告訴とは?

告訴・告発

(告訴 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/04/07 09:30 UTC 版)

告訴告発(こくそ・こくはつ)は、検察官及び司法警察員に対して犯罪事態を申告し、による処罰を求める法律行為である。(マスメディア等では刑事告訴刑事告発ということもある。)


  1. ^ なお公務員にとっては同条2項(刑事訴訟法239条2項)のとおり告発は権利ではなく義務である。
  2. ^ 雑誌等で見られるような「〜〜は〜〜を社会に告発した。」といったようなもの。マスメディアにおいては社会への事態の提示について慣用的に告発という言葉が用いられているが、法的にはこれは告発となるものではない。法令において告発となるものは、刑事訴訟法239条に基づいて行う検察官又は司法警察員への告発のみである。
  3. ^ 口頭又は書面においての告訴・告発では、「厳正なる処罰を求めます。」といった言葉が用いられる事が慣用化している。(なお、告訴・告発が行われる事で、警察での微罪処分や、検察での起訴猶予処分に歯止めがかかるようになるとされている。)
  4. ^ ただし、告訴・告発が「捜査の端緒」であるというのは、捜査機関における内部的な扱いであって、この事が告訴・告発を行う国民・市民に影響を及ぼす事は無い。告訴・告発において国民・市民と捜査機関との関係に影響を及ぼすのは、公法である刑事訴訟法の230条及び239条1項において記されている告訴・告発の権利の存在であり、そこで捜査機関内部における位置づけは関係がない(なお、当然、ここで法律には(国民・市民が)告訴・告発を捜査機関に行う「権利」が記述されており、対する国・地方公共団体側にはその受理義務が存在するのであるから、その様な国民・市民側と捜査機関側との関係(権利義務関係あるいは債権債務関係)の存在を含めて全体を俯瞰して見た場合において告訴・告発を(刑事訴訟法により存在する権利義務関係を捨象して)「捜査の端緒にすぎない」とする様な記述は誤ったものとなる。)。
  5. ^ この指定は、告訴を行おうとする申立人が、検察官に、告訴人指定申立書を提出する事によりなされるのが通常である(この様な申立書は、法務省等による一般的な様式は存在しないが、事件事務規程8条2項にある告訴人指定書に対応する形で、法律職により作成され、実際の場で用いられている。(申立書には、タイトルとしての「告訴人指定申立書」、宛先としての検察官、申立人の氏名住所と被害者との関係、告訴罪名、被疑者氏名、刑事訴訟法234条により犯罪事態の被害者等以外の者として告訴人の指定を受けたい旨、犯罪事態の概要、その他参考事項の記述を書き、また場合により疎明資料を付ける。))。
  6. ^ 刑訴法234条のこの定めのとおり、本来の告訴権者以外は、検察官により交付される告訴人指定書を示して告訴を行う事になるので、告訴を検察官に行うにしても、司法警察員に行うにしても、必ず告訴に前もって検察官へ告訴人指定申立書を提出して告訴人指定書を取得しておく必要がある。
  7. ^ 刑訴法239条2項における表現としては「官吏又は公吏」。ここで官吏は現在の国家公務員を、公吏は現在の地方公務員等を指す。
  8. ^ 事件事務規程は法務省ホームページにおいて掲載がなされている。法務省:事件事務規程
  9. ^ 告訴及び告発の取扱いについて (PDF) (警視庁通達,平成15年4月1日,通達甲(副監.刑.2.資)第15号)によると、告訴等の受理の要件は、「処罰意思」が示され、「犯罪事実」が示され、「告訴権者」である事が示され(告訴の場合のみ)、「公訴の時効期間」について公訴時効が完成していないものであり(ただし国法令上はこの条件は求められない)、「親告罪の告訴期間」について告訴期間内である事(親告罪の告訴の場合のみ)、となる。
  10. ^ 懲戒処分の指針の改正について(通達) (PDF) - 警察庁通達,平成21年3月26日,丙人発第83号
  11. ^ ただし、調査職員から犯則事件の告発を受けたときについては捜査義務が規定されている。(犯罪捜査規範74条)
  12. ^ 国民側が「検察官及び司法警察員には告訴・告発の受理義務があるはずである。」という主張を行うのに対し、地方公共団体又は国側は「告訴・告発による捜査義務は存在しない。」として主張し、同時に告訴・告発受理義務の存在まで暗に否定するという事が多い。(更に、裁判所(地方裁判所・高等裁判所)はこの様な事件について、最高裁判所第三小法廷 平成元年(オ)第825号 平成2年2月20日 判決 棄却 集民159号161頁の様な(告訴による捜査義務及び公訴義務の否定の改めての確認を行う内容の)最高裁判例をもって原告(国民・市民側)敗訴とし、告訴・告発受理義務の否定の判例を作ろうとする。)
  13. ^ これについては、犯罪統計との混同を捜査機関側が故意に行っているものと見られる。(犯罪統計規則、犯罪統計細則による刑法犯認知情報票等の作成は重複を省く事が行えるようになっている。)



告訴

出典:『Wiktionary』 (2011/12/31 07:48 UTC 版)

名詞

(こくそ)

  1. 刑事事件において、犯罪被害者又はそれに準ずる者が、検察官に対して公訴提起する旨要求すること。
    犯罪により害を被つた者は、告訴をすることができる。(刑事訴訟法230条)
  2. 俗用原告として訴訟提起すること。

関連語

翻訳

  • 英語: accusation

動詞

活用

サ行変格活用
告訴-する

翻訳

  • 英語: accuse



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