雲学
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/09 09:28 UTC 版)
気象学の中には雲学という分野も存在する。これは、ラジオゾンデによる高層気象観測が行われなかった19世紀以前、気象の解析や予測に雲の形や動きなどの観測情報を多用しており、雲の研究が重要視されたことを背景にしている。20世紀に入ると、上空の風や気温が直接測定できるようになり、これと並行して雲学の研究は衰退した。しかし、気象衛星による雲の広範囲な分布が得られるようになると、地上観測ではわからなかったさまざまな雲の形態が発見され、現在ではふたたび雲学的な研究が盛んに行われている。 また、雨や雪などの降水現象の発生源となる現象であり、雲の生成から降水までの物理学的な現象を研究する雲物理学というものもある。
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