磯野海平
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「サザエさんの登場人物」の記事における「磯野海平」の解説
(いその うみへい) 声 - 永井一郎(1970年4月5日 - 2013年4月28日)→茶風林(2014年5月18日 - ) 演 - 片岡鶴太郎 波平の双子の兄であり、フネの義兄(小舅)であり、サザエ、カツオ、ワカメ、ノリスケの伯父であり、タラオ、イクラの大伯父である。初登場は、1970年4月5日放送作品No.81「兄さんがやって来た」。 人物 福岡に住んでいる(磯野家の本家とみられる)。原作漫画にも登場するが、「海平」という名前は出てこない。 性格は温和で涙もろく(一時期のスペシャルでは波平そっくりの頑固者と設定されていたこともあった)、また波平と同じく囲碁が趣味。 原作では眼鏡をかけていない点が波平と違うが、アニメでは海平も眼鏡をかけており(ただし、作品No.2616「父さんが二人」や作品No.3903「ようこそ海平兄さん」など、眼鏡をかけていない設定の話もある)、波平との外見の差異は頭頂部の毛の数が1本多い程度である。周りの髪型や声も波平そっくりで、海平が帽子をかぶると全く区別がつかない。そのため海平が東京に来たときには、サザエ、カツオ、ワカメ、花沢さんや裏のおじいさんはもちろん、妻であるフネでさえ波平と間違えたことがある。 少年時代はさらに区別がつかず、幼馴染からは2人まとめて「波ちゃん」と呼ばれていた。 種子島に民宿を経営している友人がいる。 落ち着きに欠け忘れ物も多く、教師にあだ名をつけたりしていたらしい。 生まれつきの方向音痴。 団体行動が苦手で、遅刻の常習犯だった。 言動 幼い頃、波平と「お正月はいつまでか」をめぐって喧嘩したことがある。海平は鏡開きの1月11日まで、波平は門松を仕舞う1月7日までが正月と主張した。 波平が家族に「海平兄さん」の少年時代の話や失敗談などを語る際、それは大抵波平自身の話であることをカツオには見透かされている。 50を過ぎて運転免許を取得し、波平一家に自慢して買ったばかりの車にみんなを乗せて運転した。しかし、運転は初心者ゆえ慎重になりすぎて自転車に追い越されるほど遅く、その反面で赤信号を見落としそうになる危なっかしさもあった。そのため、運転させないようにするために途中で酒を飲ませることで、運転をマスオに交代させた。妻と喧嘩して東京の波平宅へ車で来たが、本人は「高速道路を走り通した」と言った。しかし、車中にフェリーの乗船券が見つかったため、フェリーで移動したことが発覚した。花沢父の案内で町内に駐車場を借りたが、「バックが苦手」なため駐車は花沢父が代わった。その後、駐車場に止めてあった海平の車がなくなり、彼の妻の差し金で海平の部下が移動させたことが分かった。海平は福岡に戻った。 サザエさん、カツオくん、ワカメちゃんと甥たちを呼んでいることもあったが現在は呼び捨てに統一されている。また逆に海平を呼ぶ時、波平は「海平」もしくは「海平兄さん」、フネは「お義兄さん」、サザエ・カツオ・ワカメは「海平おじさん」と呼ぶ。 その他 原作には名前がなく、アニメ化にあたり「海平」と名付けられた。サザエさんで町おこしをしている福岡市の商店街では市内在住という設定の海平の着ぐるみがレギュラー登場人物ではないにもかかわらず制作されており、イベントなどで市民に親しまれている。
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