と語った。この時、那須とXは25年ぶりに一度だけ顔を合わせその後二度と出会わなかった。

※この「再審」の解説は、「弘前大教授夫人殺し事件」の解説の一部です。
「再審」を含む「弘前大教授夫人殺し事件」の記事については、「弘前大教授夫人殺し事件」の概要を参照ください。

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再審

出典:『Wiktionary』 (2021/08/03 10:56 UTC 版)

名詞

さいしん

  1. 法律確定判決内容取り消し審理やり直しを行う裁判

動詞

活用

サ行変格活用
再審-する

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