アニメ版ストーリー
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第1巻 ヒマラヤで考古学者の父が病気になったと聞き、母とともに父が発掘作業をしているという神殿に向かった少年・世良正夫。だがそこで彼が見たものは、悪魔復活の儀式により血の海地獄となった無残な光景だった。そしてそれを見た正夫もまた、儀式を行う謎の女により剣で斬られてしまう。こうして封印されていた悪魔達が世界中に散らばり、立ち上った光の柱で神殿と周囲は吹き飛び、大地震が起こったのだった。 正夫が通っていた元道学園は、不良たちの集う外道学園として知られており、毎日のように不良グループによる抗争が展開され、ヒマラヤの大地震をきっかけに超常的な力を持つものが増え抗争は激化の一途をたどりつつあった。正夫は彼らとは対照的にひ弱な存在であり、ヒマラヤの大地震で死亡したと思われていた。そんな矢先に正夫が帰って来た。彼はヒラヤマ山中での儀式を通じて、強大な魔力を持つ魔王エセデスをその身に宿していたのだった。その力を感じ取った不良グループのリーダー・安部と有森麗子は正夫を自分の傘下に置こうとするが、エセデスの圧倒的な力の前に返り討ちにされるのだった。 第2巻 元道学園に帰って来た正夫をずっと見続けている者がいた。正夫の親友・御堂晃である。晃は安部と対立する不良グループの日向達を学園の大講堂に呼び寄せ、彼らを悪魔族へと変貌させた。アパートを借りて一人暮らしを始めることとなった正夫の前に、手料理を作ってあげようとクラスメイトの染谷優子が現れた。アパートに優子を迎え入れ、幸せなひと時を過ごす正夫だったが正夫の中に「我を開放せよ」というエセデスの声が聞こえてきた。暴走しそうになるエセデスの力を必死に抑え込もうとする正夫だが、優子がいなくなった途端に魔王エセデスへと変貌し、正夫の意志とは裏腹に夜の街で暴れ狂うのだった。朝になって元の人間の姿に戻った正夫の眼前に広がっていたのは、エセデスによって破壊された街の無惨な姿だった。それからまもなく晃によって悪魔の力を得た日向達が、正夫と優子を狙ってきた。安部から日向達が優子を人質に取っていると聞いた正夫は、彼らとともに優子の救出のため大講堂へ向かう。そんな正夫を待ち受けていたのは黒幕の御堂晃だった。親友の変貌ぶりに驚く正夫を前に、晃は自分が魔王アクィフェルの生まれ変わりであり、アクィフェルとエセデスとは親友であったと明かし、正夫をエセデスとして覚醒させようと戦いを挑んできた。エセデスとしての覚醒を妨げているのが優子であると考えていた晃は、正夫の目の前で優子を凌辱しようとした。優子の危機を目の当たりにした正夫はエセデスの力を発現させ、晃を圧倒する。魔獣と化した正夫は優子の制止する声もむなしく、晃の胸を貫くのだった。 第3巻 保険医として外道学園に赴任してきた御子神由美と、生徒会会長の草薙秀一による悪魔族殲滅計画"外道狩り"が始まった。生徒会と協力関係にある体育会系のグループ武道連合により、安倍の不良グループは危機的状況にあった。御堂晃は死に瀕していたものの一命を取り留め、正男との友情を取り戻した。正夫はエセデスの力をコントロールしようと試みるが、その際に優子の胸に傷をつけてしまう。 着々と外道狩りを進めてゆく生徒会は、遂に正男をターゲットに定め武道連合のリーダー三人に「正男を倒せ」と命じるのだった。武道連合のリーダー達との対決で「仲間になってほしい」とする自らの意思を伝える正夫。その戦いの中で正夫はエセデスの声を聞き、悪魔である自分を認めることでエセデスとして覚醒を果たすとともに、武道連合のリーダー達に勝利する。武道連合のリーダー達は約束通り正夫の仲間となるが、そこに草薙と御子神が神族としての本当の姿を見せて正男らの前に出現し、二人は御堂晃を人質にとり姿を消した。御子神の姿を見た正夫は彼女がヒマラヤで自分を殺した謎の女であることに、エセデスは悪魔族を封印した神族であることに恐怖を覚えるのだった。 第4巻 御堂晃を人質にした御子神ら神族は、生徒会や風紀委員を使って性奴隷にすることで晃を支配下に置こうとする。一方、正夫は御子神に対する恐怖心から悪夢にうなされるのだった。そんな中、神族は正夫の愛する優子に狙いを定めた。晃に対して拷問のように行われる性的調教の中、御子神は悪魔の封印を解いたのは神族による意図的なものであること、そしてその目的を晃に教える。それを聞いた晃は意識を手放し狂ったように御子神と交わり、その軍門に下ってしまう。 神族 対 悪魔族 との決戦となる生徒総会を前に正夫のもとを訪れた安部は、正夫に奮起を促すが正夫は恐怖から立ち直れないでいた。安部が帰った後、今度は優子が正夫のもとを訪れてきた。優子は正夫に「抱いて」と迫ったが、正夫は優子につけた胸の傷を見て彼女を抱くことができなかった。優子が次に向かった先は、草薙のマンションだった。優子は心に生じた迷いから草薙のもとを訪れたのだった。そんな彼女を草薙は御子神とともに凌辱するが、優子もまた神族であることが明らかとなる。 そして生徒総会の日が来た。優子と会って心の整理をつけた正夫は安部ら不良グループと共に元道学園に赴くのだった。草薙は晃を利用して生徒総会で正夫が悪魔であることを告発し、総会に出席した生徒達を洗脳して正夫ら外道を殺そうとする。その混乱に乗じて草薙は優子を連れ去り、とある一室におびき寄せ優子が自分たちと同じ神の一族であることを正夫に教え、正夫の目の前で優子と交わる姿を見せつけるのだった。魔法陣の結界で身動きの取れない中、正夫は口から放った炎で草薙を倒すが優子は正夫を拒絶し、その場に現れた御子神と共に光の中へと消えていった。後に残された正夫はエセデスの姿で巨大化し、慟哭と共に元道学園を半壊させるのだった。 外道学園Z 生徒総会の事件後、元道学園は閉鎖され数カ月が過ぎた。正夫達の外道グループは麗子の屋敷をアジトにして事態を見守っていた。元道学園に通っていた生徒達は他校へと通うようになったが、彼らの体には異変が生じていた。性格の激変や運動能力の大幅な向上といった兆候が見られた後に悪魔へと変身し、家族や身の回りの者を殺戮する生徒が現れるようになった。こうした事態に警察や政府も動き出し、情報統制を行った上で悪魔の調査・殲滅へと乗り出すようになる。そうした中、正夫達は悪魔化したことで機動隊に包囲された女生徒・仁科を救出する。一方、晃は神族の調教を受けてからというもの悪魔の姿で狂ったように女達を犯し、その女達はいずれも妊娠していた。悪魔化現象は世界的規模となりつつあった。その対策について警視庁では会合を開いていたが、上層部の皇のやり方に機動隊の隊長の結城は怒りを抱く。皇もまた神族であり、会合の後に御子神と接触していた。優子を失った正夫はせめて晃だけでも取り戻そうと思い、晃を正気に戻すことに成功する。そのころ、優子は御子神により神族として覚醒するための儀式を受け、優子の秘められた力に御子神は驚愕するのだった。ある日の夕方、閉鎖された元道学園で皇によりある実験が行われ、学園には正夫が現れた時とヒマラヤの時と同じように、光の柱が天へと立ち昇った。その夜、政府は遂に悪魔化現象をマスコミを通じて大々的に公表する。公表直後に、学園の周りで悪魔化現象が起こり始めた。皇が行った実験は悪魔化現象を引き起こすものだった。街には悪魔化した者があふれ、さらにはあちこちで火の手も上がり始めた。結城は憤りを憶えつつも、その鎮圧にあたることになった。―悪魔化した者を救うことができるのは、外道だけ― 正夫ら外道グループは、この事態に対し悪魔化した者を救出すべく、夜の街へと出撃するのだった。
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自称「天才科学者」の高校生・四谷はある日、級友の飯田橋博士を“モルモット”に、超能力者を生み出す実験を行っていた。 その最中、2人の目前に唐突に現れた美少女こそ、この物語の主人公・ななこである。記憶を失ったななこは、その代償に超能力を得て“スーパーガール”になった。 そんなななこは、とても気が小さく純粋な少女だった。彼女は、その性格に付け込まれて世界征服を企む四谷の言うがままとなり、彼が設立したよろず請け負い会社「よろずカンパニー」の一員として働く事となった。 四谷は彼女の超能力を利用し、自らの夢「世界征服」を実現するため、巧妙にななこを丸め込む。「世界は私のためにある!超能力万歳!」。 その様な四谷の言動にいつも呆れる親友・飯田橋は、口癖の様にこう呟くのだった。「僕、頭が痛~いの…」。
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「ヤミと帽子と本の旅人」の記事における「アニメ版ストーリー」の解説
ヤミ・ヤーマ図書館の管理人であるイブは、図書館の管理人の仕事を姉のリリスに任せ、自分は本の世界で遊び始めた。だが、本の世界にイブは16歳の誕生日までしか居ることが出来ず、また話すことも出来なくなる。そして、周辺の人間がイブのことを自然と愛してしまうという弊害も持っていた。なお多くの誤解があるが、ヒロインの年齢をぼかすアダルトゲーム故、原作に16歳の誕生日がどうという記述はない(ただし、意図的だったのかどうかは不明)。またヤミ・ヤーマ図書館ではなく単に図書館世界ないし書斎世界としか言われていない。 ある本の世界。イブは孤児院で働き、子供達から慕われる少女・ジルとして暮らしていた。しかしある日、ジルは彼女の愛情を独占しようとする少年・ガルによって刃物で刺され、その現場を見た少女・リツコは気を失ってしまう。リツコが目を覚ました時には、ジルもガルも姿を消していた。 ジルの力によって不老不死の体を手に入れ、20代の容姿で永遠を生きることとなったリツコは、とある王国で不治の病に罹っていたマリエル姫の病気を治したことで、彼女に仕えるようになる。やがて、リツコの前には、彼女と同じく不老不死となっていたガルが青年の錬金術師・ガルガンチュアとして現れる。ガルガンチュアはマリエル姫を誘惑してその魂を奪うと、姫の魂と交換にリリスから自分の思いのままになる1冊の本の世界を与えられる。ガルガンチュアはそこを根城に、ジルことイブを探し求める。 その頃、イブは高校生の初美として別の本の世界に転生していた。一方、同性かつ姉である初美を激しく愛するようになっていた妹の葉月は、初美の16歳の誕生日に彼女を襲おうと、その寝室に忍び込む。しかし、初美は葉月の目前で消えてしまい、代わりにケンちゃんと名乗る鳥が現われる。葉月が初美の行方を執拗に聞く為、ケンちゃんはやむなく葉月をリリスの所へ。一目で葉月を気に入ったリリスは、葉月と二人でイブを求め、様々な本の世界への旅へと出発する。 そして、宇宙庭園で一堂に会することとなったリリス、ガルガンチュア、葉月の前にイブが現われる。イブはヤミ・ヤーマ図書館の管理人として、自分の為に混乱した本の世界を整理すべく、自分の痕跡を出来るだけ本の世界から消し去ろうとする。それでも葉月は初美を忘れられなかった。葉月の愛の深さを知ったイブはある夜、再び初美として葉月の前に現われる。一夜を二人だけで過ごす為に。
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年老いた漁師の一平に岬で拾われた緑の髪の赤児は「トリトン」と名づけられ育てられるが、不吉な髪の色として疎外される。ある日、一頭の白いイルカ「ルカー」に出会う。ルカーは、トリトンが人ではなく海棲人類トリトン族の最後の生き残りであること、七つの海を支配し暴虐の限りを尽くすポセイドン族とはトリトン族として戦う運命にあることを告げる。トリトンはイルカの言葉が判ること自体に狼狽し、それを信じようとしなかったが、一平がトリトンと一緒に拾ったトリトン族の衣装と宝物「オリハルコンの短剣」を発見し、ルカーの言うことが真実だと知る。その時、トリトンを発見したポセイドン族の尖兵が漁村を襲い、トリトンは村を救うため、海への旅立ちを決意する。トリトン族の他の生き残りを探すため、父母の仇にして村の仇でもあるポセイドン族を倒すために。 苦難の旅の果て、ポセイドン族の本拠地へ乗り込んだトリトンは衝撃の真実を知る。ポセイドン族はアトランティス人によってポセイドンの神像への人身御供として捧げられた人々の生き残りであった。そして、ポセイドン族の逆襲を受けてわずかになったアトランティス人がポセイドン族に復讐するために生み出し、末裔であるトリトン族へ受け継がれた武器が「オリハルコンの短剣」だった。ポセイドン族がトリトン族を殺戮してきたのは、あくまでも自らの身を護るためだった。 この最終話のプロットは、富野が脚本を無視して絵コンテ作成時に独断で盛り込んだ。このアイデアは第1クール終了頃に思いついたものの、周りに相談すると確実に却下されると考えて富野は沈黙を貫いた。ただし富野は、たとえ何クールの放送になろうと最後はこうすると決めていたという。富野自身「これはもう職権乱用です」と断言している。 最終回の脚本は松岡清治とクレジットされているが、あくまで名義であり、実際の内容に沿った脚本は存在しない。
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