主な大学体育系サークルの不祥事の一覧
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「体育会系」の記事における「主な大学体育系サークルの不祥事の一覧」の解説
1965年5月 東京農業大学ワンダーフォーゲル部死のシゴキ事件 1998年1月 帝京大学ラグビー部の部員5名が、都内のカラオケボックスで19歳の女性を集団で暴行し、婦女暴行容疑で逮捕された。(被害者と示談が成立し告訴が取り下げられ、逮捕された学生は起訴猶予となった。)当時の読売新聞によると、犯罪を幇助した下級生については、上級生には絶対に逆らえないというカルト宗教的な体育会系運動部の特質に配慮し、警察は処分を見送ったとされる。上級生一人が性犯罪を行うことを決めると、集団性犯罪に発展するという体育会系運動部の異常な特質を示すものとのコラムが掲載された。 2004年2月5日 北九州市立大学硬式野球部 部員達がわいせつ行為を行いその内の1人が逮捕され罰金刑を受けた。また3人が家裁送致となった。 2004年4月 明治大学水泳部員2名が飲酒後、川崎市内の小田急線線路上に置き石をしているのを警察官に見つかり逮捕された。 2004年12月7日 亜細亜大学野球部員が、JR中央線快速電車車内で20歳の女性を取り囲み集団で強制わいせつをしたとの嫌疑で5人が逮捕された。そのうち、主犯格の部員のみ起訴された。 2004年6月3日 国士舘大学サッカー部レイプ事件。国士舘大学サッカー部で集団淫行事件発生。集団で未成年の少女と淫行をし、児童福祉法違反等で部員15人が逮捕された。 2005年12月 京都大学アメフト部レイプ事件 2006年3月 明治大学運動部の合宿からの騒音により慢性的な睡眠不足になったとして、運動部合宿所近くの住民が明治大学を相手取って873万円の慰謝料を求めた。東京地裁はこのうち、午前3時頃まで行われた宴会の話し声について訴えを認め明治大学に計45万円の慰謝料の支払いを命じた。 2007年2月 日本大学サッカー部やラグビー部員ら61人が、不正に入手した通学定期券で京王線やJR線に常習的に乗車していた。日大側が両社から請求されていた不正乗車による割り増し罰則金642万円を納付した。また、日大は不正に関与した61人全員を学則に基づき処分した。サッカー、ラグビー両部は2006年度中の公式試合出場を辞退した。 2007年7月 明治大学応援団リーダー部いじめ自殺事件。 同部に所属していた3年生の部員が暴力行為などを受けた末自殺した。 2007年10月 同志社大学ラグビー部の2人がわいせつ目的略取容疑で起訴、2名とも執行猶予つき判決が下る。 2007年8月17日 関西学院大学体育会馬術部元監督が教え子に強制わいせつをして逮捕される。懲役2年6ヶ月 執行猶予4年。 2007年12月 関東学院大学ラグビー部の2人が大麻取締法違反で逮捕・起訴される。他に12名の部員が大麻吸引を認めた。その後、対外試合を2008年3月末日まで自粛することを決定した。 2008年7月14日 日本大学スキー部員 強姦致傷事件 同部に所属している18歳の部員が強姦致傷事件を起こす。そのことについて日大スキー部は虚偽報告をしたため、インカレ出場停止となった。 2008年11月 愛知学院大学男子バレーボール部員と元部員の2人が恐喝容疑で逮捕された。2人は日頃から後輩にマッサージなどを強要しており、それを不満に思った新入部員が監督に相談したことに激怒し、「暴力団関係者に知り合いがいる。おれたちもかたぎじゃなくなる。二年で三百万円払え」と恐喝したり、全裸で高速道路を走るよう強要していた。 2008年12月 東洋大学陸上部員の学生が、通学途中の東武東上線車内で、女子高校生に痴漢行為を働いたとして強制わいせつ行為罪で逮捕された。 2009年3月 日本体育大学陸上部の部員が、大麻取締法違反容疑で逮捕され、翌年の箱根駅伝のシード権はく奪、出雲・全日本の各駅伝の推薦取り消しなどの処分を受ける。 2009年6月 近畿大学ボクシング部では強盗容疑により、2人の部員が大阪府警に逮捕される事態となった。この事件を受け同学では、社会的責任を明確にするため、同部を廃部した。しかしその後、同部OB会などからの復活の嘆願の声を受け、3年後の2012年10月27日に復部することになった。総監督として同部OBの赤井英和が就任し、同部の再開と復興が進められることになった。 2009年6月 京都教育大学の体育会系部活動合同コンパにおいて未成年の女子学生に酒を飲ませて準強姦や準わいせつ行為をしたとして6人の学生が逮捕された。後に示談が成立して学生が全員不起訴となった後、同大学長は辞意を表明した。その後、無期停学処分を受けていた4人の男子学生が処分の無効確認を求め訴訟を起こし、2011年7月15日に京都地裁は女子学生は酩酊しておらずに同意していたとする男子学生の訴えを認定して、大学の処分無効及び4人に計40万の慰謝料支払いを命ずる判決を言い渡した。大学側が控訴し、大阪高裁は男子学生らの女性と同意だったとする言い分を認める一方で大学の当初の見解が準強姦の印象を強く与えるとして慰謝料支払い命令を維持した一方で、大学の処分は教育者を目指す生徒として道徳的非難に値する行為であったとして大学の無期停学処分を認める逆転判決を言い渡した。 2009年7月 大阪経済大学ラグビー部員3人が大麻取締法違反の容疑で逮捕される。さらに、同部員2人と同部OBがアダルトビデオに出演していたとして退部処分となる 2009年8月 関西大学野球部員が、特殊詐欺に利用する架空口座を開設しようと別の大学生に依頼するも断られたため、その腹いせに現金を脅し取ろうとしたとして恐喝容疑で逮捕・起訴された。この事件の責任を取る形で、当時の野球部監督や顧問らが辞任した。 2009年9月 日本体育大学レスリング部員が強姦致傷容疑で逮捕される。レスリング部は対外試合を含む活動を無期限禁止とする処分が決定。 2010年 佛教大学の硬式野球部員が後輩に対し金を貸すことを強要したり、当たり屋を計画し後輩に参加するよう要求したりするなどしていたことが発覚し、当該部員は無期停学となり、同部の監督や部長らが引責辞任する事態に発展した。 2010年7月24日 びわこ成蹊スポーツ大学硬式野球部は練習場の清掃作業を実施したが、この清掃作業に、当時の1年生部員37人のうち、22人が参加しなかった。これを、参加した1年生部員の一人が、自らのブログに於いて「清掃をしない奴は辞めてもらいたい」などと批判したところ、同月26日に、不参加だった部員のうち4人(いずれも当時未成年)から集団暴行を受け、顎を骨折するなどの重傷を負い、入院する事態となった。事実関係を把握した大学側は、27日から活動を自粛し、8月2日に所属する京滋大学野球連盟に報告。 2010年3月と9月 関西大学レスリング部の主将及び副将だった部員2名が焼肉店で飲食中に、他の部員に加熱されたトングを押し付けて火傷を負わせるなどの暴力を行っていたことが発覚。さらに、これら2人の加害部員は、同年8月に行われた合宿中に、トランプの掛け金と称して被害部員から金を脅し取ったことや、被害部員の自宅に侵入して物品を盗んだりしていたことも明らかになった。被害部員は大阪府警吹田署に、傷害・恐喝・窃盗容疑での被害届を提出。大学側は2011年4月に加害部員2人を除名処分とした。また、同部は活動自粛となった。大阪府警は、加害部員2人を窃盗容疑で逮捕した。 2011年8月 関西大学ヨット部の3年生の男子部員が兵庫県西宮市内のヨットハーバーで、用具の保管などを巡り後輩の2年生の男子部員を指導していたがトラブルになり、2年生部員のうちの1人の顔を殴り、顔を骨折する重傷を負わせていたことが発覚。責任を取る形で、ヨット部は活動停止となった。 2011年9月 神戸学院大学サッカー部は静岡県御殿場市内で合宿を実施したが、合宿中に、Jリーグ・ヴィッセル神戸から派遣されていた小松晃監督が、酒に酔って、部屋で飲酒していた1・3年生部員に対し、殴る蹴るの暴行を加えていたことが発覚。小松は同年9月30日付で解任された。 2011年9月 九州看護福祉大学女子柔道部の合宿中、飲酒で意識がない部員に暴行を働いた男性コーチが准強姦罪で逮捕され、2014年4月に懲役5年の刑が確定した。 2012年1月 甲南大学ラグビー部の当時の副主将が神戸市内の寺院でお守り販売などのアルバイトをしていた最中に、客から見えない位置で下半身(尻)を露出した上、他の部員が携帯電話で撮影し、副主将自身がTwitterに投稿した。この事件を受け、同部は無期限の活動停止処分となったが、3ヶ後の2012年7月12日に処分が解除された。。 2012年4月6日 明治大学柔道部の20歳の男性部員が東京都港区内の飲食店で店員と口論となり、店員を首を絞めながら投げ倒し、左腕を骨折させる事件があった。 2012年5月7日 小樽商科大学アメリカンフットボール部の学内で開かれていたバーベキューパーティーで飲酒していた部員のうち、男子学生4人と女子学生5人が急性アルコール中毒で救急搬送された。そのうち一学年生の19歳男子学生一人が意識不明の重体となり、後に死亡した。大学側の調査によると、同部では飲酒を勧められても断れない慣習があり、下級生に対する飲酒の強要があったとされている。同部はその後、2012年7月11日をもって廃部となった。 2012年3月 大阪国際大学サッカー部は3月17日から19日にかけて高松市内で合宿を実施していたが、その最中に当時2年生の男子部員3人が、宿泊中の旅館内で、酒に酔った女性に対し乱暴し、香川県警に集団準強姦罪で逮捕されていたことが判明。同大学は、サッカー部を活動停止にしたが、公式戦出場辞退を関西学生サッカー連盟に伝えたのみで、事件そのものについては「部内の不祥事」だとして伝えていなかった。 2012年8月 早稲田大学アメリカンフットボール部の部員約50人が新潟県妙高市のホテルで行われた合宿で、女性用浴場を集団で覗いたり、未成年部員に対し飲酒を強要するなどし、1-3試合の出場停止処分となった。 2012年8月8日 明治大学馬術部において川崎市内の同部厩舎で、4年生の男子部員が1年生の男子部員を殴り、失神させる事件を起こした。被害に遭った1年生部員は、精神的に不安定な状態に陥った。大学側は同部を9月8日から1ヶ月間の公式試合出場停止の処分とした。1年生部員に対しては、2年生の男子部員が十数万円を借りていることも、事件の調査の過程で明らかになった。同部では2010年度にも、上級生が下級生に対し金銭を要求したり暴力行為に出たりする不祥事が相次いで発生している。 2012年12月1日 成蹊大学空手道部において同部OBの77歳の男性が指導のため訪問していたが、その際、部の主将で3年生の22歳の男が、OB男性に対し顔などを数回に亘り回し蹴りするなどし、OB男性は頭蓋内損傷と見られる症状で死亡した。警視庁武蔵野署は同月8日に、主将を傷害致死容疑で逮捕した。この主将はOB男性から、指導の際に平手打ちを受けており、指導方針への不満が動機となったと供述している。 2013年 女子柔道強化選手への暴力問題 2013年5月 東海大学サッカー部において、部員同士の暴力事件があったことが表面化した。同部は当面活動自粛の上、リーグ戦への出場を見合わせた。 2014年3月 駒大野球部の当時3年生部員が2年生部員を蹴り、右手薬指を骨折させた。 2014年7月 関西学院大学柔道部の部員2人が神戸市内のダンスクラブでスリを行うなどしたとして、兵庫県警に窃盗容疑で逮捕された(その後2人が追加で逮捕)。また、このスリ行為に、同大学の数人の学生も関与していた疑いも出ている。 2015年3月初旬 大阪商業大学日本拳法部は大阪府東大阪市内で合宿を行っていたが、同部の主将ら4人の部員が、当時1年生だった部員の一人に対し、酒に酔わせて頭突きを食らわせ負傷させたり、浴槽に顔を沈めたりするなどしたとして、同年5月10日に大阪府警に傷害容疑で逮捕された。 2016年5月 中央大学サッカー部員がスーパー店内で買い物中の女性のバッグを盗んだとして逮捕された。部員はU-18日本代表に選ばれたこともある有望選手であった。また、同人は2019年9月にも、ショッピングセンター内で買い物中の情勢のバッグを盗んで逮捕された。 2016年1月 城西国際大学のサッカー部員が、路上で女子高校生にハサミを突き付けて近くの駐車場に連れていき暴行を働いたとして逮捕された。部員は、犯行理由に部活動で溜まったストレス解消のためと供述した。 2016年3月 法政大学の水泳部員が大麻所持で逮捕される。5月には入手先で水泳仲間の学習院大学水泳部員も逮捕された。 2016年10月 関西学院大学の陸上部員が、同年6月に京都市内の自宅近くのマンションに空き巣に入った容疑で逮捕された。現場に犯人の学生証が落ちていたことから発覚した。 2017年7月 近畿大学ボクシング部の29歳の男性監督が、特定の女子部員に対し、性的行為を求めるなどのセクシャルハラスメント行為をしていたことが明らかとなり、当該の監督は自宅待機を命じられた。 2017年7月 2016年1月に青山学院大学陸上部員が、女性ファンに暴行を働いたとして書類送検されるが不起訴処分となった。部員は箱根駅伝で活躍した有名選手。 2018年5月6日 日本大学と関西学院大学とのアメリカンフットボールの定期戦で、日大の選手の一人が、パスを投げ終え無防備な状態だった関学の選手に対し後方からタックルを加え、負傷交代させた。加害選手に対する日大監督の内田正人らの恫喝が発覚し、問題視されている(詳細は日本大学フェニックス反則タックル問題を参照)。 2019年7月 日本大学のボクシング部員とトランポリン競技部部員が、特殊詐欺の受け子をして逮捕された。 2020年1月 日本大学ラグビー部員が大麻取締法違反で逮捕された。 2020年9月 愛知大学野球部員と無職男の2人が新型コロナウイルス対策持続化給付金をだまし取ったとして逮捕された。2人は、SNSを通じて知り合った知人にも不正受給方法を指南していた。野球部員はプロ野球からも注目されていた有望選手だった。 2020年9月 近畿大学サッカー部で大麻使用が蔓延していることが発覚。5人が逮捕されたが、大阪府警は立件を見送った。 2020年10月17日 東海大学は、硬式野球部の複数の部員が大麻を使用したとして、硬式野球部を無期限の活動停止の処分とした。 2021年1月 慶応大学野球部員が新型コロナウイルス対策持続化給付金をだまし取ったとして逮捕された。部員の祖父は著名なプロ野球選手であった。 2021年5月19日 駒澤大学陸上部部員が、マッチングアプリで知り合った女子高校生に淫行を働いたとして神奈川県青少年保護育成条例違反で逮捕される。部員は箱根駅伝で活躍した有名部員であった。 2021年12月 日本大学陸上部員が特殊詐欺の受け子をしていたとして逮捕された。 2022年1月 日本大学前理事長で、元相撲部監督の田中英壽が所得税法違反で逮捕される。田中英壽は日大の体育会を支配して理事長として君臨していた。
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