straw
「straw」とは、麦わら・ストロー・わら製のことを意味する英語表現である。
「straw」の基本的な意味
「straw」とは英語の名詞・形容詞である。名詞「straw」として、基本的に「麦わら」「わら」「麦わら色」「(飲み物を飲むための)ストロー」といった意味を表す。名詞「straw」の複数形は、「straws」である。形容詞「straw」として、「わら製」「麦わら色の」といった意味を指す。「straw」の覚え方として、「麦わら帽子をかぶり、ストロー(straw)でジュースを飲んだ」などの語呂合わせが挙げられる。「straw」の語源
「straw」の語源は、ゲルマン語派を起源とする古英語の「strēaw」から来ている。またオランダ語の「stroo」、ドイツ語の「Stroh」、「ばら撒く」「撒き散らす」といった意味を表す英語の「strew」とも関連がある。StrawーRとは
「StrawーR」とは、学習障害の1つである「発達性ディスレクシア(発達性読み書き障害)」の検出を目的とした読み書きスクリーニング検査である。対象者は小学1年生から高校3年生までで、速読課題・漢字音読課題・漢字単語課題を通して、音読の流暢性や読み書きの正確性を検査する。「straw」の発音・読み方
「straw」の発音記号は、アメリカ英語で「strɔ」、イギリス英語で「strɔː」と表記される。「straw」の読み方をカタカナで表記すると、アメリカ英語で「ストゥロ」、イギリス英語で「ストゥロー」になる。「ストゥロ」の「ロ」、「ストゥロー」の「ロー」の部分にアクセントを付けて発音をする。「straw」を含む英熟語・英語表現
「last straw」とは
「我慢の限界」「堪忍袋の緒が切れる」といった意味を表す。元々は「the straw that breaks the camel’s back(限界を越えたら、例え一本のわらを載せただけでもラクダの背骨を折る)」ということわざから来ている。
「catch at a straw」とは
「わらにでもすがる」「(困っている状況で)何でもいいからすがりつく」といった意味を指す。同一の表現に「clutch at a straw」「grasp at a straw」が挙げられる。
「straw hat」 とは
「麦わら帽子」を意味する。
「get the short straw」 とは
「損な役割を担わされる」「貧乏くじを引く」といった意味である。同一の表現に「draw the short straw」が挙げられる。
「a straw in the wind」 とは
「予兆」「将来起こり得ること」「風向きを示すもの」といった意味を指す。同一の表現に「a straw that shows how the wind blows」が挙げられる。
「make bricks without straw」 とは
直訳すると「わらなしで、レンガを作れ」である。旧約聖書「出エジプト記」第5章7節で、エジプトの王ファラオがイスラエルの民に命じた言葉が由来である。レンガを作る際に、耐久力・強度を上げるためにわらは必須の材料で、イスラエルの民への嫌がらせであった。この言葉が転じて「有り合わせで何とかしのぐ」「無駄骨を折る」「ほぼ不可能なことをやらされる」といった意味を表す。
「straw pole」 とは
「世論投票」「模擬投票」「非公式な調査」といった意味である。アメリカ英語では「straw vote」とも言う。
「straw man」 とは
「わら人形」「かかし」「身代わり」といった意味を指す。また「わら人形」のような「弱くて相手にならない人」「無価値の人」「資産のない人」を表す。さらに相手の主張をねじ曲げて解釈し、その解釈を元にして反論することを「straw man」「straw-man argument」「straw-man issue」と表記する。日本語で「ストローマン」「わら人形論法」「かかし論法」と言う。
「throw straws against the wind」 とは
「無駄骨を折る」「不可能なことを企てる」といった意味を表す。
「straw」の使い方・例文
「straw」の使い方として、以下の例文が挙げられる。・How nice to drink orange juice through a straw on a hot day.(暑い日にオレンジジュースをストローで飲むのは最高だ)
・The piglet's straw house was destroyed by a wolf.(子豚がわらで作った家は、狼に壊された)
・Did he get caught by the police again? That's the last straw!(また彼が警察に捕まったって?もう堪忍袋の緒が切れた!)
・I met a girl on the beach who looked good in a straw hat.(私は麦わら帽子が似合う少女に海岸で出会った)
ストロー
ストロー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/03 09:30 UTC 版)
この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。(2015年6月) |
ストロー(英: straw)とは、飲み物などを飲む際に用いられる器具[1]。両端に穴が空いた細い管状の道具で、コップなどの容器に入った飲料に指し入れ、逆側の先端を吸うことで飲料を口に運ぶことができ、コップを持って傾けたり、口を直接コップに付けたりする必要がない。
ポリプロピレンなどのプラスチックで作られる場合が多く、紙製あるいはプラスチック製の袋に封入されている製品もある。市販されている小型の紙パック入りの飲料では、ストローがプラスチック製の袋に封入された上で商品に付属されている場合が多い。
名称と歴史
元々、ストローとして、麦の穂を切り取った残りの麦稈(ばっかん)すなわち麦わら(straw)そのものが利用されていたため、この名前で呼ばれる。普通の麦わらと区別するには "drinking straw" と呼ぶ。後述するようにプラスチックごみ問題が深刻化し、自然界で生分解される素材のストローが求められるようになり、現代でもライ麦の茎を使ったストローが製造・販売されている[2]。
中国では、唐朝の詩人杜甫が「黄羊饫不膻,芦酒多還醉」と詩っており、この「芦酒」は植物の芦の茎を使った管で吸う酒のことである。イネ科の荻の茎も使われており、北宋時代の『雞肋編』には「荻管吸于瓶中」という記述がみられる。
日本のストロー生産は、1901年(明治34年)頃に岡山県浅口郡寄島町(現・浅口市)で川崎三一が麦稈を使って始めたという[3]。
日本でも1950年代後半頃までは喫茶店やカフェで麦わらが使われており、紙封入りの麦わらを、冷えた飲み物のコップに付着した水滴を利用して縦に貼り付け、ウエートレスが客席へ運ぶ姿が見られたものである。日本で、米の裏作として麦を栽培することが減り、原材料がより低価格で調達できる紙やプラスチックへと変遷してきた。麦わらを模した中空の形状や用法は変わっていない事から、現在でも変わらず「ストロー」の名で呼ばれ続けている。上記の浅口市には、国内生産の約半分を占めるストロー製造会社シバセ工業があるが、日本で使われるストローのうち8割~9割は中国や韓国などからの輸入品と見られる[4]。
「ストローハット」の語も本来は麦藁帽子を指すが、現代では多種多様な素材が存在し、総じて形状からストローハットと呼ばれているように本来の意味が曖昧になっている。
なお、調理用語において「ストロー」とは麦わら程度の太さに切ることを指す(ストローポテトなど)[1]。また、ストローの「吸い上げる」という意味合いから、交通機関の発達により人口が移動して偏る現象はストロー現象と呼ばれている。
形状と太さ
ストローの形状は単に直線に細長い筒状のもの(ストレートストロー)が一般的である。このほかに、中間に特殊な蛇腹加工を施する事で折り曲げとその角度固定を自由とし仰向けの状態でも容易に使用可能な「曲がるストロー」(ステイストロー、フレックスストロー)や、中間をいくつかに分割しさらに入れ子式にする事で収納時にコンパクトになる「伸びるストロー」といった機能的に長けたデザインのものや、先が二つに分かれており二人で同時に吸わないと飲めない「アベックストロー」、中間を長くとり曲げ加工や膨張収縮させて意匠的デザインに長けたものなど、あるいはそれらの複合デザインのものなどが挙げられる。また、もっぱらかき氷に用いられるストローとして、先端をスプーン状に開いた「スプーンストロー」がある。
太さに関しては通常の太さ以外に、カクテルなど主にマドラーの代用としても使用されるより細く強いストローや、タピオカや果実などの固形物が入っている飲料に使用される太いストローなど、用途に合わせた内径の違いが存在する。またストローの太さは液体を汲み上げるために必要な吸引力の差を生む。
細ければ細いほど小さな吸引力で済むが、一度に汲み上げる量が減る。また太ければ太いほどより多くの吸引力が必要となるが、汲み上げられる量も多くなる。例えばマクドナルドのストローは通常よく使われるタイプの物より太い。これは飲む際に最もおいしいと感じさせるために必要な吸引力を独自研究した上での計算された太さであり、マーケティング戦略の一環であると言われている。[要出典]
作用原理
ストローの上方から空気を吸引することで液体を重力に逆らって持ち上げることができる。この作用原理には、大気圧の力が関係している。
液体をストロー上方へ運ぶ直接的な力は、コップ内の液体にかかっている空気の重さ、すなわち大気圧の力そのものである。ストローを吸う行為は直接的にはストロー内の空気を吸い出すという行為であり、外部の大気圧に対してストロー内部の気圧を低くするだけの行為である。これによりストロー内部に密着している液体表面だけが大気からの圧力より開放されるが、それ以外の液体表面には依然として大気圧の重みがかかっている状態になる。常に大気圧に押さえ付けられている液体はより低い気圧のほうへ押し出されざるを得ないが、結果的にそこはストロー内部の空間となる。
脱プラスチックの動き
2018年、欧州連合(EU)は、海洋ごみの多くが使い捨てプラスチック製品であることに着目し、ストローなどの素材を代替品に切り替えるよう義務付ける規制案を発表。2019年を目途に、欧州議会と加盟国で議論されることとなった[5]。
プラスチックから紙製ストローなどへの転換も試みられているが、耐久性に問題があり、試行錯誤が続けられている[6]。これに関して、大手コーヒーチェーンのスターバックスが、2020年までに全世界の店舗でプラスチック製ストローを全廃する方針を表明。日本でも大手外食チェーンのすかいらーくが傘下のファミリーレストラン「ガスト」で2020年までに廃止する方針を打ち出している[7]。
こうした規制の動きを受けて、様々な提案がなされている。代替素材としての紙、ステンレス鋼、ライ麦や大麦、竹(バンブー)、リサイクルガラス、食材でもあるパスタやちくわのほか、ストローを使わないようにすることも含まれる[8]。2018年にはアキュラホームが、間伐材を使った木製ストローの量産とホテルへの納入予定を発表した[9]。
日本の学校給食で出される牛乳では、上部を開けて口をつけて飲む紙容器に切り替え、ストローを使わないようにする動きもある[10]。
規制に対する論争
プラスチックストローの規制の動きに対して、脊髄性筋萎縮症などの身体障害者には曲げられるプラスチックストローを利用しなければ誤嚥を招くという意見が世界的に出ている[11][12]。そのためイギリスでは2020年4月に施行される規制法で例外的に医療目的や障害者に対してプラスチックストローを提供することを許可している。
ステンレス製のストローが目に突き刺さり、外傷性脳損傷で死亡した60歳の女性の事故や、スターバックスで4人の子供が金属製ストローで創傷を引き起こした問題のように、金属製ストローはその硬さや熱の通しやすさから危険性も指摘されている[13][14]。
脚注
出典
- ^ a b 『料理食材大事典』 (1996), p. 441.
- ^ 【ごほうび】土に戻せる 麦わらストロー『読売新聞』夕刊2022年7月11日6面
- ^ ストローの豆知識 シバセ工業株式会社(2018年10月24日閲覧)
- ^ ストロー「問題は廃棄方法なのに…」国内シェアトップ、廃止機運に疑問/医療・工業向けに活路探る『朝日新聞』朝刊2018年10月25日(経済面)2018年12月9日閲覧
- ^ “ストローなど使い捨てプラスチック禁止=EUが規制案”. jiji.com(時事通信) (2018年6月2日). 2018年9月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年6月4日閲覧。
- ^ 安田信介 (2018年8月25日). “30分で柔らかく、吸えなくなる紙製ストロー”. YOMIURI ONLINE. 2018年8月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年8月25日閲覧。
- ^ “プラ製ストロー廃止、なぜいま? 3つのポイント”. 日本経済新聞 (2018年8月17日). 2018年8月28日閲覧。
- ^ 竹、パスタで代用?プラストローをなくしたらどうなるか(井出留美) Yahoo!ニュース個人
- ^ 【プラスチック危機】木の温かみ ストローに/アキュラホームが量産化成功『毎日新聞』朝刊2018年12月1日(総合・経済面)2018年12月17日閲覧
- ^ 小中給食用牛乳で進む「脱ストロー」 雪印メグミルク 容器変更でプラ削減『東京新聞』朝刊2023年4月28日(都心面)2023年5月28日閲覧
- ^ Sharma, Ruchira (2019年5月29日). “People with disabilities explain exactly why the plastic straw ban will negatively affect them” (英語). inews.co.uk. 2019年8月9日閲覧。
- ^ Ho, Vivian (2018年8月25日). “'People need them': the trouble with the movement to ban plastic straws” (英語). The Guardian. ISSN 0261-3077 2019年8月9日閲覧。
- ^ “スタバのステンレスストローでケガのおそれ 北米で280万本回収 | ハザードラボ”. www.hazardlab.jp (2016年8月12日). 2019年8月10日閲覧。
- ^ Vigdor, Neil (2019年7月11日). “Fatal Accident With Metal Straw Highlights a Risk” (英語). The New York Times. ISSN 0362-4331 2019年8月9日閲覧。
参考文献
- 主婦の友社編 編『料理食材大事典』主婦の友社、1996年7月1日。OCLC 675645609。ISBN 4-07-214741-9、ISBN 978-4-07-214741-2。
国内のストロー企業
関連項目
ストロー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/04 16:07 UTC 版)
謎の妖精。
※この「ストロー」の解説は、「マジデスファイト!」の解説の一部です。
「ストロー」を含む「マジデスファイト!」の記事については、「マジデスファイト!」の概要を参照ください。
ストロー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/10 02:50 UTC 版)
通常のストローと同じ物。ただし、飲みやすくするために、1つのグラスに2本のストローが使用される。
※この「ストロー」の解説は、「カクテル」の解説の一部です。
「ストロー」を含む「カクテル」の記事については、「カクテル」の概要を参照ください。
ストロー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/05 02:20 UTC 版)
口で吹くことによってシャボン玉を生成する道具である。市販のものもある。
※この「ストロー」の解説は、「シャボン玉」の解説の一部です。
「ストロー」を含む「シャボン玉」の記事については、「シャボン玉」の概要を参照ください。
「ストロー」の例文・使い方・用例・文例
- ストローでジュースを飲む
- 彼女はストローでレモネードを飲んでいた
- 長さの単位には「オングストローム」を使いなさい。
- 妻の作るミネストローネはおいしい。
- ストローは水にはいるところで曲がって見える。
- このことは水の入ったグラスにストローを入れて見れば容易にわかる。
- 左手の強打[ストローク].
- 彼は 39 ストロークでアウトを終了した.
- オーバーハンドストローク.
- 彼女はレモネードをストローで吸った.
- 「私のストロークは少し狂ってたね」「それはちょっと控えめな言い方だよ」 《「少しどころかよほど狂ってたぞ」の意》.
- 岡本は第 7 ホールでイーグルを出し, トップとの差を 1 ストローク差まで縮めた.
- ストロークが自然に完了するよう行う行為
- 激しい怒りで激震する?ハドソン・ストロード
- キーストロークの数は仕事の手段として使用された
- プレーヤーが、ジャックストローの山から、他を動かすことなく、それぞれのジャックストローを取っていくゲーム
- 弦楽器を演奏する際に使われる馬の毛をぴんと張ったカーブした木片のストローク
- バンカーから出るのに2ストロークを要した
- ボールを反転させるストローク
- 相手の選手へボールを打ち返すテニスのストローク
- ストローのページへのリンク