ストロンボシア科
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/04 21:48 UTC 版)
ストロンボシア科(Strombosiaceae)は以下の6属からなり、汎熱帯的に散らばって見られる。 Diogoa - 2種。Diogoa retivenia (S.Moore) Breteler Diogoa zenkeri (Engl.) Exell & Mendonça Engomegoma - 1属1種。Engomegoma gordonii Breteler Scorodocarpus - 1属1種。Scorodocarpus borneensis (Baill.) Becc. クリム(マレー語: kulim)- 激しいニンニク臭のする中高木。葉序は互生(螺旋)であり、気乾比重0.64-1.08で耐久性はやや高い程度であるが抗虫性が高い材が得られる。乾燥させると放射割れが生じる。 Strombosia ストロンボシア属 - 11種。Strombosia ceylanica Gardner(シノニム: Strombosia maingayi (Mast.) Whitmore)ペタリンアエル(インドネシア名: petaling air)、カマップ(マレー語: kamap)- インド、スリランカ、マラヤ、スマトラ、ボルネオに見られる小-中高木で葉は互生、花は葉腋に群生し、気乾比重が0.91あるいは0.97で耐久性の高い材が得られる。 Strombosia javanica Blume ブリアンランダック(サラワク名: belian landak)- コーナー & 渡辺 (1969) ではストロンボシヤの名で掲載されている。ミャンマーのタニンダーリ地方域やマラヤ、スマトラ、ジャワ、ボルネオに見られる中高木。葉は互生で食用となり花は腋生、気乾比重0.64で耐久性も抗虫性も低い材が得られる。 Strombosia pustulata Oliv. ポエ(コートジボワールのアベイ語(英語版): poé)- ギニア・コンゴ林全体に見られる高木。コンゴ民主共和国のイトゥリ熱帯雨林(英: Ituri Rainforest)の地上部バイオマスを形成する樹種のうちの一つ。葉は互生で、気乾比重0.90の重硬材が得られる。 Strombosiopsis - 3種。Strombosiopsis nana Breteler Strombosiopsis sereinii Breteler Strombosiopsis tetrandra Engl. Tetrastylidium - 2種。Tetrastylidium grandifolium (Baill.) Sleumer Tetrastylidium peruvianum Sleumer
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