磯野 波平とは? わかりやすく解説

磯野 波平

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 08:24 UTC 版)

サザエさん」の記事における「磯野 波平」の解説

磯野家大黒柱で、3姉弟サザエカツオワカメ)の父。年齢54歳

※この「磯野 波平」の解説は、「サザエさん」の解説の一部です。
「磯野 波平」を含む「サザエさん」の記事については、「サザエさん」の概要を参照ください。


磯野波平

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 09:58 UTC 版)

サザエさんの登場人物」の記事における「磯野波平」の解説

(いその なみへい) 声 - 永井一郎1969年10月5日 - 2014年2月9日)→茶風林2014年2月16日 - ) 演 - 藤原釜足森川信小林亜星いかりや長介片岡鶴太郎松平健舞台版)→伊武雅刀 フネの夫でサザエカツオワカメの父であり、タラオ祖父マスオ義父(舅)、海平の弟、なぎえの兄、造の義弟妹婿)、トシオ義兄(姉婿)であり、ノリスケの伯父イクラ大伯父でもある。 磯野家大黒柱福岡県出身原作での誕生年は1895年明治28年)。誕生日9月14日干支は未、年齢54歳アニメ版同年齢)。おとめ座旧制中学卒。フネとは結婚して28年になる。一人称はわし(少年期及び若い頃一人称は僕)。 呼ばれ方 フネは「お父さん」まれに「あなた」カツオワカメは「お父さん」、マスオ呼び方が同じでも「お義父さん」、サザエは「父さん」、タラオは「お祖父ちゃん」、ノリスケは「伯父さん」、タイ子は「伯父様」、双子の兄の海平は「波平」、妹のなぎえは「波平兄さん」、三郎は「大旦那さん」、会社の同僚その他の人物は「磯野さん」、甚六は「おじさん」、浮江は「おじ様」と呼ぶ。 容姿 ハゲ頭一本だけある髪の毛波平トレードマークとなっており、側頭部後ろ髪の毛残っている。洗髪後、頭頂部の一本髪の毛を「もったいない」と言いながら丁寧にドライヤーで乾かす(カツオがこの行為を「無駄だと言おうとするがサザエ止められた)。薄毛を気にしており、育毛剤愛用している。髪の毛少ないことから、マスオに、床屋行った波平呼び戻すようにカツオ言ったとき、「お父さんなら時間かかるわけないだろう」と言われてしまった。だが注文は多い。 原作初期頭頂部の髪が書かれていない回もあった。また、髭を剃りかつらを購入して若返った姿の波平登場したことがあったが、家族からは不評だった。 メガネをかけている。帰宅後や休日和服着ていることが多い。 性格 原作波平 抜けた性格茶目っ気もあり、家族叱責する描写もあまり多くない。そのため、子供威厳示そうとするも、その性格ゆえにカツオ逆に手玉とられることも多い。一方で頑固な一面もあり、喧嘩をした際に自分から謝ることはほとんどない。度々一緒に外出するなど、カツオワカメタラオを非常にかわいがっており、表情も豊かである。登場回数も必ずしも多くないが、登場時は話の「オチ」を担当することが多い。 中学校習った英語の歌披露するなどのエピソードもあり、明治生まれ男性としては、それなりに高学歴である。 「TTK都下禿頭会=とかとくとうかい)」理事、「高血圧友の会」、「失われつつある礼儀を守る会」、「ノンビリいこう会」所属アニメ版の波平 誕生日1月10日だったり、2月だったり、話によって変動する家族家長として威厳があるが、かなりの頑固者でやや短気であり、プライドが高い。イタズラをしたり、お調子者サザエカツオ、ノリスケに対し「バカモン!(あるいは「バカ者!」)」「けしからん」「いい加減にせんか」「調子に乗るんじゃない」と怒鳴るシーンがよく見られる。叱るべき時はしっかりと叱る昭和の頑固親父として描かれており、マスオからは尊敬されている。2013年11月24日時点で「ばかもの」と叱った回数370回である。「バカモン」と初め怒ったきっかけは、結婚してすぐにフネがお皿を割ってしまい、その破片で指を怪我したことで、そのとき「バカモン! 早く手当てしなさい」と言っている。しかし、ワカメを叱ることはごく稀である。 その一方怒ったらすぐ怒ったことを忘れ単純な性格で、小心者な面もあり、自分欠点をあまり他人に見せたがらない。カツオ失言などにムキになることが多いが、波平自身失言少なくない稀にカツオに甘い時もあり、その際にはフネに「ちゃんと叱ってください」と苦言呈されることが多い。 もちろん相手の為を思って叱っており、大事に思っている。なお、孫であるタラオには甘く、怒ることはなく何かあっても笑って許すか、優しくこれから気をつけるんだよ」などと言うぐらいである。 年寄り扱いされることを嫌い、バス相手席を譲るなどの行為でも「ワシ年寄り扱いしよって、まだそんな年じゃない!」などと機嫌を損ねる新しい物や外国の物・習慣に対して頑なまでに否定的である。最新式マンションへの体験入居を「コンクリートの箱に住めるか!」と拒否しようとしたり、夕食ピザを出すと「わしはイタリア人じゃない!」と怒ったり、サザエたちが磯野家の庭で食事したことを聞き「ここは外国じゃない!」と怒った。しかし全自動卵割機などは認めている。また朝食フランスパン出された時も「日本人朝食は昔からご飯味噌汁に決まっとる」と一蹴し食べなかったが、ノリスケ宅で出されフランスパンガーリックトースト食べて認めようになったカツオ曰く、「やっと時代追いついた」)。 酒豪酒癖が悪い。アニメでは波平酒に関するエピソード多数ある。また、酔っ払ってしまうと他人の家でも全部自分の家だと勘違いしてしまうほどで、警察官付き添い帰宅してきたこともあった。また自宅警察署だと勘違いをして職務質問したことがある。物置に高級酒があるとカツオ騙され物置閉じ込められることがある買い物が下手。知人千葉さんからの贈り物お返しの品を選びデパートに行くが一人では選べず(千葉さんが紅茶好きなので紅茶思い紅茶売り場へ行くも種類が多い上、千葉さんの好み紅茶知らなかった為、買わなかった)、後日フネデパートに買いに行く。たまに甥のノリスケがいつも磯野家訪れてくるとノリスケの相談役になっていることが多いのが一つである。 仕事に関して 原作では、連載初期役職は「局長であった転勤のため上京した後、いつの間に降格しており後期には平社員となっていた[要出典]。 部下には「若い者はいろいろお金がかかる」という理由から、お中元お歳暮自分送らないよう指示しており、部下からも慕われている。 アニメ版では山川商事株式会社東証一部上場総合商社)の事務職サラリーマンとして働いている。ただし役職放送開始時から設定されていない。ただし、放送初期の頃カツオ平社員と言われている描写がある。通勤手段マスオ同じくバスあさひが丘駅まで行って電車利用して出社帰宅時はあさひが丘駅から歩いて帰る趣味など タバコが好きで、庭にワカメタバコの種を蒔こうとするほど。 盆栽 - きっかけは、幼馴染(まー坊、本名忘れている。もっとも相手も海平と波平区別がつかず、両方とも「波ちゃん」と呼ぶ。2014年久々に登場)の家に立派な盆栽置かれていたことによる釣り - 大好きだが下手。本人自覚があるらしく、たまに大物釣った時はかなりの恐怖心覚える。 清元 - ただし、サザエに「お経上げている」と勘違いされた。 多趣味で他にも囲碁書画骨董俳句などをやっているまた、マスオとは反対に泳ぎが得意らしく、人命救助何度もしている(1回新聞にも載った)。 女優三枝三枝子(さえぐさ みえこ)のファンで、若い頃ブロマイド所持している。 苦手なこと 原作での嫌いなもの税務署極度方向音痴本人認めていない)で、警察官に道を聞いても元の場所に戻ってしまうほどだった。 子供の頃から算数が苦手である。 かなり不器用で、町内運動会スプーン競技出た際も一歩歩く毎にスプーン乗っているボール落としており、関係者から「あんなに不器用な人は見たとがないと言われている。 人前で話すのが苦手と言っている。料理 - 目玉焼き作ったときはカツオから「個性的」と評されるなどよく失敗するようで、本人曰く三度一度うまくできれば上々」。一度焼きめし作ったことがあるが、うまくできるのに3年以上かかったという。 物作りも下手。カツオ出した例として、物を乗せる落ち、座ると壊れ椅子がある。 趣味では長続きすることがある一方日記3日で書くのを止めてしまう(俗に言う三日坊主)。先祖磯野藻屑源素太皆日記見付けた時に3日しか書かれていなかったのを見たノリスケに「血は争えませんね」と言われ言い返せなかったエピソードがある。 苦手な食べ物メンマ。子どものころ、ラーメン入っていたメンマ食べて腹痛起こしたことが理由言動 フネとは些細なことケンカをすることもあるが、恥ずかしがりながらも「家族のために尽くしてくれている」と感謝の意述べるなど大切に想っている。 体力には自信あるようだが、自分健康管理は全くと言っていいほどしていないまた、サザエカツオ波平の健康を気遣うような言動をすると怒鳴り散らす。しかし、そのせいで体力年齢70歳であることが判明した自分小さい頃の話をする際、双子の兄の海平を持ち出してくる時は、「それって本当お父さんのことじゃないの?」とカツオ指摘され、思わず慌てことがある時折料理を作ろうとすることもある。しかしながらいい結果残せていない。例として、調味料取ってくるようサザエフネ指示した怪我をして時間がかかるために、料理を作ることを辞めてもらうようフネから言われたり、「昔、自炊経験がある」と自信満々取りかかるが、料理使おう取り出した酒を飲んで酔っ払ってしまったエピソードがある。 磯野家風呂木製浴槽だった頃、入浴中に下から水漏れし壊れたことがある回顧した際に、カツオに「普段は物を大切にしろとか言うのに」と言われるも「いつ壊れてもおかしくなかったんだ」と反論する本人でもよく怒ることは自覚しており、「好きで叱っているわけじゃない」「叱る側の身にもなりなさい」と諭したことがある物忘れをすることがあり、3件の約束事を同じ日にして当日忘れていたり、蛇口故障しているのを忘れてカツオ注意したり、靴磨きをしていることを忘れて靴磨き用に持っていたクシで髪をとかし始めたり、妻であるフネの名前を思い出せカツオ聞いたこともある。しかし、フネ名前について照れくさくて言わない時もある。 その他エピソード 連載初期は名前がなくドラマ制作の際に「波平」と名付けられた。原作で名前が出たのは1965年12月16日掲載話最初江利チエミ版映画サザエさんシリーズでは家の表札が「磯野松太郎となっている。 近眼である。メガネ映り悪くなったときに花見をした際、綿菓子持っていた男性見かけ折った」と勘違いしたり、朝日文庫版4359ページ収録話では裸眼の状態でイノシシを車と見間違えている。 陸軍に入隊した経験がある。 毎晩必ず茶の間で歯を磨く癖がある。 吉田茂から間違い電話が来たことがあるアニメ第一話では、カツオテスト75点を取ったのだが、家族うちで唯一感心しなかった。 小学校のときの通信簿には、1や2がなかった。 「サザエさん30年後」では、すっかり老け込んだ小柄な老人描かれている。 「何かと便利で身分証明証にもなるから」と原付免許取ろうとし問題集購入したが、家族猛反対を受ける。家族内では主張通したが、ヘルメット試着した際髪が蒸れることを知りバイク諦めた子供のとき、夏休み学校野外映画が行われたとき(海平と2人来ていた)、同級生大悟(だいご)というがき大将がいて(2人はいつもいじめられていた)、「母もの」という悲しい映画上映されたのだが、大悟泣いてしまった。後でそのこと秘密にした後、親切になったという。そのあと波平は、あさひが丘商店街主催日曜日開催された「星空の下映画会」(そのとき上映されたのは「 幸せ汽笛」)で野外映画評論家就任された。そのこと最初困惑していた(波平自身野外映画会は40年ぶりだという)が、やることにした。そのとき発言が再び大悟波平招待された)を泣かせたフネに送る手紙貼る切手記念切手だったらしい。 辛党だが、おはぎだけは別。 をしていたらしい(あるときに売って土地買っていれば億万長者になれたようで、波平がそれを後悔している)。 パイロットになることを夢見ていた。

※この「磯野波平」の解説は、「サザエさんの登場人物」の解説の一部です。
「磯野波平」を含む「サザエさんの登場人物」の記事については、「サザエさんの登場人物」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「磯野 波平」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「磯野 波平」の関連用語

磯野 波平のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



磯野 波平のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのサザエさん (改訂履歴)、サザエさんの登場人物 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS