クロノストーム
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「イナズマイレブンGOの登場人物」の記事における「クロノストーム」の解説
当初はテンマーズと名乗っていたが、後にチーム雷門と改名したチームに所属し、天馬たちと共に時空を駆ける者及びその協力者たち。ラグナロク編では時空最強イレブンの選手でクロノストームを結成する。 フェイ・ルーン 声 - 木村亜希子 チーム雷門(テンマーズ)の選手で、ポジションはFW/MF。背番号11番(ガル加入時は9番)。鳥の翼のような形をしたエメラルドグリーン色の髪が特徴。未来での意思決定機関「エルドラド」を止めようと、未来から来た少年で、陽気でマイペースな性格。人当たりの良い少年だが、ベータの挑発的な発言に毅然とした態度で否定をするなど正義感はかなり強い。 SSCの能力が宿った幼き頃にその能力を恐れた父であるアスレイ(支援者X)に捨てられてしまう。孤独児となった際アスレイから人形のロビンを渡されたが、この時点でアスレイは自らを独りにさせるためにロビンを渡したのだと自覚していたため、そのロビンとも縁を切り、自身の心の支えはサッカーだけという状況に置きながら、フェーダとしてSARUたちと共に戦争を仕掛けた。その後、エルドラドに対抗するためのSARUの策として「サッカーにすがりながら生きてきた自らを用いてエルドラドと対抗する」という提案がされ、彼によってフェーダの記憶を消され、エルドラドの歴史改変に異議を唱えていたアルノ博士の元へと送り込まれ、エルドラドと敵対する「純粋なサッカー少年」と化したことがラグナロク編で判明した。しかし、ラグナロク編においてSARUの光波によって記憶を戻されたため、再びフェーダの一員となり、天馬たちと敵対することになったが、黄名子とアスレイの語った真実を知ったことで仲間に戻ってきた。 必殺技は「バウンサーラビット」、「エクストリームラビット」(天馬)。アニメ版『クロノ・ストーン』 恐竜編 時空最強イレブン「8の力」を手にするため、白亜紀(恐竜時代)へタイムジャンプ、親が亡くなって寂しがっていた恐竜・ビッグと出会い、自分も親を無くしたということを打ち明けた。2回目のパーフェクト・カスケイド戦では、本来の自分の力を発揮できていない所を黄名子に気付かれ、彼女の説得や、途中でチーム雷門を襲ってきたデスホーンから自身を救おうとしたビッグの思いで気持ちを改め、それまで親の身代わり的存在で自分は嫌いだった人形・ロビンを化身で復活させると、ビッグとミキシマックスし(時空最強イレブン「8の力」)、「王者の牙」でまず1点を、更に化身アームドをも身に付け、天馬との新必殺シュートでもう1点を決めた。その後はパーフェクト・カスケイドの攻撃に敗れるが、ビッグには別れの時まで感謝し、現代へと戻った。その後、誰にも話していなかったはずの化身のことを知っていた黄名子の存在について疑問を持ち始める。 幻想世界編 「親戚が大金持ち」という黄名子の嘘を暴き、キャメロットへとタイムジャンプし、“主人公の仲間の見習い騎士”となって天馬・ワンダバと合流し、天馬と共に「円卓の騎士」への入団テストを受けるが、アーサー王がサッカーの試合で合否を判定すると決めたため、デュプリを出し、テンマーズを臨時復活させて戦った。 ラグナロク編 ラグナロク開催前、SARUたちがアンプル・バズーカを用いてエルドラド本部ビルを破壊した際は彼の姿を見て自らの過去が一瞬自らの頭を横切り、ふいに気を失った描写が見られた。その後、我に返ってラグナロク1回戦を戦うが、前半終了間際にSARUの超能力でフェーダ当時の記憶を戻され、味方であるエルドラドゴールにシュートを放ち、オウンゴールを決める。ハーフタイム中に「ボクは天馬たちの味方じゃない」と言い放ち、後半戦には出場せず、試合後に天馬と縁を切った後、SARUと共にフェーダルームへと進入した。その後、天馬たちとついにガルのキャプテンとしてラグナロク3回戦を戦う事態となり、天馬や黄名子の説得にも聞く耳を持たず、レッドカードを出されてもおかしくない程度の危険なプレーを続け、天馬の身体でさえも構わず撃ち続けて「ボール支配率95%」という真の実力を披露した。しかし、後半ではザナークのナイスプレーによってボールを奪われたり、天馬たちと互角にプレーしたりと抑え込まれ、天馬の言葉で一時内心が和らいだ描写も見られたが、そのことでSARUに目を付けられ、その後は彼の命令によって天馬に対して念動波を送り始めるが、支援者Xによる「(SARUの)指示を聞くな」という声と、SARUの「念動波を送り続けよ」という声が自身を混乱させ、試合後に気絶、更に気絶が解けた後には支援者Xが自らの実父であること、黄名子が自らの実母であることを告げられ、戸惑いを見せてしまうが、黄名子の話を聞いて自分は独りじゃなかったことに気づく。しかし、一度は天馬たちを裏切った負い目からフェーダから抜けるのを拒否するが、天馬の優しい気持ちに心を動かし、自分の帰る場所は絶対にあると悟り、天馬たちと和解した後、クロノストームを結成する。その後はSARUやフェーダを助けたいという意思を持ち、天馬達と共に戦った。ザ・ラグーン戦後は天馬たちに別れを告げて、タイムジャンプで過去に行き、自身を出産間近の大人の黄名子と再会した。 融合(1) フェイ×ティラノ 「ミキシマックスガン」で恐竜(ティラノサウルス)と融合した姿。フェイと比較すると、肌が多少黒く目は赤く染まり、髪はピンク色に変色し、口調も荒くなる。しかし、性格そのものは変化していない。 必殺技は「古代の牙」。 融合(2) フェイ×ビッグ' 恐竜編で、フェイと恐竜“ビッグ”がミキシマックスによって融合した姿。肌が多少黒くなり、目と髪は青色に変色している。 必殺技は「王者の牙改」、「最強イレブン波動」(神童、剣城)(ゲームでは習得しない)。 フェイの化身 光速闘士ロビン 白兎のように長い白・桃色の耳が特徴。幼い頃、父に贈られた人形・ロビンによく似た姿をした化身で、独りになってからは嫌って出さなくなっていたが、黄名子の説得によって躊躇いを捨てて復活させ、化身アームドを果たした。 化身を用いた必殺技は「満月ラッシュ」。 デュプリ フェイが生み出す人型化身。プロトコル・オメガに対抗するため、数の足らないチームを補えるようにフェイによって作り出され、天馬とフェイと一緒に「テンマーズ」の一員として試合をする。また、掛け声・悲鳴・必殺技名以外話すことはないが、疲弊したフェイやゴールを守れなかったマッチョスを心配するそぶりを見せるなど、人間的な面もある。 チーム雷門に改名以降は雷門中イレブンや他校の仲間が続々参戦した事もあり、発動は激減した。マッチョス 声 - 泰勇気 ポジションはGK。背番号1番。巨躯で、色鉛筆のような円錐台の髪型が特徴。筋肉を武器にして戦うフェイのデュプリ。鍛え抜かれた胸筋で全てを受け止める。 必殺技は「エクセレントブレスト改」。 スマイル 声 - 折笠富美子 女の子で、ポジションはDF。背番号2番。黄色いバンダナと二つ結びが特徴で、いつも舌を出している。常に笑顔を絶やさないフェイのデュプリ。明るく前向きなチームのムードメーカー。 ストロウ 声 - 奈良徹 ポジションはDF。背番号3番。すらっとした長身で、白いバンダナと左耳の後ろから口に向けて続いているストローが特徴。ストローを吸い続けるフェイのデュプリ。彼が何を吸っているのかは誰も知らない。 必殺技は「フラクタルハウスV2」(ウォーリー、デブーン)。 ウォーリー 声 - 岩崎了 ポジションはDF。背番号4番。四角い黒縁眼鏡を掛けた巨漢。壁のように進路を塞ぐフェイのデュプリ。じっと何かを見つめていることが多い。 必殺技は「フラクタルハウスV2」(ストロウ、デブーン)。 デブーン 声 - 金野潤 ポジションはDF。背番号5番。ゴーグルと首に巻いたスカーフが特徴。少しぽっちゃり体型なフェイのデュプリ。ゴーグルに並々ならぬ思い入れがある。 必殺技は「フラクタルハウスV2」(ストロウ、ウォーリー)。 チビット 声 - 藤村歩 ポジションはMF。背番号6番。逆立った髪と青く縁の太い眼鏡が特徴。小柄ですばしっこいフェイのデュプリ。几帳面な性格で趣味は部屋の掃除だとか。 マント 声 - 高垣彩陽 女の子で、ポジションはMF。背番号7番。マントのように長いポニーテールが特徴で他のデュプリより髪色が明るい。クールに立ち振る舞うフェイのデュプリ。彼女に憧れるデュプリは少なくないという。 ドリル 声 - 佐藤健輔 ポジションはMF。背番号9番。マッシヴな長身で、ドリルのようなリーゼントが特徴。情熱的で感情的なフェイのデュプリ。ドリルヘアーのセットに時間は惜しまない。 キモロ 声 - 小林ゆう ポジションはFW。背番号10番。他のデュプリより暗い色をした生い茂る藪のような髪で目が隠れている。最も謎に満ちたフェイのデュプリ。前髪に隠れたその素顔を見た者はいない。 菜花 黄名子(なのばな きなこ) 声 - 悠木碧 チーム雷門の選手で、1年DF(ただし、GK以外ならどのポジションでもできる)。背番号78番。やや小柄で、黄土色のロングヘアにオレンジ色のカチューシャが特徴。岡崎弁なまりのある口調で語尾に「やんね」を付けて話すことが多いがこれは架空の方言である。誰振り構わず「チィーッス!」という挨拶をするのが癖で、フレンドリーな無邪気かつ活発な性格。 アニメでは『クロノ・ストーン』の途中から登場、時空最強イレブン「1の力」を手に入れ、尾張の国から帰ってきたチーム雷門の前に「雷門中サッカー部のエースストライカー」と称して現れたため、雷門中サッカー部史上初めての女性選手となる。タイムジャンプしなかった部員たちは彼女の存在を違和感無く受け入れていることから、フェイは彼女をタイムパラドックスの影響で現れた存在、トウドウは何者かが「タイムルート」に植え付けた「特異点」と考えていた。 正体はフェイの実母および支援者Xことアスレイの妻。27歳の時にフェイを出産するも、直後に容体が急変して亡くなってしまった為にフェイと関わりを持てず200年後の未来においてはすでに故人である。アスレイは孤独感を背負っていたフェイをどうしても見離すことができなかったため、少女時代の彼女(中学1年の時点)にフェイを守るように依頼し、フェイと共に行動させるが、フェイは自らの顔を知らない他、アスレイから雷門中の生徒として生活するようにも依頼されていたため、タイムパラドックスの影響で現れた存在ではなかった。 恐竜編では、フェイの化身を復活させた際、彼が誰にも話したことがなかった人形・ロビンの存在、その分身である彼の化身「光速闘士ロビン」の存在と秘めていた理由についてアスレイから知らされていたため、フェイからは自らの存在に疑問を持たれていたが、ラグナロク編にてフェイが敵に寝返ったことで彼との関係は一時悪化の様子を見せ、フェイの母親であることが判明して真実を暴露、フェイを雷門に帰した。 必殺技は「もちもち黄粉餅」、「やきもちスクリュー」、「ファイアトルネードTC(トリプルクラッシャー)」(天馬、剣城)。アニメ版『クロノ・ストーン』 中世フランス編 「同じ女性だから」と時空最強イレブン「2の力」の担い手に自ら立候補して、中世フランスにタイムジャンプするが、霧野とジャンヌの交流を見るにつれてオーラを受け取るべきなのは彼だと思い直し、ワンダバのミキシマックスガンを霧野に向けさせてジャンヌとのミキシマックスを成功させた。 恐竜編 時空最強イレブン「7の力」または「8の力」の担い手に立候補して白亜紀へタイムジャンプ、恐竜とのサッカー練習の中で、トーブが真剣になっているのを見てついに「化身」を生み出す。その後、本来の自分の力を発揮できていないフェイを説得して彼が今までの考えを解消し、化身を復活させるきっかけを作った。 幻想世界編 「親戚に大金持ちがいる」という嘘をフェイに指摘されながらも、アーティファクトである「アーサー王の王冠」を手に入れてキャメロットへとタイムジャンプする。初めは“円卓の雷門騎士団の一員”としてテンマーズと戦い、試合は引き分けのまま終了されるが、天馬とフェイは最後まで諦めずに戦ったために合格する。しかし、そこへ突如としてマスタードラゴンが現れ、その魔の手から葵を庇い、身代わりとしてドラゴンに浚われることとなるが、天馬とフェイの攻撃を受けた際に一瞬浮かんだドラゴンの優しい瞳を見たことから、ドラゴンが操られているだけだと理解し、自らも囚われの身でありながらも「もうすぐ皆が元に戻してくれる」と笑顔で励ます。 その後、雷門メンバーと共に救出にやって来たアーサー王に救われるが、攻撃を受けて湖に沈んだマスタードラゴンの死に悲しみを覚え、そんな状況の中でパーフェクト・カスケイドと試合をすることとなる。その後は天馬の指示を無視し、狂いのように攻めるが自らの力は全く敵わず、ボールを湖へと落としてしまう。しかし、湖の中から現れたマスタードラゴンの「優しさや愛情だけでは守りたいものを守ることができない、そのためには強さと賢さを身に付けることが必要である」という一声で自身の心は目覚め、マスタードラゴンと強制ミキシマックスし(時空最強イレブン「9の力」)、新必殺技を2つ習得してパーフェクト・カスケイドに勝利した。 ラグナロク編 フェイがザン戦にてエルドラドチームを抜け、ガル戦前にて天馬とワンダバと共にフェイの目を覚まさせる約束を誓い合うが、ガルのキャプテンにフェイの姿が見られ、驚愕の様相を示す。ガル戦後は自らがフェイの母親であることを明かして真実を告げ、フェーダからフェイを離反させた。ザ・ラグーン戦後は元の時代に帰って行った。エンディング後ではフェイを身篭った大人の姿で登場し、タイムジャンプした息子と再会する。自身の末路を知っても未来は変えられると前向きにフェイに語り、改めて赤子のフェイに会う為にがんばって生きることを決意し、帰ろうとするフェイを激励した。 黄名子の化身 暁ノ巫女アマテラス 跳ねた赤い耳と金色の目、左手に金色の弓を持った女神のような容姿をしている。『クロノ・ストーン』ラグナロク編(ザン戦)にて初アームド。 化身を用いた必殺技は「光輪の矢」。 融合 黄名子×ドラゴン 幻想世界編で、黄名子とマスタードラゴンが強制ミキシマックスによって融合した姿。髪型を外側に左右それぞれ2つに分けてカールさせ、白っぽくさせており、カチューシャも銀色のものへと変わっている。 必殺技は「きらきらイリュージョン」。 雨宮 太陽(あめみや たいよう) ポジションはFW/MF。背番号18番。詳しくは#新雲学園を参照。 トーブ ポジションはDF。背番号21番。詳しくは恐竜編の登場人物の項を参照 ザナーク・アバロニク ポジションはFW。背番号99番。詳しくはザナーク・ドメインの項を参照。 ワンダバ / クラーク・ワンダバット 声 - 吉野裕行 チーム雷門(テンマーズ)の“自称”監督。実際は事あるごとに監督として采配を振るおうとしても、大抵他の誰かに監督役を奪われている。クマのぬいぐるみ型アンドロイドで、タイムマシン型キャラバンマシン・「イナズマTM」の運転手でもある。普段は水色の身体だが、興奮するとピンク色になる。選手の肉体にオーラを宿らせる事で両選手の力を得ることができる「ミキシマックスガン」で選手同士を融合する。時空最強イレブン探しに突入してからは、ミキシマックス成功時に「ミキシマックス、コンプリート!」と叫ぶのがお約束となっている。 ラグナロク編ガル戦前、フェイのことで思い悩む天馬に、アルノ博士がフェイと自らの行動を共にさせた理由を語り、それはただのお目付役でもあったが、フェイが好きであったことから受け入れた行動でもあったと言及し、共に冒険して共に汗を流した、天馬の良きパートナーであったフェイを必ず元に戻す約束を、黄名子と3人で交わした。ザ・ラグーン戦前日ではクロノストームの監督として采配を振ることを意気込んでいたが、復活した円堂が監督になったため、最後まで監督になれずに終わってしまった。 クロスワード・アルノ 声 - 楠見尚己 タイムジャンプとタイムマシンを発明した200年後の未来の大科学者。現在はエルドラドに追われ続けており、時空を逃避(ランナウェイ)中で、たまに雷門中イレブンの前に現れては多重時間理論など、物語の重要な要素を説明しては忽然と去っていく。また、クロノ・ストーンの円堂を復元させるための装置を用いて彼を復元させたが、ゲームでは容易にできていたのに対し、アニメでは装置が動かなくなるなど少し手間をかけた。 フェイがSARUによって自身の元へと送り込まれた際はフェイがSSCであると初めから気付いており、自身は敢えてSSCの意向に乗ることにし、ワンダバと行動を共にさせたらしい。
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