福岡一家4人殺害事件とは?

福岡一家4人殺害事件

読み方:ふくおかいっかよにんさつがいじけん
別名:福岡一家4人殺人事件

2003年6月福岡県で起きた中国人3人による殺人事件のこと。小学生2人を含む一家4人が殺害された。

福岡一家4人殺害事件の実行犯とされる中国人3人のうち、2人中国で、1人日本国内でそれぞれ逮捕された。中国逮捕された2人のうち、1人には死刑判決が下され2005年に刑が執行されている。もう1人は、捜査への協力認められ無期懲役判決が下されている。

福岡一家4人殺害事件で日本国内で逮捕された者は、一審二審いずれも死刑判決を受けた。その後最高裁判所上告したが、2011年10月20日行われ上告審棄却され死刑判決確定した。

福岡一家4人殺害事件

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/24 21:55 UTC 版)

福岡一家4人殺害事件(ふくおかいっかよにんさつがいじけん)とは、2003年平成15年)6月20日福岡県福岡市東区で発生した中国人留学生3名による強盗殺人死体遺棄などの事件[4]




注釈

  1. ^ ZがYと出会ったインターネットカフェは当時、中国人留学生らのたまり場になっていた[16]
  2. ^ 冒頭陳述では「Xがアルバイト先へ通う途中」[17]、Z逮捕直後の報道では「Xの通学路途中」となっている[1]。Xは被害者A一家とは面識こそなかったが子供2人(C・D)を含めた家族構成を把握していた[1]
  3. ^ この時、Yの姿が店の防犯カメラに映っていた[17]
  4. ^ 同事件で加害者Zら3人は強盗致傷罪で逮捕されたが、福岡地検は被害者の怪我が極めて軽微だったことから強盗罪を適用している[20]
  5. ^ 逮捕直後の報道では約40,000円だが[3]、刑事裁判の事実認定では約37,000円となっている[2]
  6. ^ 加害者Zに逃走費用を渡したなどとして犯人隠避入管難民法違反の罪で起訴されたこの中国人女性は2004年7月14日に福岡地裁(國井恒志裁判官)にて懲役2年・執行猶予3年・罰金20万円(求刑:懲役2年・罰金20万円)の有罪判決を受け[27]、第一審で確定した[28]
  7. ^ 中国の国内法では判決から5日以内であれば被害者側が検察に控訴を促すことができる[38]
  8. ^ 同公判では調書9通が証拠提出されたが、事件に至るまでの経緯について供述した2通は却下された[28]。なおこれらの調書は同年4月、犯人隠避罪などに問われた被告人Zの元交際相手の公判でも参考人調書として採用されている[28]
  9. ^ 第一審判決は記事中で原告を匿名としていたことなどを理由に損害額を低く見積もったが、控訴審判決は「『記事で指されている人物=原告』であることは面識のある人ならば容易にわかる」との理由から賠償額を増額した[60]
  10. ^ 1,100万円は一般市民の名誉毀損事件における損害賠償額としては異例の高額だった[60]
  11. ^ 原告は判決の結論を『週刊文春』誌上に掲載することも求めていたが、東京高裁は「真犯人が有罪判決を受けたことで原告の嫌疑は払拭されている」ことなどを理由に退けている[64]

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q 緊急特集 東区一家4人殺害事件 > 焦点・FOCUS=福岡市東区一家殺害 残忍犯行「計画通り」 高級車に狙い定める 「娘助けて」哀願無視 処分困り車は放置 遺体発見早く焦り 金への執着で暴走」『西日本新聞西日本新聞社、2004年1月9日、朝刊。2019年12月27日閲覧。オリジナルの2007年10月17日時点におけるアーカイブ。
  2. ^ a b c d 西日本新聞』2005年5月20日朝刊第19版1面1頁「東区一家殺害事件 Z被告に死刑 福岡地裁判決 『身勝手かつ冷酷』 共謀、『従属』と認めず」
  3. ^ a b c d e f g h 緊急特集 東区一家4人殺害事件 > 3中国人犯行と断定 Z被告 強殺容疑で再逮捕 東区一家殺害「金目的、口封じ」 福岡県警」『西日本新聞』西日本新聞社、2004年1月9日、朝刊。2019年12月27日閲覧。オリジナルの2007年10月17日時点におけるアーカイブ。
  4. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z 福岡地裁 (2005, 犯罪事実)
  5. ^ a b c d e 『西日本新聞』2005年5月20日朝刊第19版第二社会面(事件・人・話題)30頁「福岡市東区一家殺害の経過」
  6. ^ a b c 緊急特集 東区一家4人殺害事件 > 東区一家殺害 強殺罪でZ被告起訴 発生から7カ月、捜査終結」『西日本新聞』西日本新聞社、2004年1月31日、朝刊。2019年12月27日閲覧。オリジナルの2007年10月17日時点におけるアーカイブ。
  7. ^ a b c d e 『西日本新聞』2004年12月1日朝刊第19版第一社会面(事件・人・話題)31頁「『一家殺害が目的』装う 別の店主強殺、一次計画 中国側調書 Z被告は謝罪 福岡地裁公判」
  8. ^ a b 『西日本新聞』2004年10月20日朝刊第19版第一社会面(事件・人・話題)31頁「東区一家殺害 中国側初公判 Y被告らが謝罪 涙流し『すみません』 傍聴席、遺族は怒り新た」【遼陽(中国遼寧省)19日 伊藤完司】
  9. ^ a b c d 中国人被告に死刑執行/福岡一家4人殺害事件」『四国新聞四国新聞社、2005年7月25日。2019年12月27日閲覧。オリジナルの2019年12月27日時点におけるアーカイブ。
  10. ^ a b 一瀬圭司「福岡の一家4人強殺、死刑執行 中国人の元専門学校生 森法相初の命令」『西日本新聞』西日本新聞社、2019年12月26日、朝刊。2019年12月27日閲覧。オリジナルの2019年12月27日時点におけるアーカイブ。
  11. ^ 『読売新聞』2005年5月18日西部朝刊第一社会面35頁「福岡の一家殺害 死刑求刑のZ被告、あす判決 3人殺害実行どう判断」(読売新聞西部本社)
  12. ^ a b c d e f 緊急特集 東区一家4人殺害事件 > 博多港に親子4人他殺体 ロープ巻かれ手錠 首絞められたあと 自宅には血痕」『西日本新聞西日本新聞社、2003年6月21日、朝刊。2019年12月28日閲覧。オリジナルの2007年10月17日時点におけるアーカイブ。
  13. ^ 福岡地裁 (2005, 社会的影響)
  14. ^ a b c 『西日本新聞』2004年10月19日夕刊第10版第一社会面9頁「東区一家殺害中国側初公判 夢の来日破れ果て Y、X被告 金に困り転落」
  15. ^ 福岡地裁 (2005, 被告人)
  16. ^ a b 相本康一「夢の国で暗転、拭えぬ「なぜ」 Z死刑囚、多くを語らず」『西日本新聞』西日本新聞社、2019年12月27日、朝刊社会面。2019年12月28日閲覧。オリジナルの2019年12月28日時点におけるアーカイブ。
  17. ^ a b c d e f g h i 緊急特集 東区一家4人殺害事件 > 「死体隠せば捕まらぬ」 口封じ最初から計画 検察冒陳「数千万円あるはず」 東区一家殺害初公判」『西日本新聞』西日本新聞社、2004年3月23日、夕刊。2019年12月27日閲覧。オリジナルの2005年10月26日時点におけるアーカイブ。
  18. ^ 読売新聞』2003年9月13日西部夕刊第一社会面11頁「一家殺害事件 元専門学校生や知人ら3人逮捕 強盗致傷容疑 中国人から26万奪う/福岡県警」(読売新聞西部本社
  19. ^ a b c d e f g h 福岡地裁 (2005, 被告人の経歴および共犯者らとの関係等)
  20. ^ 『読売新聞』2003年10月4日西部朝刊第一社会面31頁「福岡一家殺害のZ被告ら3人起訴 地検が別の強盗罪で/福岡県警」(読売新聞西部本社)
  21. ^ 毎日新聞』2003年12月20日西部朝刊第一社会面27頁「福岡・一家殺害 分担の供述、依然食い違う--中国人3容疑者」(毎日新聞西部本社
  22. ^ a b 朝日新聞』2003年12月25日西部朝刊第一社会面31頁「Z被告を追起訴 福岡地検、窃盗罪2件 一家殺害事件」(朝日新聞西部本社
  23. ^ 福岡地裁 (2005, 罰条)
  24. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag 福岡地裁 (2005, 本件強盗殺人の犯行状況)
  25. ^ a b c d e f g h 福岡地裁 (2005, 本件強盗殺人事件の犯行後の被告人らの行動)
  26. ^ 緊急特集 東区一家4人殺害事件 > 福岡市東区一家殺害 元生徒の知人起訴 傷害罪 詐欺容疑で再逮捕へ」『西日本新聞』西日本新聞社、2003年8月27日、朝刊。2020年1月10日閲覧。オリジナルの2007年10月17日時点におけるアーカイブ。
  27. ^ a b 『読売新聞』2004年7月15日西部朝刊第一社会面35頁「福岡の一家殺害 Z被告逃走手助けの同居女に有罪判決/福岡地裁」(読売新聞西部本社)
  28. ^ a b c d 『読売新聞』2004年11月30日西部夕刊1面1頁「福岡の一家殺害事件 福岡地裁が中国の作成調書を採用 2共犯分、Z被告証拠に」(読売新聞西部本社)
  29. ^ a b c d 『西日本新聞』2005年1月1日朝刊第19版第一社会面(事件・人・話題)39頁「東区一家殺害 Y被告の『自首』認定 中国当局 量刑に影響も」
  30. ^ 緊急特集 東区一家4人殺害事件 > 遺族が再捜査要請 福岡市東区一家殺害 「共犯いるはず」」『西日本新聞』西日本新聞社、2004年2月5日、朝刊。2019年12月27日閲覧。オリジナルの2011年10月26日時点におけるアーカイブ。
  31. ^ 『西日本新聞』2004年10月19日夕刊第10版第一社会面9頁「東区一家殺害中国側初公判 遺族、無言の入廷 無念胸に2被告凝視 『裁きをこの目で…』」【遼陽(中国遼寧省)19日 伊藤完司】
  32. ^ a b 『西日本新聞』2005年5月20日朝刊第19版国際面(国際・アジア)5頁「福岡一家殺害 X被告近く二審判決か 中国側、対日動向踏まえ判断へ」
  33. ^ 『西日本新聞』2004年10月19日夕刊第10版第二社会面8頁「中国当局 対日重視、異例の公開 嫌中感情拡大を憂慮」【遼陽(中国遼寧省)19日 井上裕之】
  34. ^ 『西日本新聞』2004年10月20日朝刊第19版1面1頁「東区一家殺害 2被告に厳罰求刑 中国側の公判結審 法廷で遺族に土下座」【遼陽(中国遼寧省)19日 井上裕之】
  35. ^ 『西日本新聞』2004年10月19日夕刊第10版1面1頁「東区一家殺害 Y被告ら極刑の公算 初公判で結審へ 中国遼陽市 X被告が計画主導」【遼陽(中国遼寧省)19日 井上裕之】
  36. ^ a b c 井上裕之「緊急特集 東区一家4人殺害事件 > X被告に死刑 Y被告無期 東区一家殺害 残虐な犯行明白 中国法院判決 Y被告の自首認定 X被告控訴の意向」『西日本新聞』西日本新聞社、2005年1月24日、朝刊。2019年12月27日閲覧。オリジナルの2007年10月17日時点におけるアーカイブ。
  37. ^ a b 『朝日新聞』2005年2月2日西部夕刊第一社会面9頁「『口封じ』と中国側認定 福岡一家殺害判決」(朝日新聞西部本社
  38. ^ a b 『読売新聞』2005年1月28日西部朝刊第一社会面37頁「福岡一家殺害 遺族、中国検察あてに控訴要請書 Y被告の無期判決に不服」(読売新聞西部本社)
  39. ^ a b 『読売新聞』2005年2月4日西部朝刊第一社会面35頁「福岡一家殺害 X被告が控訴/中国・中級人民訪印」(読売新聞西部本社)
  40. ^ 緊急特集 東区一家4人殺害事件 > Z被告 罪状大筋認める 東区一家殺害 初公判 困窮、焦り犯行 福岡地裁 検察、冒陳で指摘」『西日本新聞』西日本新聞社、2004年3月23日、夕刊。2019年12月27日閲覧。オリジナルの2006年12月31日時点におけるアーカイブ。
  41. ^ 『読売新聞』2005年2月2日西部朝刊1面1頁「福岡一家殺害 Z被告に死刑求刑 検察論告『冷酷かつ無慈悲』」(読売新聞西部本社)
  42. ^ 『読売新聞』2005年3月17日西部朝刊第一社会面39頁「福岡の一家殺害最終弁論 弁護側、Z被告の無期への減軽求める」(読売新聞西部本社)
  43. ^ 『読売新聞』2005年6月2日西部朝刊第一社会面31頁「福岡の一家殺害 Z被告が死刑判決控訴 遺族『謝罪うそだった』」(読売新聞西部本社)
  44. ^ 『読売新聞』2006年7月5日西部朝刊第一社会面35頁「福岡一家殺害・控訴審初公判 被告弁護側『死刑は重すぎる』」(読売新聞西部本社)
  45. ^ 『読売新聞』2006年12月15日西部朝刊第一社会面31頁「福岡の一家4人殺害 Z被告の控訴審、来年3月に判決」(読売新聞西部本社)
  46. ^ 福岡市一家殺害、Z被告に控訴審も死刑判決」『読売新聞オンライン読売新聞社、2007年3月8日。2019年12月27日閲覧。オリジナルの2007年3月10日時点におけるアーカイブ。
  47. ^ 『読売新聞』2007年3月21日西部朝刊第二社会面34頁「福岡一家殺害 Z被告が上告」(読売新聞西部本社)
  48. ^ 『読売新聞』2011年3月26日西部朝刊第三社会面37頁「9月に最高裁弁論 福岡一家殺害」(読売新聞西部本社)
  49. ^ 『読売新聞』2011年9月16日西部朝刊第二社会面30頁「福岡一家殺害 最高裁で結審」(読売新聞西部本社)
  50. ^ 『読売新聞』2011年10月4日西部朝刊第三社会面33頁「福岡一家殺害 20日判決 最高裁」(読売新聞西部本社)
  51. ^ 『読売新聞』2011年10月21日西部朝刊第一社会面35頁「一家4人殺害 Z被告死刑確定へ 上告棄却 『実行の重要部分担当』」(読売新聞西部本社)
  52. ^ 福岡一家殺害、元中国人留学生の死刑確定へ」『日本経済新聞日本経済新聞社、2011年10月20日。2019年12月27日閲覧。オリジナルの2019年12月27日時点におけるアーカイブ。
  53. ^ a b “法務大臣臨時記者会見の概要 令和元年12月26日(木)” (日本語) (プレスリリース), 法務省法務大臣森雅子), (2019年12月26日), オリジナルの2020年1月10日時点におけるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20200110120237/http://www.moj.go.jp/hisho/kouhou/hisho08_00021.html 2020年1月10日閲覧。 
  54. ^ 1人の死刑執行、森法相初の命令」『西日本新聞』西日本新聞社(共同通信社)、2019年12月26日。2019年12月28日閲覧。オリジナルの2019年12月28日時点におけるアーカイブ。
  55. ^ 『西日本新聞』2004年10月19日夕刊第10版第二社会面8頁「中国側調書の採否焦点 Z被告公判 死刑求刑は確実な情勢」
  56. ^ 『読売新聞』2004年12月1日西部朝刊第一社会面37頁「福岡一家殺害 YとXの両被告『Z被告が中心』 供述調書採用/福岡地裁」
  57. ^ a b 『読売新聞』2005年7月28日東京朝刊第二社会面34頁「福岡一家殺害記事 講談社に880万円賠償命令 被害者の兄犯人扱い/東京地裁」(読売新聞東京本社
  58. ^ 『読売新聞』2005年12月1日東京朝刊第二社会面38頁「福岡一家殺害巡る報道 名誉棄損賠償額、高裁が減額命令」
  59. ^ a b 『読売新聞』2005年8月29日西部夕刊第一社会面11頁「福岡一家殺害、犯人扱い 新潮社側にも賠償命令/東京地裁」
  60. ^ a b 『読売新聞』2006年12月28日東京朝刊第三社会面29頁「メディア、高額賠償命令が相次ぐ 昨年9月から1年間、300万円以上が13件」
  61. ^ 『読売新聞』2006年3月1日西部朝刊第二社会面34頁「福岡一家殺害巡る週刊新潮の名誉棄損 賠償額770万円に増額/東京高裁」
  62. ^ 『朝日新聞』2006年8月31日西部朝刊第三社会面29頁「福岡一家4人殺害、新潮社の賠償確定 最高裁」(朝日新聞西部本社)
  63. ^ a b 『読売新聞』2006年9月29日東京朝刊第三社会面37頁「記事で犯人扱い、文春に賠償命令 福岡一家4人殺害巡り/東京地裁」
  64. ^ a b 『読売新聞』2007年8月7日西部朝刊第二社会面30頁「福岡一家殺害報道で文春に再び賠償命令/東京高裁」





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「福岡一家4人殺害事件」の関連用語

福岡一家4人殺害事件のお隣キーワード

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   
検索ランキング



福岡一家4人殺害事件のページの著作権
Weblio 辞書情報提供元は参加元一覧にて確認できます。

  
新語時事用語辞典新語時事用語辞典
Copyright © 2020 新語時事用語辞典 All Rights Reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの福岡一家4人殺害事件 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2020 Weblio RSS