クロノ・ストーン編
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 06:13 UTC 版)
「イナズマイレブンGO」の記事における「クロノ・ストーン編」の解説
天馬は豪炎寺に頼まれ、サッカーの楽しさを子供たちに教えるために沖縄へ一時戻っていた。そして雷門中に帰ってくるとサッカー棟へさっそく向かうが、部員がまったく見あたらない。不審に思った天馬はそこを偶然通りかかった神童に話を聞くが、「サッカー部なんてもともとこの学校にはない」という衝撃の言葉が帰ってくる。 その後ほかの部員たちを見つけるが、全員サッカーのことも、天馬に関する記憶もすべて失っており、さらに天馬が無所属だと知ると自分の部活に勧誘してくる。混乱する天馬の前にひとりの不思議な容貌の少年が現れ、天馬に「お前からサッカーを消去する」と宣告する。サッカーを守るために、天馬は時空を超えた戦いに挑む。
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クロノ・ストーン編
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「イナズマイレブンGO」の記事における「クロノ・ストーン編」の解説
パラレルワールド 存在する人々は同一だがインタラプト(後述)を改変することで発生・分岐した、本来の歴史とは違った情勢になっている世界群という概念である。 アルノ博士が提唱している「多重時間理論」(後述)によると、一般的なパラレルワールドの概念とは異なり、永続的に存在出来ない「一時的な現象」であるため、最終的には一つの大きな世界に収束する。 化身アームド 化身の別形態。具体的には化身を発現させた人物が「アームド!」の掛け声で化身を鎧のように変化させ、自身の体に装着させる。 元々は「プロトコル・オメガ」(1.0)のリーダー・アルファが使っていた技。対「~オメガ」戦で剣城優一は参戦当初から使え、さらに優一から助言された天馬も使えた。しかし、これはパラレルワールドが発生して「時空の共鳴現象」(後述)が起こった影響によるもので、歴史が修復された後、天馬が再度やろうとした際には失敗している。この事実から見て、化身使いならばアームドを使える資格はあるが、自在に発現させるにはそれなりの実力と「コツ」を自分自身で掴む必要がある模様。また、アームド時の演出が長いため、敵の攻撃に妨害されて失敗することも多い。 このシステムは、3期『ギャラクシー』での世界大会では化身の使用禁止により、現状では使用例がない。ただし、ゲームではグランドセレスタ・ギャラクシー本選より化身の使用が解禁されることにより使用可能となる。 ミキシマックス 2つの人物、または動物の個性(オーラ)を融合(ミックス)させること。種類は主に、ワンダバが開発した2丁拳銃型の機械「ミキシマックスガン」を用いる方法、直接オーラを分け与える「強制ミキシマックス」(劇中では雨宮太陽/白竜×諸葛孔明・黄名子×マスタードラゴン・ザナーク×クララジェーンの融合時に行われた)、外見を変えずにオーラを流し込む「ゴーストミキシマックス」(劇中ではベータが使った)の3つ。融合された選手の外見は変わり、融合したオーラの力を得る。なお、化身アームドとの同時使用も可能で、体力の消耗は激しいものの、より高い力を得ることが出来る。同時使用は、劇中ではフェイとSARUが使用していた。 「時空最強イレブン」(後述)のメンバーは、偉人・英雄たちから得た力をミキシマックスによって付与されパワーアップしている。ただし、そのためには自分が偉人や英雄のオーラを受け入れられる大きさの「器」を作ることが必要で、織田信長・劉玄徳・坂本龍馬のそれぞれのオーラは大きすぎて、手にする際にメンバーたちの「器」に入らないという事態が発生した。 このシステムは、3期『ギャラクシー』での世界大会では化身と共に使用禁止となり、現状では使用例がない。 ベストマッチ 前述のミキシマックスにおいて、特に相性がいい融合の組み合わせのこと。肌や髪の色が変化するだけでなく、髪の長さや跳ね具合、その他体の様々な部分が大きく変化する。アニメでこの用語が使われたことは無いが、これまでアニメで登場した全てのミキシマックスがベストマッチである。 ミキシトランス 選手がミキシマックスを経験している状態で試合をする際、ミキシマックスで得たオーラを使ってミキシマックス状態になること。選手は「ミキシトランス、○○(オーラの相手の名前)!」の掛け声でこの状態に変化する。 このシステムは、3期『ギャラクシー』での世界大会では化身と共に使用禁止となり、現状では使用例がない。 デュプリ 試合をする際、選手が足りない場合にフェイが現出させる代行選手たち。実は化身の一種である。 エルドラド 200年後の未来世界における普通の人間の最高意思決定機関。SSCの脅威に苦しめられており、彼らの存在しない歴史を作り出すため、ルートエージェントに様々な指令を与えていた。 しかし、雷門の力がルートエージェントと同等だということに気付いたトウドウは、逆にその力を利用してSSCを消すことにし、ラグナロク編にて雷門陣と結束し、フェーダと戦って勝利した。 ルートエージェント エルドラドの組織(サッカーチーム群)。エルドラドの指令により、200年後の未来世界から送り込まれた者たち。彼らはSSCの発生要因であるサッカーを歴史上から完全に消去することを目的とし、様々な時代の中に潜んで動いていた。チーム雷門と戦ったチームは「プロトコル・オメガ」、「パーフェクト・カスケイド」。 セカンドステージ・チルドレン 略称は「SSC」であり、200年後の未来世界に現れた超人少年たち。普通の人間を見下しており、「フェーダ」(後述)を結成して世界を我が物にしようとしていた(エルドラドのメンバーたちがこう主張していた)。彼らは優秀なサッカー選手の遺伝子を元にして生まれており、それがエルドラドのサッカー消滅計画の論拠となった。また、『劇場版イナズマイレブンGO 究極の絆グリフォン』においても、千宮路の口からその潜在能力を持つ存在が誕生し始めていることが言及された。 しかし、彼らはその超能力遺伝子(SSC遺伝子)を備えた反面、平均寿命は一般の人間と比較して遥かに短く、二十歳までに寿命を迎える者が殆どだということが判明している。エルドラドは彼らの寿命を延ばすために「SSC制御ワクチン」を開発。これを使えばSSC遺伝子を消すことができ、彼らの寿命も標準レベルにまで延びるため、ラグナロク終了後にSARUたちはワクチン投与を受け入れ、SSC遺伝子による力を解放した。 フェーダ SSCの組織(サッカーチーム群)。200年後の未来ではフェーダと普通の人間との間で戦争が起こっていたため、雷門陣とエルドラドは結束してフェーダと戦った。 エルドラド本部を崩壊して、ラグナロクスタジアムを作り上げた。 インタラプト 歴史を分岐させる重要な出来事。漫画版では「分岐点」と書いてこの振り仮名がふられている。前述の通り、本来の意味でのインタラプトという単語とは若干異なる使われ方をされている。雷門中サッカー部(イナズマイレブン)の面々も一時期インタラプトの改変を受け、天馬以外の彼らがサッカーをしていないパラレルワールドが発生したことがあった。 イナズマTMキャラバン ワンダバが作った、ワームホールを用いたタイムマシン(時空間転移装置)。その外観は雷門中サッカー部の遠征用バス「イナズマキャラバン」を参考にしている。通常でも空中を自在に飛行・浮遊可能。 アーティファクト イナズマTMキャラバンがワームホールを通ってタイムジャンプ(時空間転移)する際の道標にする物。ワープ目標となる時代にいる人物の強い「思い」が込もった物であることが必要。これを事前に特定し、TMキャラバン内の装置にセットしておかないとワームホールの出口を見つけられず、タイムジャンプは確実に失敗してしまう。なお、ルートエージェントとの戦いに勝利し、インタラプトが改変されない状態になる(目的を達成する)と、アーティファクトには “歴史の修正力” が働き、キャラバンの装置から消えて本来あるべき時間と場所に戻っていく。 時空の共鳴現象 歴史のインタラプトが修正されたことによって複数のパラレルワールドが発生した際、それぞれの世界の人物が互いに共鳴する現象。ごく稀に見られる現象だが、パラレルワールドが発生している間は本来より何倍も大きな力が発揮できる。 サッカー禁止令 天馬たちがプロトコル・オメガ1.0との戦いに出ていた時、ベータ率いるプロトコル・オメガ2.0によって歴史改変が行われたことによって可決された法律。プロトコル・オメガ2.0は1ヶ月前の日米親善試合において日本代表となり、アメリカの選手に容赦なくラフプレーを仕掛けた。更にレッドカードをも無視して試合をしたことで圧倒的な点差で試合は中止された。そして世界中の国でこの法律は出されていた。 チーム雷門は豪炎寺の説得でこの法律によるサッカー棟取り壊しを延期してもらっていたため、サッカー棟では練習ができた。しかし、エルドラドがフェーダ打倒についてサッカーの消去案を無効にし、サッカー禁止令を突発的に解除したため、サッカー棟取り壊しも突然中止されたことになっている。 多重時間理論 パラレルワールドの特性やインタラプトとの関係性を理論化したもの。提唱者はアルノ博士。 代表的な部分を要約すると「インタラプトから人為的に発生させたパラレルワールドは、その全てが永続的に存在し続けていくのではなく、一定期間の経過後、徐々に大きな時間の流れに収束し、最終的な一つの歴史が確定(最終的に確定する歴史は本来の歴史通りで無くてもいい)すれば、パラレルワールドは消えていく」というもの。博士はこれを「弾いたギターの弦」のようなものだと説明している。 この理論に基づくと、例えばインタラプトが改変される前にタイムジャンプした者は本来の歴史の記憶を持ち続けることができるし、もしルートエージェントがインタラプトを彼らの望む通りに改変して歴史の流れを確定させることに成功していれば、200年後の未来は「サッカーの無い世界」になっていた。 後にこの理論はアルノ博士によって更に拡大解釈され、強い想いが込もったアーティファクトさえあれば、例え架空の世界であってもパラレルワールドを生み出すことができ、タイムジャンプで行くことも可能とされた(実際にチーム雷門たちはこの拡大理論により絵本『アーサー王と見習い騎士』の世界に行く事が出来た)。 ムゲン牢獄 エルドラドにとって害を成すと判断された者たち(エルドラドの命令を達成出来なかったプロトコル・オメガのメンバーや、超S級の危険人物とみなされたザナークなど)が強制的に送られる施設。収容された者たちは想像を絶する過酷な再教育を受ける。 トウドウによると、「無限」(MUGEN)とはこの機関の趣旨である「人間の精神と肉体を極限まで高める(再教育機関)」“MUST-GENERIC (TRAINING CENTER) ”の一部を取って付けられた通称とのこと。 スフィアデバイス ルートエージェントが所有する時空コントロールデバイス。サッカーボールと同等のサイズには「インタラプトの改変」・「マインドコントロール」・「封印」など、彼らが行う数々の機能が搭載されている。 封印 インタラプト改変対象の人物に対して、どうしても改変が出来ない場合に行う最終手段。具体的にはスフィアデバイスが「封印モード」を発動すると謎の引力光線が発せられ、対象人物を圧縮空間に閉じ込めて歴史から存在自体を切り離してしまう。歴史から人物そのものを唐突に「なかったもの」同然にしてしまう訳であり、歴史に多大な影響(エルドラドにとって全て有益とは限らない)を及ぼす危険性があるため、簡単には実行できない模様。 劇中では円堂守が封印され、「歴史の修正力」によって交通事故で亡くなったという歴史が確定しつつあったが、その後クロノ・ストーンにされた円堂をアルノ博士によって設計された装置によって復元することにより、復活を遂げた。 覇者の聖典 200年後の未来において伝説的サッカープレイヤーとされる偉人・マスターDなる人物が著述した記述書。アルノ博士によれば「これを手に入ればサッカーのパワーバランスを崩しかねない数々の極意が記されているが、極意をめぐって激しい闘いが起こることを危惧し、その記述は暗号化された」とのこと。 プロトコル・オメガ2.0に苦戦するチーム雷門はワンダバからその存在を聞き、200年後の未来にタイムジャンプして苦労して手に入れたものの、やはり伝承の通り解読不能であった。しかし、木野秋は聖典を見た瞬間、それが円堂大介の書いた「ノート」だと分かった(つまり、マスターD→DAISUKEであり、暗号化されているのではなく、単に大介の筆記が悪字で誰にも読めなかっただけだった)。 その後、聖典の解読をお願いするために過去にジャンプして大介と出会った際、大介はノートには自分が夢想した「時空最強イレブン」(後述)の資質条件について記していると語った(この際大介は聖典のことを “遺言ノート” とも呼び、かつての特訓ノートなどとは違うことを明確にしている)。 クロノ・ストーン ルートエージェントがスフィアデバイスを操作して封印を行う際、相手が封印の力に逆らって「時空の矛盾点」となる場合が稀に見られる。この存在が圧縮され、石に姿を変えた物体のことをこのように呼ぶ。なお、前述の現象を「クロノ・ストーン現象」という。この状態でもその人物の意思は消えず、他者と話も出来る。アルノ博士が作成したマシンによって復活する。 トウドウによると、「クロノ・ストーン」は魂の力を増幅させ、他者の魂の力を引き寄せる効果があるようであり、本来はミキシマックスするのが難しい時空最強イレブン能力保有者のオーラを獲得できたのも、クロノ・ストーンの効果によるところが大きい。 時空最強イレブン 大介が人生の最期を迎えつつある時期に覇者の聖典に記した、最強のサッカーメンバーたち。エルドラドのサッカー消滅計画が発覚した後はルートエージェント打倒のための鍵となり、SSCの行動が発覚した後もフェーダ打倒のための鍵となる。 ノートにはサッカーの各ポジションにおける究極の資質条件が “○○(数字)の力” という表現で記されており、その条件を有する具体的な人物については、大介がクロノ・ストーン化した後に過去・現在を問わず一人ずつ考え出しているが、この「資質」はサッカー経験とは関係無いため、歴史に名を残した偉人・英雄たちの活躍から知られているものが多い。 チーム雷門たちは資質を備えた人物が生きていた時代にタイムジャンプして偉人や英雄を探し出し、選ばれたメンバーとミキシマックスして時空最強イレブンのメンバーを誕生させていき、ラグナロク編で11人を揃えた。そして、ラグナロク(後述)の最終決戦を戦うためのチーム『クロノストーム』を時空最強イレブンのメンバーで結成した。 ラグナロク フェーダがエルドラドに提案してきた、「世界を賭けた最終戦争」(SARUによると)。フェーダ主催の大会。それぞれの陣営(フェーダ陣・エルドラド陣)が3つのチームを用意し、3試合の勝ち数で戦いの結末を決める。 しかし、両陣営共に1勝1敗1分で3回戦を終えたため、SARUが最終決戦を行うことを発表。激戦の末、5 - 4でクロノストームが勝利した。
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