転法輪経
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/30 14:26 UTC 版)
『転法輪経』(てんぽうりんぎょう)は、パーリ語で Dhammacakkappavattana Sutta、サンスクリット語で Dharmacakrapravartana Sūtra、英語 The Setting in Motion of the Wheel of the Dharma Sutta、ないし、Promulgation of the Law Sutta と呼ばれる仏典で、仏教徒は、正覚を得た釈迦が最初におこなった教えを記録したものと見なしている。この経の主題は、仏教の基本的な方向性を示す四諦であり[1]、それを形式的な表現で述べている[2]。この経には、仏教における概念である、中道、無常、縁起などについても言及がある。
- ^ Gethin 1998, p. 59.
- ^ Norman 2003.
- ^ 亀山健志「転法輪経 (Dhammacakkapavattanasutta)」についての考察 -そのパリッタ的性格に関して-」『印度學佛教學研究』第51巻第2号、日本印度学仏教学会、2003年、 938-936頁。 NAID 130004027624
- ^ 草間法照「転法輪経の一考察 -有部の転法輪経と法輪論について-」『印度學佛教學研究』第23巻第2号、日本印度学仏教学会、1975年、 719-722頁。 NAID 130004023586
- ^ accesstoinsight, Dhammacakkappavattana Sutta: Setting the Wheel of Dhamma in Motion, translated from the Pali by Thanissaro Bhikkhu]
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