こく‐そ【告訴】
告訴(こくそ)
告訴・告発
(告訴 から転送)
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告訴・告発(こくそ・こくはつ)は、検察官や司法警察員に対して犯罪を申告し、国による処罰を求める刑事訴訟法上の訴訟行為である[1]。マスメディア等では刑事告訴・刑事告発ということもある。
注釈
- ^ 警察においては犯罪捜査規範63条(2章(捜査の端緒)中に位置なお同条においては同時に警察における告訴・告発の受理義務の記述もなされている)、検察庁においては事件事務規程8条(2編2章2節(捜査の端緒)中に位置)により「捜査の端緒」の一つであることが示されている。
- ^ なお、後述するとおり、捜査の端緒に該当することはあくまで捜査機関内の内部手続の問題であり、告訴・告発の効果として捜査機関に捜査義務が発生するか否かとは無関係である。
- ^ 刑訴法239条2項における表現としては「官吏又は公吏」。ここで官吏は現在の国家公務員を、公吏は現在の地方公務員等を指す。
- ^ 警察においては犯罪捜査規範63条1項の告訴告発受理義務、刑事訴訟法242条の告訴告発の検察官送付義務からの当然の受理義務が存在し、検察においても受理義務があると解されている
- ^ 告訴及び告発の取扱いについて (PDF) (警視庁通達,平成15年4月1日,通達甲(副監.刑.2.資)第15号)によると、告訴等の受理の要件は、「処罰意思」が示され、「犯罪事実」が示され、「告訴権者」であることが示され(告訴の場合のみ)、「公訴の時効期間」について公訴時効が完成していないものであり、「親告罪の告訴期間」について告訴期間内であること(親告罪の告訴の場合のみ)、である。
出典
- ^ 黒澤睦 2012, p. 112
- ^ a b 「<桶川ストーカー事件20年> (中)県警の悪習、浮き彫り」『東京新聞』、2019年10月27日。
- ^ 懲戒処分の指針の改正について(通達) (PDF) - 警察庁通達,平成21年3月26日,丙人発第83号
告訴
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「ルキウス・フリウス・メドゥッリヌス (紀元前474年の執政官)」の記事における「告訴」の解説
スプリウス・カッシウス・ウェケッリヌスが紀元前486年に提案した公有地分配法は10年以上議論されており、公有地の調査分配のための十人委員会を設置することを当時の元老院は決定していたが、この年に至るまで実現しておらず、パトリキとプレブス (平民)の争いの元となっていた。 執政官任期の切れた翌紀元前473年、メドゥッリヌスとウルソは、公有地分配を実現させるための見せしめとして、護民官グナエウス・ゲヌキウスから十人委員会を設置できなかったことを理由として告訴された。しかしながら、裁判の当日、ゲヌキウスの死体が発見され、結果として裁判は実施されなかった。
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告訴
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「キャンディ・キャンディ」の記事における「告訴」の解説
1978年7月7日、東映動画は業者Kを大阪府警に有印私文書偽造、同行使罪、著作権侵害罪で刑事告訴した。大阪府警は告訴を受けて捜査を開始。まず問題になったのは著作権である。大阪府警は文化庁著作権課に問い合わせをした。すると回答は原作漫画の著作権侵害になることは確かだが、二次著作物であるアニメの著作権の侵害にはならないのではないかということだった。そこで大阪府警は原作を出版している講談社に問い合わせた。講談社は東映動画に本作のアニメ制作のために原作使用権および商品化権を一任していることなどを答えた。 また、原作者であるいがらしゆみこと水木杏子は講談社の要請により、業者Kを大阪府警に告訴した。著作権の問題がなくなった大阪府警は大規模な捜査を開始。行方不明だったKの居場所を突き止め、逮捕した。また、偽造製造されたTシャツは237,331枚で、その内、販売されたTシャツは222,347枚に及ぶことが解った。
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告訴
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「キャンディ♡キャンディ」の記事における「告訴」の解説
1978年7月7日、東映動画は業者Kを大阪府警に有印私文書偽造、同行使罪、著作権侵害罪で刑事告訴した。大阪府警は告訴を受けて捜査を開始。まず問題になったのは著作権である。大阪府警は文化庁著作権課に問い合わせをした。すると回答は原作漫画の著作権侵害になることは確かだが、二次著作物であるアニメの著作権の侵害にはならないのではないかということだった。そこで大阪府警は原作を出版している講談社に問い合わせた。講談社は東映動画に本作のアニメ制作のために原作使用権および商品化権を一任していることなどを答えた。 また、原作者であるいがらしゆみこと水木杏子は講談社の要請により、業者Kを大阪府警に告訴した。著作権の問題がなくなった大阪府警は大規模な捜査を開始。行方不明だったKの居場所を突き止め、逮捕した。また、偽造製造されたTシャツは237,331枚で、その内、販売されたTシャツは222,347枚に及ぶことが解った。
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告訴
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「警視庁国際テロ捜査情報流出事件」の記事における「告訴」の解説
被害者の内、日本人も外国人も含む国内に在住するムスリム男性6名が、被疑者を不詳としたまま、地方公務員法の守秘義務違反の容疑で東京地方検察庁に告訴した。プライバシーの侵害のみならず、そもそもが事実誤認や偏見に基づく資料であり、銀行口座が凍結されたりインターネットのプロバイダー契約も解除されたりするなど名誉も侵害されたとし、また、「身内である警視庁の捜査には限界がある」とした。彼らの弁護士らは、岡崎トミ子国家公安委員長に宛て、警視庁が流出を認めて謝罪し、データを削除し、被害者の安全を確保するよう、申し入れた。12月24日に警視庁が内部資料の流出と事実上認め、謝罪した。 東京地検は2013年8月、「誰が流出させたか特定出来ない」として不起訴処分。
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告訴
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釈放された江川は10月16日、横浜検事局に赴いた。江川は特高課長を不法監禁で告訴。また、彼に同行した女性は、娘が受けた拷問の屈辱を晴らすべく、娘の名義で10名余りの警官を人権蹂躙、不法監禁及び傷害で告訴した。その一人の今井千世は拷問によるPTSDを被っていた。 警察側は新聞の取材に対し「事実無根だ」と主張したが、裏では江川らに告訴の取り下げを依頼した。江川がこれを拒否すると、会館を怪しい人物が訪れるようになる。彼らは入れ替わり立ち代わりやって来ては、告訴取り下げを忠告したり、あるいは脅すような口調で迫ったりした。 その頃検事局は、原告の女性の臨床鑑定を行い、他の党員からも状況の聞き取りを行うなど、事実関係の解明を進めた。しかし、11月11日には「近く提出される」とされた鑑定結果が実際に提出されたのはそれから40日後のことであり、しかも公表されることはなかった。またこれと前後して、特高課の取り調べを推進する検事が異動となる人事が行われた。事態は江川らにとって不利な方向に傾き出した。
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告訴
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「アンワル・イブラヒム」の記事における「告訴」の解説
1998年9月29日、法廷に現れたアンワルは、汚職と同性愛の罪に対して、無罪であると主張した。その当時のアンワルの顔には、殴打のあとがくっきりと残っており、この片手を上げて連行される写真は、多くのレフォルマシのポスターに後に使われる象徴となった。 アンワルは、警察の調査に関連する汚職、また、同性愛の疑惑に関して告訴を受けた。アンワルの裁判は、マレーシア司法の権威であるオーガスティン・ポールによって審判された。1999年4月14日、アンワルは、汚職の罪で懲役6年の有罪判決を受ける。また、2000年8月8日には、同性愛の罪で懲役9年が言い渡された。 アンワルの妻であるワン・アジサ夫人は、アンワルの釈放とレフォルマシのキャンペーンの支持者を基盤に国民正義党を組織した。国民正義党は、代替戦線に参加することで、国民戦線政府と対峙することとなる。
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告訴
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「あぁ、哀しきイェーガン」の記事における「告訴」の解説
1997年9月24日、この漫画に対する申し立てが人権および機会均等委員会にもたらされた。原告は、Hannah McGladeを中心としAlbert Corunna、Richard Wilkes、Violet Newman、Mingli Wanjurri、Leisha Eatts、Robert BrophoとKen Colbungが名を連ねた「ヌンガー長老団」という組織だった。彼らはウエスト・オーストラリアン紙と作者のオルストンが1975年人種差別法(en) s18c条に違反していると主張した。 1998年3月4日人権および機会均等委員会は調査の結論を出し、漫画は「芸術的活動」であり、出版は「適切かつ適度に誠実さ」の元で行われたと判断し、s18c条に違反しないとして長老団の訴えを退けた。この判断を不服として、長老団は公聴会の開催を要求した。2001年4月12日に開かれた公聴会で、長老団は漫画が以下の点でs18c条に反していると主張した。 イェーガンの品位を傷つける描写を含んでいる。 ステレオタイプな否定的表現を用いて、アルコールと先住民族を根拠なく結び付けている。 ヌンガー族の宗教思想「Wagyl」を傷つける表現を含んでいる。 死を、アボリジニにとって不快に扱かっている。 家系についての個人的情報が記されている。場合によっては「アボリジニの女性は婚姻相手を選ぶ権利が無かった」と取られかねない。 言外に、混血によるアボリジニ種の減少をほのめかしている。 先住民が受ける政府の補助を、否定的なステレオタイプ表現で誇張している。 しかし機会均等委員会の見解は変わらず、ウエスト・オーストラリアン紙が目指す「公正な報道と、アボリジニ共同体の一体性を助長しこれをサポートするための助言を呈す」ことに根ざした一環だと判断し、s18c条違反は認められないとした(Human Rights and Equal Opportunity Commission, 2001)。これらの情況の中、漫画掲載を決定した編集者のポール・マーレイ(en)の判断は妥当だったと答申した。 Robert Brophoは委員会の答申を司法の判断に委ねたが、2002年12月4日にこれは退けられた。Brophoはさらにオーストラリア連邦裁判所まで上告したが2004年2月6日にまたも棄却され、敗訴したBrophoは裁判費用を負担しなければならなくなった。
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告訴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/16 18:11 UTC 版)
2006年10月13日、ペンシルベニア州ピッツバーグのWTAE-TV Newsが、バンクスが大人のおもちゃ製造業者に対する連邦訴訟を起こし、同社が彼女の性器の型を製作する合意に違反したと主張していると報じた。彼女の告訴によると、Doc Johnson Enterprises社はそれらの複製から未許可の製品を10製品製作したが、合意では同社が製作することになっていたのは2製品だけであるという。バンクスは、損害賠償として75,000ドル以上を求めている。 Doc Johnson Enterprises社の弁護士は、この訴訟は、ニュースで名前を売るための彼女の絶望的な試みであると述べている。また、同報道では彼女を「地元のポルノ・スター」と紹介しており、彼女が現在ペンシルベニア州アレガニー郡のどこかに住んでいることを窺わせる。
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告訴
「告訴」の例文・使い方・用例・文例
- 彼は殺人罪で告訴された
- …で告訴されている
- 我々は損失に対して告訴することにした
- 告訴を取り下げる
- 彼を訴える,告訴する
- その会社を告訴する
- 彼は強盗の疑いで告訴された
- 私たちは9万ドルの損害賠償を求めて会社を告訴中だ
- 弊社は、弊社商品の模造品を販売しているその会社を告訴することに決めました。
- それは虚偽の告訴状だった。
- この会社の広告訴求力はとても高いので見習いたい。
- 告訴は全面的に信認された。
- 私はあなたの会社を告訴する。
- 私たちは告訴しました。
- 彼女は私が彼女の金を盗んだと言って告訴した。
- 彼女は私がかねを盗んだといって告訴した。
- 彼を告訴する理由は何ですか。
- 彼は殺人罪で告訴された。
- 彼は殺人の罪で告訴された。
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