アニメ版オリジナルストーリー
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「NARUTO -ナルト- 疾風伝」の記事における「アニメ版オリジナルストーリー」の解説
守護忍十二士の章(第57話 - 第71話) ナルトが新術の開発に挑む中、ヤマト班には火の寺で発生した墓荒らしの解決という任務が命じられた。火の寺に赴いたナルト達は、僧の地陸や修行僧のソラ達と知り合う。地陸は、かつて火の国の大名を護衛するために組織された精鋭集団「守護忍十二士」の4人のメンバーの隠し墓が、火の寺の東西南北に位置していること、荒らされた墓はそのうちの1人であるキタネの隠し墓であったこと、また自身や木ノ葉の上忍のアスマもかつては同じく守護忍十二士の一員であったことを告げる。そんな中、他の3つの隠し墓を荒らされたとの連絡を受けて出動したカカシ班とソラは、それぞれフエン、フドウ、フウカ、フリドと名乗る4人の忍と戦うことになる。フリド達には逃げられてしまうが、彼達の狙いはソラではないかと疑ったヤマトは、負傷したサイの代わりにソラを臨時の班員として迎え入れることを決める。カカシ班がソラを連れて木ノ葉に帰還するのとほぼ同じ頃、第十班を率いるアスマから、火の国の国境沿いのいくつかの村が一夜にして襲撃され、それぞれ多数の村人が殺害されたという報告が入る。アスマは木ノ葉の里を廻るナルトとソラに対し風の性質変化のコツを伝授し修行に付き合うが、翌日にソラは里に現れたフリドによって、同じく守護忍十二士の一員だったソラの父・カズマを殺したのはアスマであったことを知ってしまう。その翌日、ソラはアスマの前に現れて真相を問いただすが、それを認めたアスマに対し激昂したソラはフリドの元に向かい、フリドの話を聞き共に火影を亡き者にすることを決意する。その日の夜、ソラは火影室にいた綱手を襲撃し、気付いたナルトにより間一髪で綱手は難を逃れるが、ほぼ時を同じくして木ノ葉隠れの里全域で大規模な停電が発生、直後にフリドが3人の部下達を率いて里を襲い、封印術を使用して里を結界の中に閉じ込めて隔離してしまう。そしてそれまでに襲撃していた村の村人達の遺体を転生忍術で蘇生させて操り、さらには隠し墓から奪い取った元守護忍十二士の4人のメンバー、通称「雷遁四人衆」の遺体をも利用して、4人の連携による雷遁忍術「雷夢雷人」で里を焼き尽くすことを試みる。 三尾出現の章(第90話 - 第112話) 木ノ葉に大蛇丸のアジトに関する情報が入り、綱手はカカシ・キバ・シノ・ヒナタの探索班を派遣する。一方、ナルトは「風遁・螺旋手裏剣」に代わる新術を開発するため、自来也と修行を開始する。修行中、ナルトは少年・幽鬼丸と出会う。幽鬼丸は音隠れで暮らす少年で、カブトと共に三尾捕獲のための実験に来ていた。大蛇丸は配下のくノ一・紅蓮に幽鬼丸の護衛を命じる。紅蓮は辺境アジトで部下の選抜戦を行うことに。探索班は辺境アジトを発見し、潜入する。紅蓮達はすでに去った後であったが、そこに残された手がかりをもとに紅蓮らを追跡することに。互いの存在に気づき動きを探り合う探索班と紅蓮たち、そしてついに両勢力は交戦を開始する。カカシから戦況変化の報告を受け、ナルトは修行を中断しヤマト達とともに探索班のもとへ向かう。一方、湖ではカブトが幽鬼丸と実験を開始する。激しい大波と共に姿を現した三尾にナルトと紅蓮は唖然とする。音隠れの狙いが尾獣だと知った綱手はシズネら増援部隊を派遣する。さらに暁ではデイダラとトビが行動を開始する。 六尾発動の章(第144話 - 第151話) トビとの遭遇後、イタチ捜索任務を終え里への帰路を行くカカシ班の前に、カツユを通じて綱手から護衛任務の指令が下る。護衛対象はホタルという名の少女。ヤマト班はカカシたちと別れ、ホタルが身を隠している葛城山の砦に向かうが、彼女の姿は無く賞金稼ぎの集団・マゴツ衆に襲われたホタルの従者・遁兵衛がいた。ナルトたちはサクラに遁兵衛の治療を任せてホタルを追跡を開始するが、ホタルの傍にはシャボン玉を吹く霧隠れの抜け忍・ウタカタがいた。 過去篇 〜木ノ葉の軌跡〜(第176話 - 第196話) ペインの襲撃を退け、里の復興活動に専念するナルト達は、サスケが里を抜ける前の思い出等、数々を回想する。 時系列上は原作第一部のエピソードで構成されており、第一部と同様にほぼ全て一話完結の短編となっている。 船上のパラダイスライフ(第222話 - 第242話) 雲隠れの島亀の向かうナルトの道中で起こる出来事を描く。一方で、戦争の準備を始めた木ノ葉の仲間達の様子も描かれる。 力-chikara-(第290話 - 第295話) アニメ放送通算500回突破を記念したエピソード。 火の国の国境付近にあるトニカ村で起こった村人惨殺事件の調査に向かったカカシ班は、そこで穢土転生の実験を行っていたカブトと遭遇する。 カカシ暗部篇〜闇を生きる忍〜(第349話 - 第361話) オビトを喪い、さらにリンをその手にかけてしまい消沈するカカシを見かね、四代目火影になったミナトは彼を暗部に任命する。 また本編では断片的にしか描かれなかった大蛇丸の里抜けやうちは一族殲滅の詳細、ヤマトが木遁忍術を習得するに至った経緯も描かれる。 ナルトの背中 〜仲間の軌跡〜(第394話 - 第413話) ナルトが自来也と修行の旅に出てから2年が経過した木ノ葉隠れの里では木ノ葉崩し以来となる砂隠れの里との合同中忍試験が開催されようとしていた。五代目風影となった我愛羅は二次試験を砂隠れの里で開催したいと申し出るが、そこには自分に対する反逆者を炙り出す狙いがあった。さらに砂隠れの里では一部の上役達が我愛羅へのクーデターを画策しており、カカシは綱手から雨隠れの里へ内情を探るべく派遣される。 自来也忍法帳 〜ナルト豪傑物語〜(第432話 - 第450話) 無限月読が発動し、抵抗する間も無く幻術世界に取り込まれた綱手は、その世界の自来也が書いた小説を目にする。それは、ナルトを主人公とした物語だった。 「九尾のチャクラをクシナとナルトに分散したことで、ミナトとクシナが生存している」「ミナトが介入したことでうちは一族のクーデターが阻止され、イタチによる虐殺が起こらない」など、史実と一部異なる話が展開していく。 イタチ真伝篇 〜光と闇〜(第451話 - 第458話) 無限月読により多くの忍達が幻術の世界に引きずりこまれる中、須佐能乎により幻術を免れた第七班。サスケはイタチの言葉を思い返していた。イタチは幼少時代の第三次忍界大戦がきっかけで、「命」について何度も自問自答を繰り返す毎日を送っていた。やがてアカデミーに入学したイタチは頭角を現し、若干7歳でアカデミーを卒業し、以降はうちは一族と里との確執に巻き込まれていくようになる。 暁加入後はアニメオリジナルの要素が多く、オリジナルキャラクターとして原作に数コマしか登場しなかった霧隠れの忍刀七人衆だった抜け忍・枇杷十蔵が鬼鮫の前任のイタチのパートナーとして登場する。 忍宗の起源〜二つの魂インドラ・アシュラ〜(第459話 - 第468話) カグヤと対峙したナルトとサスケに黒ゼツは真の歴史を語り始める。忍里が興る遥か昔。大筒木カグヤは突如としてこの世界に現れ、現地の王との間に子を儲けるが、些細な事から追われる身となり、その土地に生えていた神樹の実を食べ、人々を幻術にかけた。その十数年後、カグヤの子・ハゴロモとハムラは度々不審な行動をとる母に疑念を抱き始める。やがてハゴロモは偶然出会ったガマ丸(後の大ガマ仙人)からカグヤの真実を聞かされ、仙術を学び、カグヤに戦いを挑む。そして長きにわたる戦いの末、カグヤを封印し、外道魔像の監視のために月へ渡ったハムラを見送ったハゴロモは贖罪の旅に出る。旅の末に同志を集め忍宗の開祖となったハゴロモはインドラとアシュラの子を儲ける。当初こそ互いに助け合っていたインドラとアシュラだったが、ある事件からインドラが写輪眼を開眼したことにより、運命の歯車が狂い始める。 ハゴロモとハムラがカグヤと敵対した経緯やインドラとアシュラの確執は原作でも断片的に書かれているが、カグヤの過去は完全にアニメオリジナルであり、ハゴロモとハムラの父親と思われる人物も登場する。 少年時代篇(第480話 - 第483話) ナルト、サスケ、サクラ、ヒナタ、シカマル、我愛羅、カカシ、自来也の本編では描かれなかった幼少時代を描いている。1話につき2人分放送されている。
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「NARUTO -ナルト- (アニメ)」の記事における「アニメ版オリジナルストーリー」の解説
「NARUTO -ナルト-#ストーリー」も参照 26話 木ノ葉丸たちの学級新聞に協力するという形での総集編。 52話 エビスと修行することになったナルト。エビスと追いかけっこに負けたナルトは、チャクラのコントロール力を高めるのため、水の上を歩く修行をする。 59話 中忍試験前日のそれぞれの動き。 97話 綱手に貸した借金の返済を受け取らないと国へ帰れない2人組に出会ったナルトは同情し、二人に協力する。 99話 三代目火影の死と綱手の火影就任を受け入れられない木ノ葉丸をナルトが説得することになる。 101話 カカシの素顔がみたいナルト達3人はさまざまな作戦を考える。そこにカカシを狙うモヤ忍達も動きはじめる。 102話 - 106話 ナルト達3人は茶の国での町の顔役をかけたトドロキ大社の奉納の儀のレースの参加者、森乃イダテを護衛する任務についた。 136話 - 141話 ナルトとサクラは自来也と共に、サスケと大蛇丸を追って田の国に向かった。そこでふうま一族と対決する。 142話 - 147話 捕まっていたはずのミズキが脱獄した。ナルトはイルカと共に、ミズキを追う。 148話 - 151話 サスケを追う手段である微香虫を探す手に入れるため、ナルトと第八班のメンバーによる虫探しが行われるが、同じく微香虫を狙う岩隠れの上水流一族の忍達も動き始める。 152話 - 157話 ナルトとネジ、リー、テンテンはカタバミ金山の人たちを苦しめている黒鋤ファミリーの排除に向かった。 158話 ナルトたちは、生徒たちの引率者として、忍者アカデミーの野外演習に参加した。 159話 - 160話 ナルトとキバ、ヒナタは、盗賊の五寸釘(ごすんくび、声 - 廣田行生)を捕まえるため、石の国に向かった。 161話 木の葉の里に潜入するためガイとリーに変装した、モンダイ・ガイ(声 - 水島裕)とポッチャ・リー(声 - 桜井敏治)の二人組。その正体に気付かないナルトと体術の修行をするため、数々の過酷な任務に挑んだ。 162話 - 167話 ナルトとネジ、テンテンは、城下を騒がせている呪い武者退治の任務で、鳥の国に向かった。 168話 ナルトとサクラ、チョウジは、料理忍者に誘拐されたアヤメを助け出すため、怪我をしたテウチと共に究極のラーメン作りに挑む。 169話 - 173話 みたらしアンコ、ナルト、いの、シノの4人は海の国で船を襲うという海魔の捕獲任務についた。原作では不明瞭だったアンコと大蛇丸の決別の経緯が描かれる。 174話 ナルトは、宝石商の御曹子で忍者に憧れるクニヒサ(声 - 雨蘭咲木子)の1日忍者体験ごっこに付き合わされる。 175話 - 176話 ナルトとキバ、ヒナタは、宝探しの任務を命じられた。失敗すると、連帯責任で3人とも忍者アカデミーからやり直すことになる。 177話 任務の帰りに自来也と出会ったナルトは、修行を見てもらうため、勝手に原稿を書き飛脚忍者に配達を頼む。 178話 - 183話 ナルト、ネジ、リー、テンテンの4人は星の警護のため星隠れの里に向かう。 184話 ナルトは、細菌兵器に感染した疑いのある赤丸を監視する任務で、赤丸とキバを見張る。 185話 ナルトは、修行中に背中についてしまった伝説の生き物オンバア(声 - 山口眞弓)の子ども、オンブ(声 - 細野雅世)の面倒を見ることになる。オンバアは、成長すると凶暴な怪物になってしまうという。 186話 ナルトとシノは、花月家当主の葬式の警備と、笑ってしまうと相続権がなくなる喪主の代理人として、葬儀に参加することになる。 187話 - 191話 ナルトとチョウジ、ヒナタは、菜の国からの行商人の護衛の任務に向かう。菜の国を襲った邪忍が行商人たちを追跡していた。 192話 ナルトといのは、いのと瓜二つというさる大名の姫の影武者として、お見合い代行の任務につく。お見合い相手は、いのの苦手なぽっちゃり系だった。 193話 修行のために道場破りを迎えようと、道場を開いたリー。ナルトに相談されたガイは、変装して道場破り第1号を勤めようとする。 194話 任務で人が消えるという城の調査に向かったナルト、キバ、ヒナタ。実はその城は口寄せされたカメレオン・シロマリ(声 - 伊丸岡篤)だった。閉じ込められたナルトたちは脱出のため、契約の巻物を探す。ちなみに巻物に書かれている文字の一部に作者の名前(岸本斉史)が書かれている。 195話 - 196話 謎の少年ヤグラ(声 - 鉄野正豊)を弟子にしたガイ。しかし、ヤグラは実はガイを罠にはめるために近づいたのだった。罠にはまったガイは、見覚えのある動きをする人形と戦う。一方、助けに来たリーも見覚のある動きをする人形と戦っていた。 197話 - 201話 ナルトの知り合い、ゲンノウ(声 - 城山堅)が里に多くの起爆札を仕掛けていることがわかった。ゲンノウに秘められた過去が明らかになる。第3・7・8・10班の11人全員揃った唯一の任務。 202話 これまでの戦いで人気ランキング5を発表。 203話 - 207話 かつて木ノ葉の一大勢力だった鞍馬一族を巡る戦い。 208話 ナルトとキバは、名器・花鳥風月の輸送の警護の任務についた。 209話 - 212話 ナルト、サクラ、リーの三人は抜け忍による強盗団「不忍」の1人、丸鉄の護送任務に就くが、途中「不忍」の襲撃を受ける。その後、ナルトはサクラ、リーとはぐれてしまう。 213話 - 215話 ナルトは記憶をなくした少年を助け、メンマ(声 - 野島健児)と名づける。彼の正体をさぐるためナルトはテンテン、ネジと共に田の国へ向かう。 216話 - 220話 忍者学校の教官を務める我愛羅・カンクロウ・テマリ。だが、四天象人と名乗る謎の集団によって我愛羅の教え子であるマツリがさらわれた。マツリを奪還するべく、木ノ葉隠れの里に援軍を頼み、我愛羅達は四天象人を追いかける。四天象人の長・セイメイ(声 - 諏訪部順一)の目的は我愛羅の守鶴のチャクラだった。 余談だが、この話に登場したマツリは疾風伝でテマリの部下として再登場している。
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