磯野フネ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 09:58 UTC 版)
「サザエさんの登場人物」の記事における「磯野フネ」の解説
(いその フネ、磯野舟、舟子とも表記) 声 - 麻生美代子(1969年10月5日 - 2015年9月27日)、 谷育子(2009年6月14日〈代役〉)→寺内よりえ(2015年10月4日 - )幼少期:榊原奈緒子(2008年11月16日、40周年SP) 演 - 清川虹子→乙羽信子→吉行和子→竹下景子→高橋恵子(舞台版)→市毛良枝 波平の妻で、サザエとカツオとワカメの母。タラオの祖母、マスオの義母(姑)、海平とおこぜの義妹、鯛造の妹でトシオの姉、ノリスケの伯母、イクラの大伯母でもある。 アニメでの年齢は「50ン歳」と設定されているが、52歳とするニュースサイトもある。原作では不明(誕生年を1901年(明治34年)、年齢を48歳と考察している本もあるが公式ではない)。 呼ばれ方 カツオ、ワカメは「お母さん」、マスオは呼び方は同じでも「お義母さん」、波平、サザエは「母さん」、タラオは「お祖母ちゃん」、ノリスケは「伯母さん」、タイ子は「伯母様」、軽からは「おフネちゃん」、甚六は「おばさん」、浮江は「おば様」。 人物 旧姓は石田。静岡県出身で、原作では沼津市に実家がある。エンディングでは「舟」と表記されている。 趣味は芝居見物。 いわゆる下戸で、酒類は全く飲めず、軽達との忘年会の際は、乾杯の際の小さなコップ1杯の酒だけで泥酔してしまった。 ファッション 常に和服に割烹着姿で、洋服になるのは夏場と遠出する時ぐらい。そのため、日常生活の中で洋服を着ていても波平に気付かれないエピソードがあった。また、ミニスカート姿を波平が見て、卒倒したことがある。 髪は後ろで一つに結っており、和装でも洋装でも髪型は基本的に同じである。一度髪を下ろしたことがあり、サザエと同じく肩までかかるほど長かった。 普段は裸眼で生活しているが、メガネを掛けないと物が見づらいことがある。一度波平のスーツから和装の写真が出てきたことがあり、それを見て浮気したと号泣して波平に「実家に帰らせて頂きます」と言い出した。しかし波平から眼鏡を掛けるように言われてもう一度写真を見たところ、写っていたのは社員旅行の余興で芸者に扮した波平だった。見えづらいことから来た勘違いだったことが分かり、事無きを得たというエピソードである。メガネが必要なとき、手近にあるものをかける癖がある。 性格 原作での性格は厳しく、激しい気性の持ち主である。家族を叱る回数も波平より多く、来客の前で粗相をしたワカメの頬を顔が変形するほどつねるなどややヒステリックな面もある。カツオの友人が磯野家に泊まりに来て、その世話に追われているところに波平が「元気ないぞ」とフネに言ったが、庭の植木のことだったため、フネは縁側で波平に蹴りを入れた話もある。「我が家はスパルタ教育でいきます」と発言したこともある。また、カツオの不良の友人にむっとしながら(カツオが来たと勘違いして)「さっさと帰しなさい」と言ったこともある。それでも子供の事は大事に思っており、自分が嬉しい事として「カツオとワカメが病気にならないこと、いい子になること、幸せになること」をあげている。 アニメ版では厳格ながらも穏やかで努力家で優しく愛情に満ちた性格。家族全員に頼りにされている。波平とは対照的に、怒りを表に出すことは全くなく、ほとんど怒らない。叱る時は怒鳴るのではなく、諭すようにして叱るため、かえって重みがある。家族で一番の常識人で、落ち着いた物腰で生活しているが、たまに突飛な行動を取ることもある。また、女性に生まれてよかったと思っている(本人いわく「良妻賢母で愛嬌が良くて、家計の切り盛りが上手で料理が上手で、こんないいお母さんを男にしたらもったいないよ」とのこと。学校に提出するとカツオが言うと、あわてて追いかけた)。 夫婦生活 基本的には夫を立てているが、原作では波平の陰口を言ったり、ケンカ中は波平にちょっとした嫌がらせをするなどアニメではあまり見られない陰湿な一面もある。 アニメ版では、波平からは一貫して「母さん」と呼ばれているが、「(母さんではなく)フネと呼んでください」と釘を刺したこともある。原作では、波平に「失敬なばあさん」と呼ばれたこともあるが、その一方でフネは波平を「ダーリン」と呼んだこともある。波平が全く口を聞かない場合は「パパ」と呼ぶが、その際は波平が「パパはやめろ」と返す。 普段は波平が家族を怒る役目だが、その波平にもはっきりと言うなど波平も頭が上がらないときがある。 アニメ版では波平と珊瑚婚式(結婚35周年)を迎えている。 友人・おカルについて 隣人の伊佐坂軽(「おカルさん」と呼んでいる)は女学校時代(同じクラスだった)からの友人。それゆえ、隣に越してきたおカルが磯野家に挨拶に来た時は、何年も会っていなかったにもかかわらずお互いにすぐに気付き、思わぬ友人との再会に感激していた。以後、塀越しの日常的な世間話はもちろんのこと、一緒に芝居見物に行ったりしている。町内ウォーキング大会でも一緒にゴールしており、非常に仲がいい。 その他エピソード アズキが好き。 アニメ版では英会話を勉強している。原作でも挑戦しようとしているが、英会話の番組を見ている途中で熟睡したり、英会話の先生を招くもののその人と雑談を始めたりしている。 波平に送る手紙に貼る切手は花の切手だったらしい。 原作のフネは気性の荒い人物として描かれている(実写映画版では気性の荒さが描かれている)。 家族の中では最も目立たないキャラクターながら、単独で2002年10月10日から日本郵船のCMキャラクターを務めたことがある。 作者による20年後の予想図では眼鏡をかけており、いじわるばあさんにそっくりである。また、「サザエさん30年後」では波平同様、小柄な老人として描かれている。
※この「磯野フネ」の解説は、「サザエさんの登場人物」の解説の一部です。
「磯野フネ」を含む「サザエさんの登場人物」の記事については、「サザエさんの登場人物」の概要を参照ください。
磯野 フネ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 08:24 UTC 版)
波平の妻。旧姓は石田。原作では48歳(公式ではない)でアニメでは50歳。
※この「磯野 フネ」の解説は、「サザエさん」の解説の一部です。
「磯野 フネ」を含む「サザエさん」の記事については、「サザエさん」の概要を参照ください。
- 磯野フネのページへのリンク