ストロヴストルップ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/16 23:47 UTC 版)
「字下げスタイル」の記事における「ストロヴストルップ」の解説
ストロヴストルップ・スタイルはビャーネ・ストロヴストルップがC++で使ったK&Rスタイルで、ストラウストラップのプログラミング入門 C++によるプログラミングの原則と実践やThe C++ Programming Languageといった彼の著書で使われている。 前述のスタイルと異なり、cuddled else(elseの前後に}と{を置くスタイル)を使わない。したがってストロヴストルップ式では次のようになる。 if (x < 0) { puts("Negative"); negative(x); } else { puts("Non-negative"); nonnegative(x); } ストロヴストルップはK&Rスタイルをクラスに拡張しており、次のように表記される。 class Vector { public: Vector(int s) :elem(new double[s]), sz(s) { } // Vectorのコンストラクタ double& operator[](int i) { return elem[i]; } // インデクサ int size() { return sz; } private: double * elem; // 要素へのポインタ int sz; // 要素数 }; ストロヴストルップはpublic:とprivate:を字下げしない。またこのスタイルでは、関数の次の行で括弧を開く一方で、クラスについてはクラス名と同じ行の中で括弧を開いている。 ストロヴストルップ式では短い関数を1行にまとめてしまうことを許している。ストロヴストルップのスタイルはEmacsで利用できる名前付き字下げスタイルである。ストロヴストルップはC++でもK&R由来のスタイルを使うことを推奨しており、彼の最近の著書であるC++ Core Guidelinesで言及されている。
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