罪状認否とは? わかりやすく解説

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ざいじょう‐にんぴ〔ザイジヤウ‐〕【罪状認否】

読み方:ざいじょうにんぴ

刑事公判手続き最初に被告人起訴状書かれ罪状認めかどうかについて行う答弁


罪状認否

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/27 20:19 UTC 版)

罪状認否(ざいじょうにんぴ)とは、刑事裁判において公訴事実被告人が認めるかどうかについて行う答弁のこと。




「罪状認否」の続きの解説一覧

罪状認否

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 09:06 UTC 版)

極東国際軍事裁判」の記事における「罪状認否」の解説

同年5月6日大川をのぞく被告全員無罪主張した。この罪状認否手続き定型の手続きであって無罪主張するのは普通に見られることである。フィルムでみる限り全体厳かに行っているように見えるが、そのとき様子毎日新聞記者ラジオで「傲然たる態度」と形容し読売新聞記者同様の形容をしている。 なお、罪状認否手続き欧米法における手続きであり、裁判官の「有罪無罪か(Guilty or Not Guilty)」の問に対して被告が「無罪Not Guilty)」と答えることにより、事件事実に関する審判事実審)をし、「有罪Guilty)」と答えると、検察側の主張認め量刑のみを行う(法律審と言う法廷慣習である。東京裁判でこの慣習厳密に適用されるものではないが、被告人らの目的一つである、法戦と称する、いわば法廷闘争為には、被告人自身無罪主張が必要となる。とはいえ被告人らはそれぞれ自身訴因一つ一つについて、本来は其々自由に認否を行うことができ、全て一律に認否揃えなければならないものではないし、また、その認否がなにか他人拘束あるいは影響するものでもないまた、そのことをよく理解して行えるよう、GHQ側はもともと一人一人専任弁護人付けている。城山三郎落日燃ゆ』において、開廷前に広田弘毅が「無罪とは言えない」と抵抗するのを弁護士団が説得するエピソード語られている(ただし、この小説広田ドラマチック美化して書かれているのであるため、どこまで事実かは検討の要がある)。

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罪状認否

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 08:35 UTC 版)

みどり荘事件」の記事における「罪状認否」の解説

大分地裁における初公判期日1982年昭和57年4月26日決まり、その約10日前に弁護団に対して関係書類開示が行われた。この時初めて輿掛の供述調書見た弁護団は、驚き困惑した新聞報道等では「全面自供」と報じられていたにもかかわらず、輿掛の供述は、「気付いた203号室被害者遺体のそばに立っていた」、侵入経路犯行状況一切覚えていないが「自分犯人違いないというとても「自白」とは呼べないようなものであった弁護団は、この中で精神鑑定書に記され麻酔面接注目した麻酔面接用いられたのは、ナチス自白剤として使用したことで知られているイソミタールであった。輿掛は、3月6日イソミタール10%溶液5ccを注射され医師面接を受け、この麻酔下の面接で、「物音気付いて隣の部屋行った被害者倒れていた」「玄関明かりはついておらず、和室明かりはついていた。被害者台所倒れており、首には何か白いものが巻かれていて、顔は白い布のようなもので覆われていた。下半身は裸だったんじゃないかと思う。寝ているならセックスしよう被害者下半身触ったが、死んでいるのに気付いて慌てて自室帰った」という内容話した。そして、2日後行われた麻酔影響のない通常の面接でも概ねこれを認めている(ただし、これについては鑑定後の警察官取り調べに対してそのような覚えはない」と否定している)。これが事実であるとすると、犯行状況覚えていないという輿掛の供述はもっともであったし、現場から輿掛の体毛発見されたことも説明がつく。弁護団は、イソミタール面接での輿掛の供述を軸に、強姦・殺人については証拠がないとして無罪求め弁護方針立てた初公判翌々日控えた4月24日古田徳田弁護士は輿掛と接見し徳田弁護士は輿掛に「君は酒を飲んで寝ていて記憶がないということなのでベスト尽くして弁護するが、審理の中で君が犯人だと明らかになった時には潔く極刑服してほしい」ということ伝えた。輿掛は、「その時覚悟しています」と答えた4月26日大分地裁第1回公判開かれた。輿掛は罪状認否で「被害者部屋にいたことは覚えているのですが、自分がやったという記憶がありませんので、はっきり分かりません」と述べ弁護団意見陳述で「被告人犯行当時記憶がないということであり、検察官請求予定証拠では本件の証明は不十分と思料されますし、有罪とは言えないと考えます」と主張した。この罪状認否について、続く第2回公判で、近藤道夫裁判長から改めて「被害者部屋に『行った』ことを覚えているのか、『いた』ことを覚えているのかどちらですか」という質問をされ、輿掛は「『いた』ことと、すぐ自分の部屋帰ったことは覚えている」旨を答えた

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罪状認否

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 13:57 UTC 版)

寝屋川市中1男女殺害事件」の記事における「罪状認否」の解説

一方でAについては「殺すつもりはなかった。大声を出すので、静止しようと思い口を抑えていたところ、手がずれ込んでしまい首を絞めていた。ショック与えるとるかと思いカッターで傷つけた」と殺意を否定し傷害致死主張。 Bについては「車内痙攣起こし熱中症などの体調不良で動かなくなった」と無罪主張して起訴内容否認した2018年11月6日2人死因鑑定した法医学者証人尋問で「絞殺され被害者見られるピンク色歯の特徴ほか、頭蓋底うっ血もあった」と証言。Bの側頭部殴られ時にできるような内出血があったことも明らかにした。 2018年11月19日公判にて行われた被告人質問で、山田逮捕当初車内同乗者がいた」と供述したことについて「当時は頭の中が混乱していた」と述べ供述虚偽だったことを認めたまた、少年B遺棄した場所の周辺コンドームなどがあった事については、「大阪市内サウナで、ごみ箱から他人精液入ったコンドームティッシュ拾った柏原市現場で少年ズボンコンドーム入れようとしたが、腐敗進んでいたので、近くに置くだけにした」と答え、「他人のせいにしたかった」と偽装工作認めた

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罪状認否

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 13:45 UTC 版)

麻原彰晃」の記事における「罪状認否」の解説

麻原公判初期や、裁判同時期(1996年5月)に行われたオウムへの破壊活動防止法適用議論する弁明出席した際には、宗教的な難解な話を始めることはあったものの饒舌であり、まともな受け答え行っていた。 だが1996年10月18日井上対す弁護反対尋問の際に、麻原井上への尋問中止頑なに要求弁護団延期要請した検察裁判所拒否された。以降突如英語で話し始める、居眠りをするなどの行動後述)を繰り返すようになり、しばしば裁判長から注意退廷命令受けた麻原は「退廷ですか?それはありがたい」「とんでもないことをやっている教祖とは何だ」などと応酬した当初起訴案件の罪状認否に関して留保したが、1997年4月24日公判麻原は罪状認否を行い起訴され17事件のうち16事件で英語を交えながら以下の通り無罪主張した駐車場経営者VX襲撃事件のみ留保)。「麻原事件について語らなかった」とされることもあるが、実際には(整合性のない言葉不自然な英語で)事件について語っており、事件オウム起こしたことは認めつつ弟子責任とした。 男性信者殺害事件 - ロープ殺せ指示していないので無罪 坂本堤弁護士一家殺害事件 - 実行犯5、6人ぐらいなので、罪も5分の16分の1になるので無罪 薬剤師リンチ殺人事件 - 殺害指示をしていない被害者も悪いので無罪 男性現役信者リンチ殺人事件 - 被害者が悪いので無罪 滝本太郎弁護士サリン襲撃事件 - サリン非常に少ないので無罪 松本サリン事件 - 死んだのはなので無罪 被害者の会会長VX襲撃事件 - 井上嘉浩が悪いので無罪 駐車場経営者VX襲撃事件 - 殴る蹴るよりVXの方が害が少ない。私も検察官からVXしきものかけられ会社員VX殺害事件 - 山形明が悪いので無罪 公証人役場事務長逮捕監禁致死事件 - 治療遅れただけなので無罪 地下鉄サリン事件 - 村井秀夫井上が悪いので無罪 メスカリン・LSD・覚醒剤・チオペンタール製造事件 - 人類の進化精神進化のため仕方なかったので無罪 自動小銃密造事件 - 弾丸製造しておらず無罪 サリンプラント建設事件 - 途中で中止しているので無罪 最後に麻原は、自身原子力空母エンタープライズにいて米露政府関係者チベット僧・中沢新一らに語りかけている、既に釈放されており「裁判遊び」、今日の日付は1997年4月24日ではなく1997年1月5日6日、などと不可解な発言付け加えた

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