トリトン族
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 04:16 UTC 版)
トリトン 声 - 塩谷翼 本作の主人公。トリトン族の生き残りで13歳の少年。 赤ん坊の時に猪の首岬の洞窟に置き去りにされ、和也(アニメでは漁師の一平)に拾われて育てられる。ルカーの話によって自らの出生を知り、村にポセイドンの被害が及ぶことを恐れ、村を捨て自ら海へと旅立つ。 アニメでは髪が緑色で、性格も最初の頃は子供っぽさが残っていた。一方原作では髪も瞳も黒く、ナイフ投げの名人。アニメ版と比べると最初から精神的に大人であり肉体も大人へと成長した。 第32章では最後の決着をつけるべく大型ミサイルの中へポセイドンを閉じ込め宇宙へ放って追放し、自らも運命を共にした。 サンデーコミックス版ではポセイドンの要塞に特攻した。パイロットフィルムでは超能力でポセイドン族に立ち向かう。 TVアニメ版ではポセイドンを倒すも、トリトン族とポセイドン族の残酷な真実を知る事になる。 ピピ 声 - 広川あけみ トリトン族の生き残りで人魚の少女。上半身には着衣はない。 アニメでは第4話から登場しており、北の海でアザラシのプロテウスに育てられる。髪はオレンジ色の短髪。 慎重なトリトンとは対照的に、勝気で好奇心旺盛。その性格が災いして敵の罠に落ちることもしばしば。初期はかなり生意気な牲格でトリトンを嫌っていたが、中盤からトリトンとの友情が高まり、素直な牲格になった。 第24話では伏兵・ガダルによって囚われたトリトンを助けるためにガダルの注意を惹きつけたり、第26話ではアルコールランプでマイペスを偶然にも倒したりとトリトンに劣らぬ所も見せつけている。 原作では長い黒髪をしており当初「ピピ子」として登場。アニメ版とは大幅に異なり、性格は明るく素直だが幼少時はおませさんで、始めからトリトンの恋人であると主張しており、途中で大人の女性へと肉体が成長した際にトリトンもそれを認めた。 第22章ではポセイドンの妃に選ばれ「ピンキー」の偽名でポセイドン一族を渦潮に誘い込み逃げようとしたが、囚われの身となる。結婚させられる直前に搭から脱出し、第32章でトリトンと結婚。7人の子供を生むが、最終章ではトリトンの死により未亡人となる。しかし夫の後を継いだブルーを始めとする子供達の成長を見て生きる気力を取り戻す。 パイロットフィルムではポニーテールの髪型。 トリトンの父 声 - 野田圭一 ポセイドンの攻撃で妻と共に命を落とすが、息子のトリトンだけは無事脱出させる。法螺貝にトリトンに向けたメッセージを遺す。 トリトンの母 声 - 沢田敏子 トリトンをルカーに託し、自身は夫と運命を共にする。なお、アニメではトリトン族の女性は成人になると人間の姿になる。 トリトンの子供たち トリトンとピピ子の間に生まれた7つ子の子供たちで、虹の色にちなんで(上から順に)ブルー、グリーン、イエロー、オレンジ、レッド、バイオレット、ダークブルーと名付けられた。性別はブルーとレッドのみ男で、ほかの5人は女。7人とも性格は全然違う。トリトンの死後、ブルーはトリトンの名を継ぎ、「ブルートリトン」と名乗った。 原作のみに登場。
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